床の間を有効活用する方法!リフォーム費用や注意点も解説!

リノベーション
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床の間は日本の伝統的な様式で、海外からも高く評価されています。

本来、床の間はおもてなしをする場所としてつくられていましたが、近年では他の形にアレンジして利用していることの方が多いのが現状です。和室の床の間はリフォームすることでより快適な空間をつくることができます。

今回は床の間の新しい使い方をご紹介していきます。床の間の使い道に困っていた方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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1. 床の間リフォームとは

最近では、床の間を本来の目的で使用するのではなく、リフォームでアレンジして、別の形として使用する方が増えています。床の間を最大限活用するにはどのようなアイデアがあるのでしょうか。

おすすめの活用方法を5つご紹介します。

1-1. 収納スペースにする

床の間のリフォームで最も人気なのは収納スペースとして活用する方法です。

ロールスクリーンやカーテンなどで目隠しをする簡易的なリフォームから扉や棚を付ける本格的なリフォームまで多種多様にあるため、ライフスタイルに合わせて工事内容を決めていきましょう。

扉を付けずに見せる収納としても活用できますよ。

1-2. 書斎にする

床の間を書斎として活用する方法も人気です。カウンターを設置するだけで簡単に落ち着いた空間をつくることができます。本格的な書斎をつくりたい場合は照明や棚にもこだわりましょう。

耐震強化が必要な場合は追加工事が必要となるため、工期が延びる可能性もあります。

1-3. モダン風にアレンジする

床の間を現代風にアレンジすれば、和モダンな空間をつくることも可能です。クロスを張り替えたり床柱を隠したりすることで和室の古い印象は取り除けます。

インテリアは北欧系のアイテムを導入すると、和モダンな空間がつくりやすいはずです。

※ 和モダンスタイルの詳細については、「和モダンとはどんなインテリア?特徴やコーディネートのポイント」をご覧ください。

1-4. ペットスペースにする

床の間はペット専用のスペースとして使うことも可能です。ペットのハウスやキャットタワーなどを置き、空間を有効活用しましょう。ただ、汚れはつきやすいため、防汚対策をしておく必要があります。

1-5. 空調機器を設置する

床の間の垂れ壁裏はエアコンの設置場所として活用できます。垂れ壁部分を柵状にすることで空気の通り道もできるため、スムーズに換気ができるでしょう。

リフォームの際は床や壁の耐久性がしっかりとしているか確認することを忘れないでくださいね。

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2. 床の間リフォームの費用

床の間のリフォームは目的や工事内容によって異なりますが、主に床板や床框、地板の交換を行います。場合によっては、床の間自体の撤去も必要になるため、それらの相場を解説します。

2-1. 床板の交換費用

まず、床板の交換では既存の床板を剥がして、新しい床板に張り替えます。費用は2万円から4万円が相場です。

2-2. 床框の交換費用

床の間の立ち上がり部分に設ける化粧材のことを床框と言います。床框を交換する際も既存の床框を剥がし、新しい床框に張り替えます。相場は3万円から4万円のところがほとんどです。

2-3. 地板の交換費用

床の間の脇に設けた棚のことを地板と言います。地板を交換するだけなら2万円から5万円が相場です。

収納スペースや書斎として活用する場合は新たに棚を造作しなければならないため、プラスで料金が掛かります。サイズや棚数によっても金額は異なるため、予算と照らし合わせながら検討してみましょう。

2-4. 床の間の撤去費用

床の間の形をなくして新たな空間をつくる場合は床の間の撤去費用が必要です。

床の間を撤去した後に壁や床の補修工事が必要となる場合もあるため、予算は多めに見積もっておきましょう。床の間の撤去費用の相場は6万円から10万円です。広さによっても異なるため、詳しくは見積書を確認してみましょう。

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3. 床の間リフォームをする際の注意点

床の間をリフォームする際は以下のことに注意しましょう。床の間の状態によっては、撤去ができない場合もあるため、リフォームする予定のある方は建物の現状把握をしておくことをおすすめします。

3-1. マンションの場合は管理規約を確認する

マンションにお住まいの方で床の間をリフォームする方は管理規約に違反していないかチェックしましょう。

床の間は専有部分となっていますが、マンションによっては床材の防音レベルが指定されていることもあります。工事後にトラブルに巻き込まれないためにも事前に確認しておきましょう。

3-2. 撤去できない部材がある

耐震目的として組まれている部材は撤去することができません。設計図を確認し、撤去できる部材かどうか判断しましょう。

特にDIYで床の間のリフォームをする方は注意してください。不安な方は専門家に問い合わせたり工事を依頼したりすることをお勧めします。

3-3. 空間的に余裕がなくなる可能性がある

床の間を収納スペースや書斎など他の目的で使用すると、空間のゆとりがなくなってしまう可能性があります。

和室の広さによっては、圧迫感を感じてしまうこともあるでしょう。空間にゆとりを持たせたい方は吊り収納にするなど対策することをおすすめします。

3-4. 依頼時は複数の会社に見積もりを出す

床の間のリフォーム費用を安く抑えたい場合は複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。

1つの会社で判断してしまうと、工事内容に合った費用相場が判断できずに損をしてしまう可能性もあります。気に入った会社を2社から3社ピックアップし、内容を見比べてみましょう。

3-5. DIYは簡単にできる範囲で行う

床の間のリフォームをDIYで行う際はできることとできないことを把握しておきましょう。例えば、床の間の撤去や床の張り替えは住宅の強度に影響を与えるため、プロに依頼することをおすすめします。

棚の設置やクロスの張り替えなど簡単な作業を自分で行うようにしましょう。カーテンを付けるだけでも簡易的な収納スペースができますよ。

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5. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は床の間のリフォームについて詳しく解説してきました。床の間は収納スペースや書斎、ペットスペースなどあらゆる活用ができます。それぞれのライフスタイルに合わせて、生活がより良くなるように改良してみましょう。

リフォームする際は完成イメージを具体的に思い描いてから始めると、失敗も回避できます。