浴室のリフォームを検討する際、浴槽や壁面はどのような色にするか悩まれる方も多いはずです。
色にはそれぞれイメージがあるため、雰囲気に合っていないものを選んでしまうと居心地が悪くなってしまいます。特に浴室はリラックスする場所であるため、色選びは慎重に行いたいものです。
そこで今回は、浴室のカラーコーディネートに関して色決めの方法やポイントをご紹介していきます。浴室のリフォームで失敗しないためにも、注意点をしっかり押さえておきましょう。
1. 浴室のカラーコーディネート方法
浴室はカラーバリエーションが豊富なためお好きな雰囲気をつくれますが、その分、迷ってしまいます。何を基準に色選びをしていけば良いのでしょうか。
以下では、浴室のカラーコーディネートで参考にしたい基準を4つご紹介していきます。ライフスタイルや条件に合わせて選んでいきましょう。
1-1. 掃除のしやすさから選ぶ
浴室は汚れやすい場所です。そのため、汚れが目立ちにくい色を選ぶのも良いでしょう。汚れが目立ちにくい色にはグレーやブラウンがあります。
ただ、汚れを放置してしまうと劣化が進んでしまう可能性があるため、掃除がしやすい色を選ぶのもおすすめです。よく掃除した方が良い場所にはホワイトやブラックを使用するなど使い分けるのも良いでしょう。
1-2. 配色バランスから選ぶ
浴室のカラーコーディネートをする際は、天井や床・壁・浴槽などの色味も考慮する必要があります。
浴室全体のバランスを考慮せずに配色してしまうと、チグハグな印象になってしまうでしょう。落ち着かない空間となってしまうため、浴室本来の目的を果たせません。
ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの配分を意識してコーディネートしてみましょう。
1-3. つくりたい雰囲気で選ぶ
「ナチュラルな浴室にしたい」や「大人っぽい雰囲気にしたい」など完成イメージがある場合は、それらの特徴を把握してコーディネートしてみましょう。
事前に参考にしたい浴室の画像を何枚か集めておくと、どんな配色なのかが分かります。何色が多いのかなど分析してみることが大切です。
1-4. 風水で選ぶ
風水には方角ごとにおすすめの色が決められているため、それらを参考にするのも良いでしょう。
特に東側にある浴室は健康運に良いとされているため、心身をリラックスさせてくれるグリーンやホワイトを取り入れることをおすすめします。また、西側にある浴室は金運に良いとされているため、イエローを取り入れると良いでしょう。
2. 浴室のカラーコーディネートを決める際のポイント
ここからは、浴室のカラーコーディネートで押さえておきたいポイントについて解説していきます。浴室の色選びで失敗しないためにも、商品を購入する前に把握しておきましょう。
2-1. 周辺環境も考慮する
浴室は全体を考慮してコーディネートすることが大切ですが、意外と見落としがちなのが脱衣所や洗面所とのバランスです。浴室との連続性を重視するのなら、同系色のコーディネートが良いでしょう。
敢えて違う色を取り入れ、アクセントとして演出することも可能ですが、その場合は調和を大切にすることがポイントです。浴室だけ浮いて見えるということがないようにしっかり計画しましょう。
2-2. 照明によって印象が異なる
同じ色の浴室でも照明の種類が違えば、それぞれ見え方も異なります。ショールームで見たときと家で見たときとでは印象が異なる場合もあるため、それらを踏まえて商品を選ぶようにしましょう。
温かみのある雰囲気をつくりたいなら電球色、落ち着いた明るい雰囲気をつくりたいなら温白色など照明の色にもこだわることが重要です。
※ 参考記事: 「インテリアは照明と家具にこだわりを。在宅勤務を快適にするためのヒント」
2-3. アクセントパネルは慎重に選ぶ
浴室のカラーコーディネートでよくある失敗として、アクセントパネルの色選びが挙げられます。アクセントパネルは浴室の壁に使う化粧板のことで、上手に選べばおしゃれな雰囲気を演出できるアイテムです。
デザインだけで選んでしまうと、メンテナンスがしにくい場合もあるため、アクセントパネルの色を選ぶ際はあらゆる条件を考慮して慎重に選ぶことをおすすめします。
2-4. 派手な柄は控える
浴室は日々の疲れを癒す場所です。そのため、デザインはシンプルに派手な柄は控えることをおすすめします。
どうしても派手な柄を使用したい場合は、淡い色にするなど調節しましょう。ビビットな色は目を疲れさせてしまうため、あまりおすすめしません。
浴室をどんな場所にしたいかしっかり考えた上で商品を選びましょう。
2-5. カラーシミュレーションを利用する
浴室の色選びに迷ったら、各メーカーが出しているカラーシミュレーションを利用するのもおすすめです。インターネット上で見るのと実際とでは印象にズレがありますが、大まかなイメージはできるでしょう。
また、カラーシミュレーションを使用する際は色の面積効果に注意することも大切です。色は面積が大きくなるほど明るい色はより明るく、面積が小さくなるほど暗い色はより暗く見えます。
3. 浴室におすすめのカラーコーディネート
最後に、浴室に人気な色をご紹介していきます。色別の特徴を理解し、リフォーム時に役立ててみてください。
3-1. ホワイト
清潔なイメージがあるホワイトは浴室のカラーコーディネートによく使用されます。
シンプルで圧迫感がないのもメリットで、開放感のある浴室がつくれるでしょう。水垢や湯垢などは目立ちにくく、綺麗な印象を保てるのも特徴です。ただ、髪の毛やカビなどは目立つためこまめなお手入れが必要でしょう。
3-2. ブラック
高級感を演出したい方はブラックの浴室もおすすめです。照明などにこだわれば、より品のある空間が演出できるでしょう。落ち着いた色になるため、浴室内でしっかりリラックスもできます。
ただ、水垢はハッキリと見えるため掃除は毎日行った方が良いでしょう。また、お風呂が狭いと窮屈さを感じてしまうかもしれません。
3-3. パステル
パステルカラーの浴室は柔らかく明るい印象を与えます。ブルーなど寒色は冷たい印象を与えてしまう場合もありますが、パステルカラーにすると爽やかな印象をつくれるでしょう。個性的な浴室をつくりたい方は、ぜひパステルカラーの壁を取り入れてみてください。
しかし、薄いパステルカラーの場合はゴミが目立ちやすいため、条件に合わせた商品を選ぶことが大切です。
3-4. ブラウン
浴室の壁に人気な色としてブラウンも挙げられます。ナチュラルな空間をつくれるため、リラックス効果も高められるでしょう。デザインも工夫し、木目調など雰囲気のあるものを選んでみてください。
ブラウンは暗い色にし過ぎると重たい印象になってしまう可能性があるため、配色バランスを考慮して開放的な浴室を目指しましょう。
3-5. グリーン
浴室に癒しがほしい方はグリーンの壁を取り入れるのもおすすめです。爽やかな印象となるため、落ち着いて入浴できるでしょう。
浴室全体を同系色にすると落ち着かない印象になってしまうため、アクセントパネルとして取り入れてみてください。その際は、掃除のしやすさも考慮することがポイントです。
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5. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、浴室のカラーコーディネートについてご紹介しました。浴室の色が違うだけで、入浴時の気分も変わります。よりリラックスできる空間をつくるためにもポイントを押さえてしっかり計画しましょう。全体像をイメージすることが成功の秘訣です。