琉球畳のデメリットとは?解消方法やおすすめの配色をご紹介!

インテリア
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和室には畳を敷くのが一般的ですが、近年では琉球畳も人気を集めています。自宅に琉球畳を敷きたいけれど、どのような特徴があるのか、デメリットはどこか具体的に知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、琉球畳の特徴やおすすめのデザインをご紹介していきます。琉球畳を上手に取り入れれば、おしゃれな空間も演出できるため、ぜひ参考にしてみてください。

自宅に和室をつくりたい方やアクセントを付けたいという方におすすめです。

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1. 琉球畳のデメリット

まず、琉球畳とは七島い(しちとうい)を原料としてつくられた畳のことです。七島いが沖縄でよく栽培されていた名残からこの名称がつきました。

近年では、七島いだけでなく化学繊維や和紙などからもつくられており、さまざまな雰囲気を感じられるのが特徴です。しかし、琉球畳には以下のようなデメリットもあります。

事前に把握しておかないと、失敗してしまうため注意しましょう。

1-1. 価格が高い

琉球畳は一般的な畳と比べると、価格が高いのが特徴です。6畳分の価格は15万円~20万円と、一般的な畳の2倍ほどあります。

この理由は、農家の高齢化で生産者の数と生産量が減ったためです。七島いの田植えと刈り取りは手作業で行われるため、手間や時間がかかります。

希少価値の高い畳であるため、価格は上昇していくことでしょう。

1-2. 耐久性が低い

琉球畳のデメリットは耐久性が低いところにもあります。通常の畳とは異なり、縁がないため、痛みやすいのが特徴です。

畳の上を歩くだけでも角がすり減ってしまうため、寿命は一般的な畳より短いでしょう。特に重たい家具を琉球畳の上に置く際は、防振マットや座卓敷などで保護することが大切です。

1-3. お手入れが大変

メンテナンスに手間がかかるのも琉球畳のデメリットでしょう。湿気対策を入念に行なっていないと、カビやダニが発生してしまうため、健康に被害を及ぼす可能性もあります。

また、水拭きができないことも注意点です。畳をお手入れする際は、乾いた雑巾を使用しましょう。

1-4. 裏返しできない

琉球畳は素材が固いため、張り替えようとすると割れる可能性があります。そのため、裏返しができません。

縁がないことも裏返しができない理由の一つで、大きさが変化した畳は綺麗に張り直すことが困難です。汚れや傷が気になったら新調しなければならないため、定期的に交換費用がかかってくるでしょう。

1-5. ゴミやホコリが詰まりやすい

ゴミやホコリが詰まりやすいのも琉球畳の特徴です。溝の奥深くに入り込んだ汚れは掃除機で取り除くのが困難なため、ほうきやつまようじなどを活用する他ありません。

お手入れにかける手間や時間を省きたい方は、琉球畳より一般的な畳の方が向いているでしょう。

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2. 琉球畳のデメリットを解消する方法

琉球畳のデメリットが分かったところで、今後はそれらのデメリットを解消する方法をご紹介していきます。デメリットは工夫次第で改善されるため、より快適な空間を目指せるでしょう。

琉球畳でおしゃれな空間をつくりたい方は、ぜひ試してみてください。

2-1. カビ対策をしっかり行う

琉球畳を取り入れる際は、カビ対策をしっかりと行いましょう。定期的に換気をし、新鮮な空気が室内に循環されるよう工夫することが大切です。

和室に琉球畳を敷く際は、サーキュレーターや扇風機などを置いておくと良いでしょう。また、こまめな掃除もカビ対策として有効です。

2-2. お手入れ方法を把握しておく

畳はお手入れの仕方を間違えてしまうと、すぐに傷んでしまいます。そのため、事前にメンテナンス方法を把握しておくことが重要です。

日頃のお手入れは拭き掃除を心掛け、何かをこぼしてしまったときは付着したものに合わせて対処を変えましょう。液体は乾いた布で拭き取り、粉末なら掃除機をかけた後に固く絞った雑巾で拭き取るのがおすすめです。

2-3. 部屋の一部分だけに敷く

お手入れが大変な場合は、部屋全体に敷くのではなく空間の一部だけに留めておきましょう。リビングの一角に畳コーナーを設けるのもおすすめのアイデアです。

面積が少なければメンテナンスの手間も省けるため、ランニングコストを削減できます。コーディネートの際は、全体のバランスを考慮することも重要です。

2-4. ダニが発生しない工夫をする

琉球畳を敷く際は、カビの他にダニ対策もしっかりと行なっておきましょう。特に小さなお子さんや肌が弱い方は防ダニ機能を取り入れておかないと、健康被害に繋がります。

快適な空間を保てるように、定期的なお手入れが必要です。畳がある空間は風通しを良くし、空気を入れ替えておきましょう。

2-5. 定期的に交換する

琉球畳は一般的な畳と比べると、寿命が短い傾向にあります。劣化した畳は見た目が悪くなるだけでなく、住宅の状態にも影響を及ぼすため、定期的な交換するのが良いでしょう。

琉球畳は裏返しができないため、3年〜5年ほどで交換する必要があります。高級品なら10年ほど持つものもあるため、予算と照らし合わせながら検討していきましょう。

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3. 琉球畳のデザイン

最後に、琉球畳のデザインを4つご紹介していきます。それぞれ印象が異なるため、お部屋の雰囲気と合わせてコーディネートしていきましょう。

3-1. 一般的な畳色

よく選ばれるのは、一般的な畳色のものです。落ち着いた色でまとまっているため、和の雰囲気も思う存分に感じられるでしょう。

一般的な畳とは異なり、モダンな印象になっているのも特徴です。北欧家具を合わせるなど和モダンな雰囲気がつくれるのも魅力の一つでしょう。

3-2. 黒とグレー

シックな印象をつくりたいのであれば、黒とグレーの琉球畳がおすすめです。他の住宅とはひと味違う空間を演出できるため、お部屋に個性を出したい方に向いています。

寝室や趣味の部屋などに取り入れて、お気に入りの空間を演出してみましょう。木製家具とも相性が良いため、温かみのある空間がつくれます。

3-3. 深みのある渋色

一般的な畳より色の濃い琉球畳も人気です。アンティークな雰囲気が漂うため、小物や照明にもこだわれます。

アジアンテイストにも馴染むため、異国情緒溢れる空間を演出できるでしょう。リビングの一角や寝室などに取り入れてみると、落ち着く空間がつくれるはずです。

3-4. カラフル配色

琉球畳には「赤と黒」や「青とベージュ」などカラフルな配色のものもあります。個性的な空間を演出できるため、お部屋のアクセントとして取り入れてみるのも良いでしょう。

ただ、あまりにも色が多いと、ごちゃついた印象を与えてしまうため、色味はある程度厳選しておくことをおすすめします。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、琉球畳のデメリットとその解消方法・おすすめの配色をご紹介してきました。琉球畳は個性的な空間をつくるのに最適なアイテムです。

オリジナルの空間をつくりたい方は、ぜひ琉球畳を取り入れてみましょう。ただ、デメリットを押さえておかないと設置後に後悔してしまうため、お手入れやカビ・ダニ対策などをしっかりと行うことが重要です。

また、裏返しができないため、定期的に交換の必要性があるのも琉球畳の特徴として押さえておきましょう。