カーテンにはさまざまな種類がありますが、西日が眩しいときや視線を遮りたいときは遮光カーテンがおすすめです。遮光カーテンとは、どのようなカーテンなのでしょうか。
今回は、遮光カーテンの特徴や使用するメリット・デメリットをご紹介していきます。カーテン選びで失敗してしまうと、生活しづらくなってしまう可能性もあるため目的に合わせた商品選びを行い、快適な暮らしを目指していきましょう。
1. 遮光カーテンの特徴とは
遮光カーテンは一般的なカーテンとどのような違いがあるのでしょうか。特徴を知り、商品選びの際に役立ててみてください。
1-1. 外からの光を遮断する
遮光カーテンは名前の通り、光を遮断することに特化したカーテンです。一般的なカーテンでも外からの光は遮断できますが、遮光カーテンはより遮光性能が優れています。
また、室内の光を漏らしにくいため夜間に電気をつけても外に漏れる心配はありません。寝室や日差しが眩しい場所に設置すると良いでしょう。
1-2. 紫外線をカットする
美容の大敵である紫外線をしっかりと遮断できるため、日焼けやシミなども予防できるでしょう。また、日焼けは人間の体だけでなく、窓際に置いた家具にも大敵です。
家具を長持ちさせるためにも、遮光カーテンを設置しておくことをおすすめします。特に西日の強い窓に設置しておくと良いでしょう。
※ 参考記事: 「紫外線は室内にも侵入する?影響やおすすめの対策をご紹介!」
1-3. プライバシーを守る
これらのカーテンは、プライバシー保護にも効果があります。外から室内の様子が見えないため、夜間に電気をつけても人影が見えにくく、気兼ねなく生活できます。
小さなお子さんがいる家庭はレースカーテンに遮光機能を取り入れて、セキュリティ対策をしましょう。その他の機能として遮像カーテンもおすすめです。
1-4. 熱や冷気を通しにくい
生地が分厚い遮光カーテンは熱や冷気を通しにくい特徴もあります。夏は室温の上昇を、冬は室温の低下を防ぐため冷暖房効果も高まります。省エネな生活ができ、節約にも繋がるでしょう。
毎月の光熱費を抑えたいという方は遮光などの機能をカーテンに付けてみるのもおすすめです。
2. 遮光カーテンを設置するメリット
ここからは、遮光カーテンを自宅に取り付けるメリットをご紹介していきます。カーテンを決める際はそれぞれの特徴をしっかりと押さえ、自身の生活に合ったものを選ぶようにしましょう。
2-1. 時間を問わず室内を暗くできる
遮光カーテンのメリットは、やはり昼も夜も室内を暗くできる点です。夜勤の方やお昼寝したい方などとっては、非常に助かる機能でしょう。外の光が入ってこないため、睡眠の質も上がるはずです。
しっかり休みたい方は、1級遮光など性能の高いカーテンを選ぶことをおすすめします。
2-2. 室温を維持できる
遮光カーテンは室温をキープできるのもポイントです。夏の強い日差しからくる暑さや冬の冷気からくる寒さを跳ね除けてくれるため、快適な室内空間が維持できるでしょう。
帰宅してからもすぐに冷暖房が効いてくれるため、不快感をあまり感じなくて済むはずです。
2-3. 遮音効果がある
光を通さないようにつくられた高密度の生地は音に対しても効果があります。防音カーテンよりかは性能が劣ってしまいますが、何も機能がないカーテンよりかは静かな環境が保てるでしょう。
生活音や話し声、ペットの鳴き声などが気になる方は、機能付きカーテンを選ぶことをおすすめします。
2-4. 安眠できる
光をや視線を遮るなど遮光カーテンにはさまざまな効果があります。寝室に設置することで安眠効果も期待できるため、寝つきが悪い方にも良いでしょう。
カーテンを選ぶ際は、窓の向きや間取りなども考慮することを忘れないようにしてください。また、サイズは正確に測るようにしましょう。
2-5. 環境に優しい
さらに、室温をキープしてくれる特徴もあるため、電気代を抑えることができます。電気代の節約は地球エネルギー資源の節約にも繋がるため、地球に優しい行動です。
カーテン一つでエコな暮らしができるため、環境に配慮した暮らしがしたい方はぜひ遮光カーテンを取り入れてみてください。
3. 遮光カーテンの注意点
最後に遮光カーテンのデメリットをご紹介していきます。遮光カーテンには魅力がたくさん詰まっていますが、よく考えて選ばないと使い勝手が悪くなってしまったり室内の雰囲気が壊されたりしてしまうでしょう。
注意点をしっかりと押さえ、ライフスタイルに合ったカーテンを選んでいきましょう。
3-1. 生地がごわつく
まず、これらのカーテンは生地が分厚いため柔らかいヒダをつくることができません。ふんわりとしたイメージにはならないため注意が必要です。
柔らかい雰囲気を出したい場合は色を調節するか、レースカーテンを取り入れてみましょう。レースカーテンは日中でも閉めておくことが多いため、柔らかい印象を出しやすいはずです。
3-2. 重量がある
遮光カーテンは光を遮るために黒糸を使用します。
最近では、発色性の高い糸を使う商品も増えていますが、見た目は暗い雰囲気のものがほとんどです。そのため、全体的に重たい印象になることも覚えておかなければなりません。
カーテンはインテリアの中でも面積が大きいため、お部屋の広さや間取りによっては窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。
3-3. デザインが少ない
遮光カーテンはインテリア性が低いこともデメリットです。シンプルな無地デザインの商品が多いため、カーテンでお部屋の装飾をしたい場合にはタッセルなど他の窓装飾にこだわる必要があります。
機能重視なのかデザイン重視なのか、よく考えてから商品を選ぶようにしましょう。
3-4. 室内が暗い印象になる
室内の光をしっかりと遮る遮光カーテンは、室内が暗くなりがちです。遮光等級によっては、カーテンを開けないと真っ暗という場合もあります。
カーテンを閉めたときにどのぐらいの暗さが必要か、目的を明確にした上で検討するようにしましょう。最近では、完全に光を遮るカーテンも人気です。
3-5. 金額が高い
さまざまな効果がある遮光カーテンは、一般的なカーテンと比べても金額が高めです。機能もデザインも重視する場合は、さらに高額な費用が掛かるため、予算をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
条件を整理、優先順位を決めた上で納得のいく商品を選ぶようにしましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、遮光カーテンの特徴や使用するメリット・デメリットをご紹介しました。遮光カーテンは外からの光を遮ってくれるとともに、室内の光も外に漏れないようにしてくれます。
紫外線カットやプライバシー保護に大きな効果があるため、そのような問題で悩んでいる方はぜひ遮光カーテンを検討してみてください。金額が高かったりデザインの数が少なかったりとデメリットはありますが、よく考えて選べばより充実した暮らしが送れるはずです。
長く使えるカーテンを選ぶためには、使用目的や条件を整理することが大切です。