借金がある方は住宅ローンの審査に落ちるかもしれないと考えておられませんか?
実は借金を抱えていても住宅ローンの審査に通った方はたくさんおられます。
ただし、借金がある方でも絶対に住宅ローンの審査に通るとは限りません。
借金の状況によっては、審査で落とされてしまうケースも当然あります。
そこで、借金がある方が住宅ローンの審査に通るためのポイントを紹介しましょう。
宅ローンの審査が不安という方はぜひ参考にしてください。
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1. 借金ありでも住宅ローンの審査に通るのか?
そもそも借金のある方でも住宅ローンの審査に本当に通るのか気になりますよね。
実は住宅ローンの審査は借金の有無ではなく中身をより注目します。
1-1. 借金ありでも住宅ローンを借りられるケースはある
実際に「借金あり」という条件で住宅ローンの審査に通り融資を受けられた方はいらっしゃいます。住宅ローンは借金がある方からの申込みも受けつけているからです。そのため、借金がある方でも住宅ローンを諦める必要はありません。
1-2. 借金の詳しい状況をチェックされる
住宅ローンの審査では借金の詳しい状況について調べます。単純に借金の有無をチェックするのではありません。借金の額や種類などを詳しく調べて、問題なく返済ができると判断されれば審査に通ります。それぞれの金融機関が審査基準を設けていて、借金についても基準に基づいて厳密にチェックしているのです。
2. 住宅ローン審査では返済比率が重視される
住宅ローンの審査では返済比率が重視されます。返済比率については、あまり馴染みがない方が多いでしょう。ここでは、返済比率について詳しく説明します。
2-1. 年収に占める年間返済額の割合
返済比率とは返済負担率とも呼ばれていて、年収に占める年間返済額の割合のことです。年間返済額には、住宅ローン以外の借金の返済も含みます。たとえば、年収400万円で返済比率30%以下が条件にされていると、年間120万円までの融資を受けられるのです。
たとえば、フラット35には下記のような返済比率の基準があります。
年収400万円未満 | 返済比率30%以下 |
年収400万円以上 | 返済比率35%以下 |
実際の返済比率の基準は、それぞれの商品ごとに異なります。年収の段階ごとに異なる返済比率が設定されていることが多いです。
すでに借金がある場合は、その分だけ返済比率が上がります。これが借金を抱える方が審査で不利になる理由です。したがって、借金の額が少なかったり、年収が高かったりする場合には、借金がある方でも住宅ローンの審査に通るケースが増えます。
2-2. 返済比率は20~25%に抑えるべき
住宅ローンは返済比率が20~25%程度が理想とされています。もちろん、その住宅ローンで定められている基準を下回っているならば、返済比率が25%以上の条件でも審査に通ることは可能です。しかし、返済比率が大きくなりすぎると月々の借金返済の負担が増します。住宅ローンは30年以上の長期にわたって返済するものですから生活に無理を生じない範囲で利用することが大切です。
たとえば、年収400万円で返済比率35%だと140万円のお金を借りられます。これは単純計算すると毎月約11.7万円の返済額となるのです。年収400万円の方が毎月約33.3万円の収入を稼ぎ、約11.7万円がローン返済に充てられると考えられます。これでは生活が苦しくなると予想できるでしょう。
返済比率20~25%であれば、家計に負担を与えない範囲で借金返済できます。ただし、年収が高い場合には、返済比率が30%を超えても負担が大きいと感じないケースもあるでしょう。どのくらいの返済比率が最適なのか一概に決めることはできません。
2-3. 返済比率の条件を満たすために一括返済するのはありか?
住宅ローンの返済比率の条件を満たすために、申し込みする前に借金を一括返済するケースがあります。確かに一括返済すれば、住宅ローンの審査では有利です。返済比率の条件を満たせる可能性は高まります。ただし、必ずしも一括返済が賢い選択とは限りません。
たとえば、一括返済に充てる費用を住宅ローンの頭金にできます。頭金があれば、その分だけ借入額を減らせるのです。頭金が増えれば、住宅ローンの金利や返済期間が変わり、審査で有利になるケースがあります。
一括返済するか、頭金に充てるかどちらの方がお得なのかはケースバイケースです。事前によく計算をしてシミュレーションしてみることをおすすめします。
3. 住宅ローンの審査で借金はバレるの?
そもそも住宅ローンの審査で自分の借金が本当にバレてしまうのか疑問の思う方がいらっしゃるかもしれません。
実際のところ審査で借金はどのように確認されるのか説明します。
3-1. 信用情報機関に借金情報を照会される
金融機関は住宅ローンの審査の際に申込者の情報を信用情報機関に照会するため、借金の詳しい状況を把握できます。金融機関が加盟している指定信用情報機関は個人の借入情報を保管しているからです。金融機関は加盟している指定情報機関に対して情報の照会を求められます。そのため、住宅ローンの審査に申込みをすると、必ず個人の借金の状況はバレてしまうのです。
3-2. 過去に借金を滞納した方は注意するべき
信用情報機関には過去に借金を滞納した情報も記録されているため注意しましょう。借金の延滞・滞納といった過去があると住宅ローンの審査で不利になります。たとえ、滞納した金額が少額だったとしても、審査ではかなり不利になるでしょう。
ちなみに借金だけではなく税金の滞納についても審査で判明します。審査を受ける際に提出する住民税決定通知書や課税証明書をチェックすれば、納税の滞納を確認できるからです。
4. FLIE(フリエ)なら幅広い条件で審査可能な住宅ローンを利用できる
FLIE(フリエ)では、銀行でのローン審査に苦戦した方、ローン審査の条件面に不安を持たれている方などへ対し、幅広い条件で審査が可能な新しい住宅ローン「フリエ提携ローン」をご紹介しております。
以下のようなケースで住宅ローンの審査が通らないという方は、是非お気軽にお問い合わせください。
- 年収が低く断られた
- 欲しい物件が、築年数が古く断られた
- 耐震診断の結果など、物件の事で断られた
- 自己資金がなく諸費用まで借りられなかった
- 独身が理由で断られた
- 希望した融資額が承認されず、悩んでいる
- 勤務先の内容で断られた(規模、従業員数、給与支払方法など)
- 「総合的な判断」という理由で断られた
5. まとめ
住宅ローンの審査は借金ありの条件でも通るケースはあります。
住宅ローンでは特に返済比率が重視されるからです。
そのため、基本的には住宅ローンの申し込み前に借金を減らしておくことをおすすめします。
借金ありでは返済で苦労する可能性が高いため、無理なく返済できる範囲で住宅ローンを利用することを意識しましょう。