新築やリフォームをする際、フローリングの色で悩む方も多いはずです。フローリングの色はお部屋の大部分を占めるため、慎重に選ばなくてはなりません。せっかくだからこれまでと違った雰囲気にしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はフローリング色選びの方法や商品を決める際の注意点を解説していきます。新築やリフォームで失敗しないためにもポイントを押さえておきましょう。
1. フローリングの色は3種類
フローリングの色は主に以下の3種類に分けられます。それぞれ選ぶ色によって、空間のイメージも変わるため、よく考えて選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。
1-1. 明るい色
ホワイトやベージュなど明るい色のフローリングは空間を広く見せる効果があります。どんな家具とも相性が良く、コーディネートによってさまざまな雰囲気をつくれるでしょう。特にナチュラルな雰囲気がつくりやすく、植物の相性も良いのが特徴です。
1-2. 中間色
ブラウンなど中間色のフローリングは落ち着いた印象をつくりやすく、大人っぽいインテリアを目指している方におすすめです。ホコリや汚れも目立ちにくいため、清潔感を保てるのも魅力でしょう。
1-3. ダークな色
ダークブラウンやブラックなどダークな色のフローリングは高級感を演出します。空間を引き締めてくれるため、シックなインテリアにおすすめです。ただ、ホコリは目立ちやすいため、こまめなお手入れが必要でしょう。
2. フローリングの色はどう選ぶ？
フローリングの色の種類を知ったところで、実際に商品を選ぶ際は何を基準に決めていけば良いのでしょうか。以下でおすすめの選び方をご紹介します。自身のライフスタイルに合わせて、優先順位を決めておくとスムーズに選べます。
2-1. インテリアスタイルに合わせる
お部屋のリフォームで床を張り替える場合は、既存のインテリアに合わせてフローリングの色を決めていきましょう。テーブルやカーテンの色味と合わせて統一感のある空間をつくってみてください。
2-2. 使い方で決める
フローリングを張り替える場所で考えるのもおすすめの方法です。リビングなら汚れが目立たない色、寝室なら落ち着いた色など空間の用途に合わせてフローリングの色を決めていきましょう。新築やリフォームをする際は実際の生活を思い出して、不便な部分を洗い出してみることをおすすめします。
2-3. 質感で選ぶ
フローリングには無垢フローリングや合板フローリングなどさまざまな種類があります。それぞれ質感も異なるため、触り心地で決めるのもおすすめです。自然な木の温かみを感じたい方は無垢フローリングを取り入れてみましょう。
2-4. 建具の色に合わせる
建具の色でフローリングを決めるのもおすすめです。落ち着いた雰囲気にしたいならダークな建具にダークなフローリングが良いでしょう。ライトな建具とライトなフローリングならナチュラルモダンをつくれます。それぞれつくりたい雰囲気に合わせて、組み合わせを考えてみましょう。
2-5. 機能で選ぶ
フローリングのメンテナンス性から色味を考えるのも効果的です。ホワイトなど明るい色のフローリングはペットを飼っていると、傷や毛が目立ちます。ペットがいる家庭は汚れが目立ちにくいナチュラルブラウンがおすすめです。逆にお手入れの頻度が分かるようにしたい方は敢えて明るい色を導入してみても良いかもしれませんね。子ども部屋やリビングにおすすめです。
2-6. 使用期間で選ぶ
住む期間で色を決めるのも良いでしょう。住む期間が長いなら飽きの来ないデザインを、すぐに住み替える予定があるならインパクトのあるデザインにしてみるのもおすすめです。奇抜なデザインのフローリングは独特な雰囲気をつくれますが、生活する中で飽きてしまう可能性もあります。落ち着いた印象の空間をつくりたい方は自然なブラウンが無難でしょう。
2-7. 間取りで考える
日当たりや方角など間取りでフローリングの色を考えるのもおすすめです。光が直接入ってこないようなお部屋は明るい色のフローリングを取り入れると、空間が明るく見えます。実際の広さより広く感じる場合もあり、開放的な空間をつくりたい方に向いています。
3. フローリングの色を選ぶ際の注意点
フローリングの色を選ぶ際はどのようなことに気を付けたら良いでしょうか。商品をきめる際に注意すべきポイントを解説します。
3-1. 全体像をイメージする
フローリングの色を決める際はお部屋の全体的なイメージを思い浮かべておきましょう。インテリアコーディネートは床の色を一番初めに考えますが、お部屋の全体像があるだけで選びやすくなります。気に入ったインテリアの写真などを集めておくことをおすすめします。
3-2. 目的を明確にする
お部屋の使用用途をはっきりさせることも大切です。寝室なら落ち着いた空間、子ども部屋はポップな空間など見た目のイメージを明確にしましょう。ライフスタイルを思い浮かべることで理想の暮らしも現実になりますよ。
3-3. 色が与える印象を知る
色にはさまざまな印象があります。トーンによっても与えるイメージが異なるため、それぞれの印象を知っておくことも大切です。つくりたい雰囲気に合わせて、色味やトーンを使い分けましょう。お部屋のインテリアコーディネートをする際は色から連想されるイメージを言葉にして、アイテムを選んでいくことをおすすめします。
3-4. 実際に触って判断する
最近ではフローリングをインターネットで注文できます。しかし、インターネット上で見た色味と実際の色味は異なることがほとんどです。商品を選ぶ際は実際に手に取って、質感や触り心地などを確かめてから購入しましょう。カタログだけで判断してしまうと、失敗する可能性が高く、無駄な出費となってしまいます。
3-5. 合わせる家具を把握しておく
テーブルやイス、ソファーなど自宅にある家具を把握しておくこともフローリングの色選びを成功させるコツです。統一感のある空間にしたい場合はフローリングの色を家具と同系色にしてみましょう。家具を引き立てたい場合はフローリングの色を抑えるとまとまります。つくりたい雰囲気によって、選ぶ商品も異なるため、しっかりと計画しましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はフローリングの色選びに関してご紹介しました。フローリングの色には明るい色・中間色・ダークな色の3種類があります。それぞれ特徴があるため、理想のインテリアに合わせて使い分けてみましょう。
商品を選ぶ際は、実際にサンプル触ってみることで購入後に後悔することも少なくなります。フローリングを賢く選び、オリジナルの空間をつくっていきましょう。
