2人暮らしやファミリーにおすすめな2LDKですが、間取りは物件によってそれぞれ異なります。2LDKにはどのような間取りがあるのでしょうか。また、適切な家具配置はあるのでしょうか。
今回は2LDKのお部屋で取り入れたいおすすめのインテリアレイアウトをご紹介します。コーディネートのコツや注意点など参考にしてみてください。
1. 2LDKにはどんな間取りがある?
2LDKにはさまざまな間取りがありますが、ここでは代表的な5つをご紹介します。それぞれの特徴を知り、インテリアをレイアウトする際に役立ててみましょう。
1-1. 縦長リビングタイプ
まず1つ目にご紹介するのは、縦にリビングが配置された間取りです。
風通しが良く、採光面でも優れているため、明るい空間をつくりやすいでしょう。縦長タイプはリビングの横に洋室があることが多く、バルコニーもリビングと洋室の2部屋で繋がっていることがほとんどです。
また、もう一つの洋室は玄関側に配置されることが多く、プライバシーもしっかり確保されます。
1-2. 横長リビングタイプ
2つ目にご紹介するのは、バルコニーに対して横長にリビングが配置されているタイプです。
リビングやダイニングに光が差し込むため、開放的な食卓やくつろぎスペースがつくれます。家族団欒の場が明るくなるため、気持ちの面でも前向きになるはずです。
こちらもリビングの近くに居室が設けられるケースが多く、多目的に活用できます。ただ、生活音が聞こえやすいため、書斎には不向きです。玄関側の居室などとあわせて使いましょう。
※ 参考記事: 「横長リビングとはどんな間取り?メリットやデメリットをご紹介!」
1-3. 横並びタイプ
こちらはリビング・ダイニング・居室がバルコニーに対して、横並びになっている間取りです。
全てのお部屋に窓が設置されるため、通気性の良い間取りとも言えるでしょう。その分、奥行きがないため、家具配置には注意が必要です。
希少価値も高く、賃貸などではあまり見かけません。家賃などは相場より高く設定されていることがほとんどです。
1-4. 寝室タイプ
バルコニー側に寝室を配置した間取りが寝室タイプです。
寝室の快適性を高めることができるため、質の良い睡眠を取りたい方に向いています。寝室タイプの多くは玄関入ってすぐがリビングになっており、家族のコミュニケーションも促進してくれるでしょう。
ただ、寝室タイプはリビングに窓がない場合もあり、採光面でデメリットになる部分もあります。
1-5. メゾネットタイプ
室内に階段を設け、1階と2階で分かれている間取りがメゾネットタイプです。
生活動線が確保しやすく、利便性の高い間取りだと言えます。マンションなどでは上階に住んでいる住人の生活音が気になる場合もありますが、メゾネットタイプなら上階の足音なども気にならないでしょう。
リビングや水回りがどこにあるかで生活動線は変わってくるため、物件に合わせて家具の配置も決めていくことをおすすめします。
※ メゾネットタイプマンションの詳細については、「メゾネットタイプのマンションって?物件の特徴やメリット・デメリット」をご覧ください。
2. 2LDKでおすすめの家具配置
ここからは2LDKで取り入れたいおすすめの家具配置をご紹介します。どれも簡単に取り入れられるものです。
それぞれのライフスタイルに合わせて、導入していきましょう。
2-1. リビングは大きなソファで区切る
リビングとダイニングの境界には大きめのソファを置いて、空間を区切ってみましょう。ソファは本棚より圧迫感を抑えることができるため、空間を広く保つことが可能です。
お好きなスタイルに合わせて、ソファの色も検討してみましょう。ソファの色味はテーブルやカーテンなどと同じアソートカラーに分類されるため、ある程度統一すると、おしゃれにまとまります。
2-2. テーブルとキッチンカウンターは一緒
LDK空間が狭い場合は、食卓で使うテーブルとキッチンカウンターを合わせてみても良いでしょう。テーブルを置くスペースが省けるため、他の家具を置いたり余白として床を見せたりできます。
全体のバランスを考えながら、家具の個数や大きさを検討してみましょう。
2-3. 寝室と書斎を兼ねる
寝室は落ち着いた空間であることが多いため、書斎と合わせてコーディネートするのもおすすめです。寝室にはベッド以外にデスクや本棚を置いてみましょう。
照明にもこだわると、よりリラックスできる空間がつくれます。その空間でどんなことをしたいのか普段の生活から考えてみましょう。
2-4. アートや植物でメリハリをつける
2LDKのお部屋は何も考えず、インテリアをコーディネートしてしまうと、まとまりが感じられない空間になりがちです。メリハリのある住宅にするためにも、アクセントとなるアイテムを取り入れましょう。
おすすめはアートや植物を飾ることです。規則性を持って、お部屋全体をコーディネートしていけば、全体的なまとまりも感じられるでしょう。
リビングや寝室などの大きな空間はもちろん、水回りなど細かい部分にも配慮していくのがおしゃれなインテリアをつくるコツです。
2-5. 狭い空間は背の低い家具でまとめる
開放感のある空間を演出したいときは背の低い家具でまとまることをおすすめします。
物が多くて収納できるスペースがない場合は、収納付きの家具を取り入れるなど工夫してコーディネートしてみましょう。柔らかい色で統一すると、全体の雰囲気も明るくなり、開放的な空間を楽しめます。
※ 狭い部屋におすすめのインテリアについては、「狭い部屋のインテリアはどうする?コーディネートのコツをご紹介!」で詳しく解説しています。
3. 2LDKでスムーズに家具配置したいなら!
最後に、2LDKのお部屋で家具を配置する際に知っておきたい注意点をご紹介します。以下の事を押さえていけば、家具を配置した後に失敗したと後悔することも少なくなります。
おしゃれなインテリアをつくるためにも、頭に入れておきましょう。
3-1. ライフスタイルに合った家具を選ぶ
購入時は良いと思っても、自宅で見るとイメージと違ったという失敗はよくあります。また、使うと思って購入した家具も使い勝手が悪く、結局使わなかったという失敗も。
家具を購入する際はライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。デザインや色味はもちろん、使用感もしっかりと確かめることをおすすめします。
3-2. 生活動線を考えたレイアウトをする
家具配置を検討する際は生活動線を考慮することを忘れないでください。お部屋の広さだけで家具を決めないようにしましょう。
特にリビングからキッチン、洗面所などはよく人が通るため、動線をしっかりと確保しなければなりません。スムーズな動線が保てるように適度に余白をつくりましょう。
3-3. 家具のまとまりを意識する
テーブルや棚、ソファ、ベッドなどはお部屋の中でも存在感のある家具です。それらのデザインや色味、素材などはある程度統一しておかないと、まとまりのない空間になってしまいます。
家具配置を検討する前に、まずはお部屋全体の雰囲気を決めるようにしましょう。
3-4. デッドスペースを活用する
2LDKのお部屋はデッドスペースが多くなりがちです。デッドスペースを上手に活用するのも、おしゃれなインテリアをつくる秘訣です。
リビングのコーナーに畳スペースやワークスペースを設けるなど工夫して空間を使いましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は2LDKの家具配置についてご紹介しました。2LDKにはさまざまな間取りの形がありますが、それぞれの特徴をよく理解し、ライススタイルに合わせて取り入れる家具を決めていくことをおすすめします。
家具をレイアウトする際は動線を考慮し、色や素材などデザインに統一性を持たせるとまとまりのある空間がつくれます。ぜひ無駄なく、おしゃれに家具をコーディネートしてみてください。
※ 二人暮らしにおすすめの家具配置については、「2LDKで二人暮らしするなら!おすすめの家具レイアウトとは?」で詳しく解説しています。