フローリングのへこみは直せる?自分でできる修繕方法をご紹介!

リノベーション
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フローリングはふとした衝撃でへこんでしまうことがあります。フローリングのへこみ原因は何なのでしょうか。考えられる原因を解説していきます。

また、へこんでしまったフローリングは自分で修繕することが可能です。直し方やへこみを防止する方法もあわせて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

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1. フローリングのへこみ原因

フローリングのへこみ原因は主に以下の3つが考えられます。歩いていて違和感があれば、早急に対策しましょう。

1-1. 接着剤の劣化

フローリングが合板でつくられている場合は部材を貼り合わせるために接着剤が使用されています。この接着剤が経年劣化によって剥がれてきてしまうと、フローリング自体の強度も弱まります。ちょっとした衝撃でもへこんでしまうでしょう。フローリングのへこみが背接着剤によるものなら、フローリングの張り替えや重ね張りを検討してください。

1-2. 大型家具の衝撃

ダイニングテーブルやソファ、収納棚などの大型家具をそのまま床に置いている場合は要注意です。家具の重みが直接フローリングに掛かってしまうため、フローリング材がその重さに耐えられずへこんでしまう場合があります。一度ついた後は元に戻すのが難しいため、特に賃貸にお住まいの方はご注意ください。

1-3. シロアリ被害

フローリングは基礎部分まで木材でできています。そのため、シロアリの被害も耐えません。フローリングがへこんでしまうまでシロアリの被害が進んでいる場合は床以外の部材までシロアリが繁殖している恐れがあります。

フローリングの修理だけではなく、柱や梁などの調査も行っておくと安心です。シロアリは湿気を好むため、調査や修繕が終わったら、湿気対策も行っておきましょう。

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2. フローリングのへこみを直すには?

フローリングのへこみは知識と時間があれば直すことが可能です。ここでその方法をご紹介していきます。フローリングのへこみが気になるという方はぜひ試してみてください。

2-1. 補修材を使う

フローリングのへこみは補修材を使って埋め合わせるのが一般的です。最近では専用のキットも販売されているため、気軽に修繕ができます。

補修材を使用する際はまず、ささくれなどがないように床を滑らかにします。その後、補修材でへこみを埋め、乾燥させてから平に削っていきましょう。補修材の色は埋め込んだ後に塗るものと埋め込む段階で調節できるものがあります。補修材を購入する際は既存のフローリングの色や木目を良く観察し、違和感のないものを選びましょう。

2-2. スチームアイロンを使う

無垢フローリングの場合は補修材を使わずに、アイロンと水分でへこみが直せます。以下の手順を踏みましょう。

まず、へこんでいる部分に画鋲で小さな穴を開けます。その後、スチームアイロンを上から押し当て、水分をフローリングに含ませましょう。

天然の木材は水分を含むと膨張するため、へこんだフローリングも元に戻るはずです。ただ、UV加工やウレタン塗装が施されたフローリングは塗装が剥がれる可能性があるため、おすすめしません。補修材などで修理しましょう。

2-3. 業者を呼ぶ

フローリングのへこみは上記の通り、自分でも直せます。しかし、その仕上がりは保証できません。新品同様に綺麗にすることは難しいため、気になる方は業者に任せた方が良いでしょう。

特に賃貸にお住まいの方はフローリングに傷がついていると退去時に費用を取られる場合もあります。心配な方は管理会社に問い合わせてみましょう。提携している業者が修理を請け負ってくれることがほとんどですよ。

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3. フローリングのへこみを予防する方法

フローリングのへこみを起こさせないためにはどのような工夫ができるでしょうか。ここでおすすめのアイテムを5つご紹介していきます。大きな家具や重たい家電などを置く予定のある方は以下の方法を積極的に取り入れてみましょう。

3-1. ダメージ防止グッズを取り入れる

フェルトやスポンジなどの緩衝材はフローリングに直接傷がつかないように保護してくれます。シールタイプもあるため、簡単に取り入れられるダメージ防止グッズでしょう。クッション性のものであれば、好きな形やサイズにアレンジできます。必要な箇所に合わせて、無駄なく使えます。

3-2. カーペットを敷く

人がよく集まる場所や生活動線にカーペットを敷いておくのもおすすめです。大きなカーペットを敷けば、テーブルや椅子なども一緒にカバーできるため、フローリングをあらゆる衝撃から守れるでしょう。特にタイルカーペットはお手入れもしやすく、汚してもすぐに洗濯できます。防音や滑り止めの効果もあるため、フローリングのへこみ防止に役立つアイテムといえるでしょう。

※ 参考記事: 「タイルカーペットは快適?フローリングに敷く場合の注意点とは?

3-3. 滑り止めシートを活用する

滑り止めは家具やラグ、カーペットなどのズレを防いでくれます。せっかく衝撃に強いカーペットを使用しても、位置がズレてしまっては意味がありません。毎回元に戻す作業も手間が掛かります。そのようなことがないように滑り止めシートでインテリアを固定しましょう。

3-4. 床材をクッションフロアにする

クッションフロアは柔らかい素材で、弾力性に富んでいます。すぐにへこんでしまいますが、軽度な衝撃であれば元に戻りますよ。大きな家具を置く場合はへこみや傷に強い機能性クッションフロアを取り入れてみましょう。機能性クッションフロアであれば、家具を引きずってもへこみにくく、デザイン面でも幅広い選択肢があります。

3-5. 大型家具に脚カバーをつける

大型家具によるフローリングのへこみを予防したい場合は脚カバーを付けることが有効的です。見栄えもスッキリとして、経済的でもありますよ。フェルトは時間が経つと摩り減ってきますが、脚カバーは布製で、汚れたら何度でも洗濯可能です。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はフローリングのへこみ原因とその対策を解説してきました。フローリングは気をつけていても、何かの衝撃や劣化で傷つけてしまいます。軽度なものであれば自分でも修繕が可能ですが、目立つ傷は業者を呼ぶしかありません。工事内容によっては高額な費用を支払わなければならないため、フローリングに傷がつかないように普段からへこみ対策をしておきましょう。

フローリングのへこみ対策はここでご紹介したもの以外にもさまざまなものがあります。自分のスタイルに合わせて取り入れていきましょう。