老後の住まいは持ち家か賃貸か?それぞれのメリットをご紹介!

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老後の住まいとして、持ち家か賃貸か悩む方は多いでしょう。どちらが良いかはそれぞれのライフスタイルによって異なるため、一概にはいえません。

そこで今回は、老後の住まいとして持ち家を選ぶメリットと賃貸物件を選ぶメリットをそれぞれ解説していきます。老後の住まいについて悩んでいる方は、物件選びで注意するポイントもあわせて見ていきましょう。

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1. 老後の住まいに持ち家を選ぶメリット

まず、老後の住まいとして持ち家を選ぶメリットはどこにあるでしょうか。以下では、代表的な5つのメリットをご紹介していきます。

それぞれの特徴をしっかりと押さえておけば、老後の住まい選びで悩む必要もなくなるでしょう。

1-1. 住居費の負担が少ない

老後の住まいに持ち家を選ぶメリットは、住居費の負担が少ないことです。住宅ローンを完済していれば、定期的に発生する費用は固定資産税などの税金だけで済みます。

賃貸物件を借りると毎月家賃を支払わなければならないため、最終的に持ち家より高くなる可能性もあるでしょう。

1-2. 間取りを自由に変更できる

間取りを自由に変更できるのも持ち家のメリットです。リフォームやリノベーションもしやすいため、老後の生活を考慮した間取りや二世帯住宅も検討できます。

バリアフリーに変更したり手すりを設置したりすることで、老後の暮らしもより快適なものになるでしょう。工事内容は予算を考えながら決めていくことが重要です。

1-3. 将来的な資産になる

持ち家を所有しているということは、老後も一定の資産を確保できるということです。相続時に子どもが住むことも可能となっており、活用の幅が広がります。

また、住宅ローンを完済していれば賃貸物件として貸し出すことも可能です。その他、担保物件として新たな融資を受けるなどあらゆる活用ができるでしょう。

1-4. 資金計画が立てやすい

資金計画が立てやすいのも持ち家の大きな利点です。老後にどのような暮らしがしたいか、どのくらい出費があるのか把握できるため、より堅実な老後生活が送れるでしょう。

老後の暮らしに理想がある方や静かに暮らしたい方などは、持ち家を検討してみることをおすすめします。

1-5. 設備の交換が容易

設備交換が賃貸物件より容易にできることも持ち家のメリットです。賃貸物件では管理会社やオーナーに連絡を入れなければなりませんが、持ち家なら自分たちで業者の手配ができます。

業者によって保証内容が異なりますが、定期的に点検も行ってくれるでしょう。

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2. 老後の住まいに賃貸物件を選ぶメリット

続いて、老後の住まいに賃貸物件を選ぶメリットをご紹介していきます。持ち家と比べて、どちらが良いか判断していきましょう。

2-1. セキュリティが高い

まず、賃貸物件は持ち家と比べて、セキュリティが高いメリットがあります。防犯カメラやオートロックが付いたマンションも多く、防犯を意識した暮らしができるでしょう。

中には、管理人が常駐している物件もあるため、より安心して暮らせるはずです。ただ、セキュリティ対策の優れた物件は家賃が高い傾向にあるため、予算と照らし合わせながら物件選びをしていく必要があります。

2-2. 建物のメンテナンスが不要

賃貸物件は建物のメンテナンスを気にしなくて良いこともメリットです。共用部の清掃なども管理会社が行ってくれるため、管理の手間は持ち家より省けるでしょう。

ランニングコストもそこまでかからないため、老後の資金を住宅費用以外に充てることが可能です。

2-3. 便利な立地に引っ越しやすい

賃貸物件は引っ越しが簡単にできるため、老後に備えて便利な立地に住むこともできるでしょう。老後は通院する頻度も増えるため、病院や駅に近い物件がおすすめです。

老後の生活を思い浮かべながら、優先する条件を整理していきましょう。持ち家は一度購入するとなかなか引っ越せないため、交通の便が良くないと移動が大変になります。

2-4. 税金の負担がない

持ち家は固定資産税や都市計画税などの税金が発生しますが、賃貸物件ではその必要がありません。税金は毎月かかってくるものであるため、家計を圧迫する大きな要因になり得ます。

住居費を極限まで下げることで、限られたお金を住宅以外で使うことが可能です。

2-5. 老後の資金を貯めやすい

退職後は収入が少ないため、まとまった資金がないと生活が破綻してしまいます。老後の住まいを検討している方は、資金を貯められるかどうか考慮して住宅を選ぶようにしましょう。

賃貸物件なら、住宅ローンを組む必要もないため、ある程度の資金も貯まりやすいはずです。収支のバランスを見ながらしっかり計画していきましょう。

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3. 老後の住まい選びで考えること

最後に、老後の住まい選びで考えることを4つご紹介していきます。最適な物件に住めるように、それぞれ家族全員で意見を出し合っていくことが重要です。

同居する方と意見が食い違っていると、後でトラブルに発展する可能性もあります。

3-1. 一戸建てかマンションか

持ち家か賃貸物件か決めたら、一戸建てかマンションか選びましょう。持ち家の場合、一戸建ては間取りを自由に決められますが、マンションだと制限がかかる場合があります。

また、マンションだと修繕積立金が発生するケースがほとんどです。何を優先するのか条件を整理した上で、判断するようにしましょう。

3-2. 都心か郊外か

物件選びでは、都心か郊外かも重要な判断ポイントです。都心部だと生活利便性が高いため、老後も安心した暮らしが営めます。

特に高齢者は注意力が衰えるため、車の運転に不安を感じるでしょう。そのようなときに都心部での生活は便利です。

ただ、騒音や人混みが気になる恐れもあります。郊外であればのんびりとした暮らしができますが、その反面、病院や商業施設などは少ないでしょう。

3-3. 新築か中古か

老後の住まい探しでは、新築か中古かも重要です。新築住宅では最新設備が利用できますが、価格は高めに設定されています。

費用を安く抑えたい場合は、中古住宅を探すようにしましょう。また、中古住宅を選んだ場合、状態によってはリフォームや修繕が必要です。

3-4. 一世帯住宅か二世帯住宅

老後の住まい探しでは、一世帯住宅か二世帯住宅かも重要な基準です。一世帯住宅では自由な暮らしができますが、介護が自分たちではできない可能性があります。

二世帯住宅なら子世帯に介護をしてもらうことも可能でしょう。ただ、しっかりと話し合わないと、喧嘩に発展する可能性もあるため注意が必要です。

※ 参考記事: 「二世帯マンションのタイプとは?メリット・デメリットもご紹介!

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、老後の住まいについて持ち家と賃貸物件のメリットをご紹介してきました。持ち家は資産となるため、間取りを自由に変更したり相続後に子どもに住まわせたりできます。

しかし、固定資産税などの税金が発生するため、それらの費用を削減したいなら賃貸物件を選ぶのが良いでしょう。賃貸物件は便利な立地に引っ越しやすいため、快適な老後生活が送れるはずです。

また、老後の住まい選びでは、一戸建てかマンションか・都心か郊外か・新築か中古か・一世帯住宅か二世帯住宅かなどあらゆる視点から最適な物件を選ぶことをおすすめします。