自宅を綺麗にしたいと思ったら、エコプラントの存在が欠かせません。エコプラントとは、NASAが認めたは空気清浄効果の高い50種の植物のことですが、それらを自宅に置くメリットはどこにあるでしょうか。
今回は、エコプラントの効果や初心者でも育てやすいエコプラントの種類・育てる際に確認したいポイントについてご紹介していきます。自宅に植物を飾りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. エコプラントの効果
エコプラントを自宅に置くメリットは、以下の5つがあります。それぞれの特徴を押さえておけば、より快適な環境がつくれるでしょう。引っ越しや模様替えなどの際に、役立ててみてください。
1-1. 室内の空気を浄化する
一般的にエコプラントは室内で酸素を供給し、同時に空気中の有害な物質や揮発性有機化合物を吸収する植物です。これにより、室内の空気の質が改善します。
また、植物は光合成を行うのも特徴です。室内の二酸化炭素を吸収して酸素を放出するため、室内の空気が綺麗になります。
1-2. マイナスイオンを浴びることができる
エコプラントはマイナスイオンを放出します。自宅の中で森林浴ができるため、心も浄化できるでしょう。
リビングや寝室の他、玄関などにもおすすめです。ライフスタイルや生活の仕方を考慮して最適な場所に設置してみましょう。
植物の種類によって育て方が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
1-3. 癒しになる
エコプラントは、多くの人にとって癒しの要素となるのも魅力です。植物から発せられる自然の香りに触れることで、日々の疲れもしっかり取れるでしょう。
また、育てていくうちに愛着も湧くため、育て甲斐があるのも特徴です。趣味を増やしたい方や家にいる時間が多い方はエコプラントを取り入れてみると良いでしょう。
1-4. 細菌を抑制する
エコプラントは、空気中の細菌や微生物を抑制する効果もあります。これは植物の表面に存在する微小な毛や細胞が、細菌を吸着・捕捉するためです。
さらに、植物が成長する際に地中から分泌される有機物や化合物には、抗菌作用があると考えられています。室内の菌を減らせれば、清潔感のある快適な暮らしが営めるでしょう。
1-5. シックハウス症候群を防ぐ
シックハウス症候群を防ぐのもエコプラントの特徴です。シックハウス症候群はカビやダニなどの発生によって引き起こるため、それらの汚染物質を吸収するエコプラントはあらゆる場面で活躍するでしょう。
汚れやすいキッチンや浴室などの水回りに置いておくと、綺麗な空気を循環できます。
2. 育てやすいエコプラントの種類
エコプラントの効果が分かったところで、今度は初心者におすすめの植物をご紹介していきます。種類ごとの性質を理解しておけば、短期間で枯らしてしまうこともないでしょう。
失敗してしまうことがないように、それぞれの育て方を確認しておくことが重要です。
2-1. サンスベリア
長い葉っぱが特徴的なサンスベリアは、害虫に強い特徴があります。虫があまり付かないため、害虫対策に悩まされることもないでしょう。
マイナスイオンの放出量も多いため、室内を綺麗な状態に保ってくれます。育てるのも比較的簡単ですが、水のあげ過ぎには注意が必要です。
2-2. ドラセナ
インテリアの贈り物としておすすめのドラセナは、耐陰性があるのが特徴です。エコプラントとしても優れており、蒸散作用や有害物質の除去能力が期待できます。
さまざまなサイズがありますが、育てるのに自信がない方は小さめのサイズから始めてみると良いでしょう。リビングや玄関に設置するのもおすすめです。
2-3. ポトス
黄色の班が美しいポトスも、お手入れが簡単なことから人気のあるエコプラントです。害虫に強く成長力があるため、挿し木で増やすことも容易にできます。
ただ、日光が不足するとすぐに枯れてしまうため、適度に光合成をさせてあげると良いでしょう。初心者にも扱いやすい植物で、日々の癒しにもなってくれます。
2-4. ベンジャミン
ベンジャミンは空気を綺麗にする植物として代表的な種類の一つです。生育場所の環境に馴染むまで少し時間がかかりますが、その環境に慣れてしまえば育てるのは容易でしょう。
特にホルムアルデヒドの除去効果が高いといわれているため、シックハウス症候群を予防したい方におすすめです。
2-5. ボストンタマシダ
ボストンタマシダは、地球最古の植物といわれているシダ類の一種です。有害物質の除去や蒸散作用も優れており、置くだけで室内が綺麗になります。
高温と乾燥に弱いため、こまめに水やり・霧吹きをしてあげましょう。また、ハンギングや台の上などの高いところに飾ると、より美しい見た目になります。
3. エコプラントを育てる際に確認したいポイント
最後に、エコプラントを育てる際に注意したいポイントをご紹介していきます。植物の種類によって育てやすさが異なるため、事前に特徴を確認しておくことが大切です。
その際に、見るべきポイントは以下の4つです。
3-1. 水やりの頻度はどれくらいか
自宅にエコプラントを飾る際は、まず水やりの頻度がどれくらいか確認しましょう。水やりの頻度は種類の他、成長状態や環境条件によっても異なります。
間違った水やりをしていると、根腐れを起こす可能性もあるため注意が必要です。あらかじめ、水やりの量や回数を把握しておきましょう。
3-2. 日光が必要か
一般的にエコプラントは日光を必要としますが、種類によって日光の要求度や耐光性は異なります。自然の光に当てなければならないケースもあれば、人工的な光でも良いケースがあるため、事前に確認しておきましょう。
人工的な光を植物に当てる場合は、植物用の特殊な照明やフルスペクトルのLED照明を活用することをおすすめします。
3-3. 植え替えを行うか
成長の仕方によっては、植物の植え替えを行う必要があります。そのままにしていると、根がしっかりと育たずに腐ってしまう場合があるため、適切なタイミングで植え替えを行いましょう。
ただ、植え替えは植物にとってストレスとなるため、根や茎を傷めないように慎重に取り扱うことが大切です。
3-4. きちんと育てられるか
特に一人暮らしでエコプラントを自宅に取り入れる際は、最後まで責任を持って育てられるかしっかりと考えましょう。安易な気持ちで植物を購入してしまうと、水やりなど管理が面倒になってしまいます。
植物は生き物であるため、一人でもきちんと育てられるか購入する前に考えてみることが大切です。種類によっては、水やりの頻度が少ないものもあるため、それらを選ぶのも良いでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、エコプラントの効果やおすすめの種類・購入時の確認ポイントをご紹介してきました。エコプラントは空気清浄や細菌抑制・シックハウス症候群の予防などができるため、室内を綺麗に保ちたい方におすすめです。
購入時には、水やりの頻度や日光の必要性・植え替えの有無などをしっかりと確認し、責任を持って育てるようにしましょう。特に初心者は、育てやすい植物を選ぶことが大切です。
すぐに枯らしてしまうことがないように、丁寧に取り扱いましょう。