ベランダの排水溝はどう掃除する?汚れ別の対策と注意点を解説!

ライフスタイル
この記事は約6分で読めます。

ベランダの排水溝は雨水や汚れが溜まりやすく、放置しておくと、水はけが悪くなったり不衛生だったりとさまざまな不具合が起きます。

この記事ではベランダの排水溝を掃除しないリスクと具体的な掃除方法を解説していきます。
ベランダは日常生活で使う場面も多いため、清潔に保っておきましょう。排水溝の詰まりなどでお困りの方は早急に対策する必要があります。

スポンサーリンク
任意売却なら「未来改善パートナーズ」

1. ベランダの排水溝は掃除しないとどうなる?

ベランダの排水溝は定期的な掃除が必要ですが、メンテナンスを怠った場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。起こる可能性のあるトラブルを以下で解説していきます。

1-1. サビができる

ベランダの排水溝は雨水が流れ込むため、水分が残っていると、サビの原因になります。排水溝にサビが大量発生してしまうと、雨水を上手く流すことができなくなり、家屋に被害を及ぼす可能性もあります。ベランダの排水溝に水分が残っていないか定期的に確認するようにしましょう。

1-2. カビが発生する

ベランダにある排水溝の掃除を怠っていると、サビだけでなくカビの原因ともなり得ます。カビが大量発生すると、壁材を腐食する可能性もあるため、こまめなお手入れで清潔な状態を維持しましょう。

1-3. 雨漏りの原因になる

大量に雨水が溜まった排水溝は接合部分から水がはみ出してしまうことがあります。はみ出した水は雨漏りとなり、ベランダを水びだしにしたり室内に侵入したりします。

雨漏りは壁の内部など気づかないところで起こっている場合もあり、気づいた頃には被害が拡大しており、高額な修繕費用を支払わなければならない場合も。雨漏りを未然に防ぐためにも排水溝の掃除は定期的に行いましょう。

1-4. 近隣トラブルに繋がる

雨漏りが酷い場合、階下の部屋まで侵入してしまう場合があります。集合住宅にお住まいの方は近隣トラブルにも繋がるため、雨漏り対策は徹底しておくことをおすすめします。

スポンサーリンク

2. ベランダの排水溝はどう掃除する?

ベランダの排水溝はさまざまな汚れが付きます。汚れの種類によって掃除の仕方も変わってくるため、それぞれの対処法を知っておけば掃除もスムーズに行えます。ここでは代表的な5つをご紹介していきます。自宅の排水溝をよく見て、実践してみてください。

2-1. 黒ずみの落とし方

ベランダの排水溝は泥や黒ずみがこびり付いていることが多く、それらを取り除くだけでも水はけの良い状態を保つことができます。黒ずみは重曹とクエン酸を使って落としましょう。

軽く、乾いた泥をホウキで取り除いたら、重曹を溝にふりかけ、そこにクエン酸小さじ1杯と水500mlを足します。汚れが浮き上がってきたら、ブラシで擦りましょう。頑固な汚れはメラミンスポンジを使うのがおすすめです。

2-2. 土ボコリや砂の落とし方

土ボコリや砂もベランダの排水溝に溜まりやすい汚れの種類です。特にベランダで植物を育てている方は注意しましょう。土ボコリや砂は細かく集めるのが困難なため、新聞紙を使うのがおすすめです。新聞紙を水で濡らし細かくちぎったら、排水溝やその付近に散らばします。

新聞紙に土ぼこりや砂が付着するため、ホウキなどで回収すれば綺麗な状態になります。

2-3. 鳥のフンの落とし方

鳩やカラスなど鳥のフンにも注意が必要です。鳥のフンにはさまざまな病原菌が含まれており、放置しておくと再びフンをしにやって来る可能性があります。発見したら早急に対策しましょう。

鳥のフンをそのままにしておくと、家屋を傷つける可能性もあります。鳥のフンを除去する場合は菌を吸い込まないように必ずゴム手袋とマスクをしましょう。取り除いた後はエタノールで消毒することをおすすめします。

2-4. コケの落とし方

ベランダの向きによってはコケが発生してしまう場合もあります。コケは排水溝の詰まりの原因ともなり得るため、早急に取り除きましょう。市販のカビ取り剤や熱湯などを使い、ふやかしてから取ると簡単に除去できます。

2-5. 排気ガスの落とし方

ベランダが道路沿いなど交通量の多い位置に面している場合は排気ガスにも注意が必要です。排気ガスには油が含まれているため、一度付いてしまうと、落とすのが困難です。

排気ガスの汚れを除去するにはアルカリ性の洗剤が良いでしょう。最近では、セスキ炭酸ソーダも注目されていますよ。重曹より落としやすく、清潔なベランダを保てます。

スポンサーリンク

3. ベランダの排水溝を掃除する際の注意点

ベランダは屋外にあるため、室内の排水溝と掃除方法が少し異なります。ベランダの排水溝を掃除する際はどのようなことに気をつけたら良いでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

3-1. 3ヶ月に1回は掃除する

ベランダは室内よりかは掃除頻度が少ないため、つい忘れてしまいがち。ほったらかしにしてしまうと、雨漏りやカビの原因となるため、3ヶ月に1回は掃除をするように心掛けましょう。

季節の変わり目ごとに掃除すると覚えておくと忘れずに済みますよ。忘れてしまいそうな方はカレンダーやスケジュール帳に掃除の予定を書き込んでおくことをおすすめします。

3-2. ベランダに置いている物は撤去する

ベランダに物が置いてあればあるほど、汚れは溜まりやすくなります。掃除の際はベランダに置く物も見直すようにしましょう。ベランダや排水溝を綺麗に保ちたいのであれば、地べたに置くのではなく、棚の上に置くことも検討してみてください。

また、ベランダの排水溝を掃除する際は掃除に必要ない物を一旦室内に撤去することでお手入れもスムーズに行えます。

3-3. 掃除は曇りの日がおすすめ

ベランダの排水溝には土ボコリや砂が溜まっていることが多く、掃除をする際に舞ってしまうこともあります。近隣トラブルを防ぐためにも排水溝の掃除は土ボコリや砂が舞いにくい曇りの日がおすすめです。また、雨の日は洗濯物を屋外で干す家庭も少ないため、小雨程度なら掃除を行なっても良いでしょう。

3-4. 排水パイプは丁寧に扱う

ベランダの排水溝には排水パイプがあります。掃除をする際に排水パイプを雑に扱ってしまうと、破損する恐れがあるため、注意しましょう。

排水パイプは破損してしまうと、雨水をきちんと取り込むことができず、雨漏りを引き起こしてしまう可能性もあります。排水パイプは丁寧に優しく扱うようにしましょう。汚れを落とす際はスポンジなど柔らかい素材を使うことをおすすめします。

3-5. 水の使用制限に注意する

賃貸にお住まいの方は物件によって水の使用制限をしている場合があります。ベランダの排水溝が隣の住宅と一緒だったり防水加工がされていないかったりする場合は水を大量に使用して、排水溝を掃除することはできません。そのような場合は手で汚れを取り除くようにしましょう。

スポンサーリンク

4. まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はベランダの排水溝の掃除方法を解説してきました。ベランダの排水溝は掃除をしていないと、詰まりを起こし、雨漏りの原因となります。

雨漏りが起こると、カビが発生し、家屋を傷つけかねません。修繕費用などが高くなる場合があるため、定期的なお手入れで無駄な手間を省きましょう。