浴室のコーキングはどうやって補修する?流れや注意点を解説!

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浴室のコーキングは劣化すると、あらゆる部分を腐食させます。浴室を綺麗に使うためには定期的な交換が必要です。今回は、浴室コーキングを交換するタイミングやその方法・注意点などを解説していきます。

浴室コーキングの劣化具合によっては、雨漏りの原因ともなるため、早急に対策することが大切です。浴室を長持ちさせるためにも、補修の方法をしっかりと押さえておきましょう。

特にDIY初心者の方は工程をシミュレーションしながら、丁寧に行っていくことが大切です。浴室のコーキング補修についてお困りの方はぜひ最後まで見てみてください。

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1. 浴室のコーキングを補修するタイミング

浴室のコーキング剤は10年前後で寿命が来ます。交換のタイミングはその辺りですが、劣化が進んでいる場合は10年を待たずに交換した方が良いケースもあります。

補修や交換を行うタイミングは以下の通りです。これらの現象を見つけたら、早急に対処することをおすすめします。

1-1. 変色したとき

浴室のコーキングは入浴剤や洗剤などで変色してしまう可能性があります。

変色だけなら、すぐに交換は必要ありませんが、ひび割れや剥がれに繋がる恐れがあるため、定期的にチェックしておきましょう。特にヘアカラー剤はコーキングに付着しやすいため、取り扱いにはご注意ください。

1-2. カビが発生したとき

コーキングにカビが発生している際は、洗剤を使って落としましょう。頑固なカビは除去できないため、コーキング自体を交換する必要があります。

清潔な浴室を保つためには、コーキングにカビが発生していないか、定期的に確認することが大切です。入浴後は泡や汚れが付いていないかよく洗い流すことをおすすめします。

1-3. ひび割れしたとき

ひび割れを発見した際は、できるだけ早くコーキングを補修しましょう。

コーキングのひび割れを放置しておくと、内部に水が侵入して、腐食やカビの原因となります。住宅の劣化にも繋がるため、素早くひび割れを直しましょう。定期的に浴室のコーキングをチェックし、ひび割れしていないか確認することが大切です。

1-4. 剥がれたとき

浴室コーキングの剥がれはひび割れより深刻です。すでに水漏れが起きている可能性もあるため、早急に対策をしなければなりません。剥がれ具合によっては、大掛かりな工事が必要なため膨大な費用が掛かるでしょう。

費用を抑えるためにも、コーキングの剥がれに気づいたらすぐに補修をすることをおすすめします。

1-5. シロアリ被害の危険性があるとき

自宅にシロアリ被害が確認されたら、原因は浴室のコーキングにあるかもしれません。

シロアリは湿度の高い場所に発生しやすく、特に浴室は被害に遭いやすい場所です。住宅全体の耐久性にも影響してくるため、駆除や補修をしっかりと行いましょう。被害を拡大させないためにも、こまめなメンテナンスは必要です。

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2. 浴室コーキングの補修方法

ここからは、浴室コーキングの補修方法をご紹介していきます。浴室のコーキングは、慣れている方ならDIYすることも可能です。工程別のポイントを押さえて、丁寧に作業しましょう。

2-1. 古いシリコンの除去

まずは古いシリコンを取り除いていきましょう。シリコンは接着性が高く、浴槽や人工大理石などによくくっつく性質があります。

カッターなどで除去する際は浴室を傷つけないように丁寧に取り除いていきましょう。カビが残っていると、浴室を腐食しかねないため綺麗に取り除くことが大切です。

2-2. 養生する

続いて、コーキングしていた場所にマスキングテープなどを貼り、コーキング剤が周囲につかないように養生しましょう。そのため、少し広めに貼ることが大切です。マスキングテープの貼り方次第で仕上がりが決まるといっても過言ではありません。

綺麗な浴室を保つためにも、丁寧な養生を心掛けましょう。

2-3. コーキング剤の充填

丁寧に養生したら、コーキング剤を充填していきますが、その際はムラが出ないようにしましょう。

溝の奥までしっかり埋めることが大切です。マスキングテープの上に乗るくらいなら後で簡単に取り除けるため、初めは大胆に付け、その後、細かい部分まで埋めておくと良いでしょう。

2-4. ヘラならし

ムラなくコーキング剤を充填できたら、表面をヘラでならしていきます。道具を使わずに指でも可能ですが、その際はダマにならないようにティッシュやタオルなどで拭き取りながら作業していきましょう。

力強くならしてしまうと、コーキング剤を取り過ぎてしまうため、優しく丁寧にならしていくのがポイントです。

2-5. 養生を剥がす

養生で使用したマスキングテープは、コーキング剤が固まる前に剥がしておきましょう。縦に貼ったマスキングテープは上から、横に貼ったマスキングテープは中心から外側に向かって剥がしていくと綺麗な仕上がりになります。

きちんとコーキング剤が埋まっているか、隙間がないか確認することも大切です。

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3. 浴室のコーキングを補修する際の注意点

最後に、浴室のコーキングを補修する際に知っておきたいポイントをご紹介していきます。特にDIY初心者の方は注意してみていきましょう。

3-1. 下処理を徹底する

コーキングの補修において下処理は重要です。下処理が上手くいっていない場合は仕上がりもイマイチでしょう。

既存のコーキングを丁寧に取り除いたり綺麗にホコリを取り除いてから施工したりと下処理を入念に行うことが大切です。壁材とコーキング材の間に不純物があると、施工不良の原因になります。

3-2. コーキング剤は少し多めが良い

浴室のコーキング剤を充填する際は、少し多めの量を取りましょう。充填量が少ないと、硬化後にスキマが出来てしまい、水が入る恐れがあります。

カビやひび割れの原因となるため、コーキングの充填量には気をつけましょう。コーキングは乾燥すると、若干縮むため、その点も踏まえながら量を調節することが大切です。

3-3. しっかり乾燥させる

コーキングは時間が経つと乾燥しますが、硬化時間は施工から2時間程度です。2時間を待たずに塗料を塗ってしまうと、硬化不良を起こしてしまい、仕上がりが固くなってしまいます。

特に冬場は乾燥が遅くなるため、しっかりと硬化時間を確保するようにしましょう。

3-4. コーキングの種類を間違えない

コーキング剤にはさまざまな種類があります。使用する種類を間違えてしまうと、塗料の上塗りができない場合も。

浴室のコーキングはシリコンコーキングが主流であり、ホームセンターなどで購入可能です。浴室に使用できるか事前に確認してから、施工するようにしましょう。

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4.まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、浴室のコーキング補修についてご紹介しました。浴室コーキングは変色やカビの発生・ひび割れなどが交換時期です。

補修の仕方をよく理解し、丁寧に施工しましょう。コーキングの補修は自分でも行えるため、業者に依頼するより費用を削減できます。初心者の方は特に下処理や充填量に注意して、細かい部分までムラなく施工するようにしましょう。

定期的にコーキングを補修することで、より清潔感のある浴室が保てます。日々の疲れをしっかりと癒すためにも、しっかりチェックしておきましょう。