家事の中でも洗濯物を畳むという行為が苦手な方は多いでしょう。もっと簡単に衣類を収納できたらと考えたことはないでしょうか。そんな方に向けて、今回は畳まない収納をご紹介していきます。畳まない収納を上手に活用すれば、日々の家事でストレスを感じることもありません。
魅力や注意点をしっかりと押さえて、日々の生活で実践してみてください。おすすめの収納アイテムもご紹介していくため、収納場所に困っている方もぜひ参考にしてみましょう。
1. 畳まない収納の良さとは
畳まない収納とは、衣類を畳まずそのままクローゼットに収納する方法です。
やり方はさまざまですが、ハンガーに衣類をかける方法が一般的です。畳まない収納を取り入れるメリットはどこにあるでしょうか。代表的な5つをご紹介していきます。
1-1. 家事の時短になる
洗濯物を畳んでから収納する場合、畳む行為はもちろんのこと、各収納場所にしまう行為もしなければなりません。
洗濯が終了してから収納までに時間がかかってしまうため、お子さんとの時間や趣味にかける時間が減ってしまいます。その点、衣類を畳まずに収納すれば、家事の時間も大幅に減らすことが可能です。
1-2. ストレスから解放される
家事の時間を大幅に削減できれば、日々感じていたストレスからも解放されるでしょう。
畳む予定の洗濯物が溜まっていると、ストレスを感じやすいため、ハンガーにかけるだけで済むのは大きなメリットです。時間を有効活用できるため、空いた時間で自分の好きなことができます。
1-3. 部屋が散らからない
洗濯物を畳む時間が確保できないと、リビングや寝室などに洗濯物が溜まりがちです。畳まない収納は乾燥した洗濯物を収納場所に運ぶだけで完了するため、部屋も散らからずに済みます。
スッキリとした空間を保っていれば、日々の生活も過ごしやすいでしょう。衛生面でも大きなメリットが得られます。
1-4. 衣類にシワがつかない
畳まない収納は衣類にハンガーをかけるだけです。そのため、衣類にシワがつかないのも大きなメリットでしょう。衣類を畳んでしまうと、シワを伸ばすためにアイロンをかけるなど作業の手間も増えます。
服の寿命も延ばせるため、畳まない収納を最大限活用してみましょう。
1-5. コーディネートがしやすい
畳まない収納は、どこに何がしまってあるかすぐに把握しやすいメリットもあります。お出掛け前のコーディネートもしやすいため、おしゃれに気を遣いたい方にもおすすめです。
また、家にある衣類が把握しやすいと、無駄な買い物をしなくて済みます。同じような服が増えてきたら、処分するなど対策してみると良いでしょう。
2. 畳まない収納の注意点
続いて、畳まない収納の注意点をご紹介していきます。メリットばかり見ていると、実際に取り入れたときに不便さを感じてしまう可能性もあるため注意が必要です。効率良く家事を行うためにも、以下のデメリットを把握しておきましょう。
2-1. 収納スペースが増える
全ての衣類をハンガーにかけてしまうため、収納スペースが増えることはデメリットです。畳んで収納するより多くの空間が必要になるため、狭いお部屋の場合は収納スペースが足りないこともあります。
別でスペースを用意するか、畳む収納と併用すると良いでしょう。お部屋の広さを考えながら、採用していくか検討することが大切です。
2-2. 衣類の不具合を見つけにくい
畳む収納は洋服全体を見直す機会が多いため、衣類の不具合をすぐに見つけられます。しかし、全ての衣類をハンガーにかけてしまうと、糸や生地のほつれ・虫の付着などになかなか気付きません。
衣類の傷みに気付いたときには害虫が大量発生している可能性もあるため、定期的に衣類の入れ替えが必要です。
2-3. 服の数だけハンガーが必要
衣類の数だけハンガーが必要なこともデメリットでしょう。収納スペースも多く取らなければならないため、先にハンガーの個数を決めておくことをおすすめします。
ハンガーが足りなくなったら、断捨離するなど衣類の見直しが必要です。衣類があまり増えないような対策を考えていきましょう。
2-4. ハンガーの回収が大変
衣類を外したハンガーは回収しておかないと、次に洗濯する際に足りなくなってしまいます。クローゼットに外れたままのハンガーが散らばっているなど片付けが大変です。
衣類を外したハンガーの回収場所を決めておき、すぐに使えるようにしておくと、家事の負担も軽減されるでしょう。
2-5. 定期的な見直しは必要
畳まない収納は、ライフスタイルの変化やお子さんの成長に合わせて定期的な見直しが必要です。衣類のサイズが大きくなると、床についてしまう可能性もあります。
ハンガーをかける位置や場所は定期的に見直し、使い勝手が良いスペースを検討しましょう。収納方法を分けるのもおすすめです。
※ 参考記事: 「クローゼットリフォームにはどのようなものがある?事例や種類を解説!」
3. 畳まない収納で活用したいアイテム
最後に、畳まない収納で取り入れたいアイテムをご紹介していきます。それぞれの特徴をよく理解し、実生活で役立てていきましょう。
3-1. バルコロール
風船のようなカーブが可愛らしいバルコロールは、畳まない収納にぴったりのアイテムです。
そのままクローゼットや押し入れなどの収納スペースに入れられるため、家事の手間も省けます。シワにならないような靴下やフリースなどを入れておくと、出し入れもしやすいでしょう。
3-2. ワイヤークリップ
帽子を畳まない収納にしたいなら、ワイヤークリップを活用するのがおすすめです。つばがついたキャップは畳んで収納するのが一般的ですが、ワイヤークリップがあればそのまま吊るすだけで収納ができます。
見栄えもおしゃれになるため、見せる収納にも向いているでしょう。持っているものがひと目で分かるため、お買い物の際にも役立ちます。
3-3. メッシュかご
畳まない収納には、メッシュかごもおすすめです。クローゼット内に置いておけば、家事もスムーズに行えます。乾いたものから収納できるため、室内が広く使えるのもメリットです。
収納されているものも瞬時に把握できるため、必要なときに取り出しやすいのも大きな利点でしょう。
3-4. エッグバッグ
玉子の形をしているエッグバッグも畳まない収納で人気のアイテムです。壁にかけておくだけでも室内のインテリア性が上がるため、あらゆる場面で活用できます。
帽子や靴下など小さめの衣類なら収納可能です。色味やデザインにもこだわり、華やかな空間を演出してみてください。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、畳まない収納の魅力や注意点・おすすめの収納アイテムをご紹介してきました。ハンガーにかけるだけの収納は家事の時短になる他、衣類にシワがつかないメリットがあります。
ただ、衣類分のハンガーが必要になるため、本数や収納場所は慎重に選ばなければなりません。衣類の不具合も見つけにくいため、服が傷みやすいのも大きなデメリットでしょう。衣類の種類ごとに収納方法を分けるなど対策しながら家事をしていくことが大切です。
靴下やフリースなど小さなものなら、バスケットやカゴ・バッグなどにも収納できます。収納アイテムを上手に活用して、家事の負担を減らしましょう。