レンガ調のタイルは、外壁だけでなく内装にも活用されています。レトロな雰囲気やインダストリアルな雰囲気を演出したいときにも重宝するでしょう。
しかし、よく考えて取り入れないと、チグハグな雰囲気になってしまうなど失敗する可能性もあります。内装でレンガ調タイルを使用する際にはどのような点に気を付けたら良いでしょうか。
レンガ調タイルの魅力や内装リフォームのポイント・注意点をご紹介していきます。内装リフォームを検討している方やレンガ調の空間に憧れている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. レンガ調タイルの魅力
レンガ調タイルを使用した内装リフォームのポイントを紹介していく前に、まずはレンガ調タイルの魅力をお伝えしていきます。レンガ調タイルにはさまざまな魅力があるため、事前に特徴を知っておくと商品選びで役に立つでしょう。
1-1. インダストリアルな雰囲気が味わえる
レンガ調のタイルがある空間は、インダストリアルな雰囲気が楽しめます。無骨で工業的なインダストリアルは、生活感を感じさせないシンプルなインテリアです。
レンガ調のタイルがあればそれらの雰囲気が簡単につくれるため、初心者にも向いています。おしゃれなインテリアを気軽につくりたい方は、レンガ調タイルを室内に取り入れてみましょう。
1-2. コストが抑えられる
レンガ調タイルは、本物のレンガを使用するよりもコストが抑えられます。見た目や質感はレンガですが、もともとはタイルです。
本物のレンガよりも厚みがなく、扱いやすいのも特徴でしょう。トータルコストを安くしたい方は、本物のレンガではなくレンガ調タイルを使って内装リフォームすることをおすすめします。
1-3. さまざまな活用ができる
レンガ調タイルは空間の雰囲気をつくる他、目隠しにも活用可能です。物足りない空間にアクセントとして使うこともできるため、あらゆる場面で役立つでしょう。
レンガ調タイルを取り入れる際は、空間のイメージを具体的に思い描いておくと、バランスの良いおしゃれな空間がつくれます。
2. レンガ調タイルを使った内装リフォームのポイント
続いて、レンガ調タイルを使った内装リフォームのポイントをご紹介していきます。それぞれの空間でポイントを押さえておかないと、余計な費用がかかってしまうため注意が必要です。
内装リフォームを成功させるためにも、リビング・キッチン・寝室・玄関・サニタリールームの特徴を押さえておきましょう。
2-1. リビング
リビングは家族が集まる場所であるため、明るい空間づくりが大切です。レンガ調タイルを使って、壁面やアクセントウォールをつくるのも良いでしょう。
壁の一部に使用することで、空間をしっかり引き締めてくれます。適度に間接照明を設置すると、幻想的な雰囲気も楽しめるでしょう。
2-2. キッチン
キッチンは、調理が楽しめる空間づくりが大切です。レンガ調タイルで壁にアクセントを付けたり、レンガ調タイルを使ったオープンシェルフを造ったりとさまざまな使い方ができます。
ただ、キッチンでは水をよく使用するため、耐水性を強めることが重要です。撥水加工を施すなど対策しましょう。
2-3. 寝室
寝室にレンガ調タイルを採用するなら、温かみのある空間を演出する必要があります。レンガ調タイルを設置する場所を限定し、空間のフォーカルポイントをつくりましょう。
間接照明や小物にもこだわり、落ち着き感のある空間をつくることが大切です。また、寝具やクッションはレンガ調タイルに合わせて選ぶことをおすすめします。
柔らかな質感の寝具は、空間に温かみと心地の良さをもたらしてくれるでしょう。
2-4. 玄関
玄関は「住宅の顔」とも呼ばれる場所です。コーディネートの際は、開放感を意識する必要があります。
温かみのある暖色系の照明を設置すると、統一感のあるおしゃれな玄関に仕上がるでしょう。住宅全体のテーマを決めておくと、インテリアのコーディネートもスムーズにできるはずです。
2-5. サニタリールーム
洗面所や脱衣所・トイレ・浴室などのサニタリールームは、湿気やカビ対策を入念に行なっておく必要があります。レンガ調タイルを導入する際は、カビや結露が発生しない環境を整えましょう。
壁の素材にこだわり、防カビ性能や防水性などを高めることが重要です。
3. レンガ調タイルを使った内装リフォームの注意点
最後に、レンガ調タイルを使用した内装リフォームの注意点を4つご紹介していきます。内装リフォームでレンガ調タイルを導入する際は、費用やメンテナンス・作業工程についてしっかりと考えておくことがポイントです。
3-1. 初期費用が高い
レンガ調タイルはケースによって、初期費用が高くなる可能性があります。タイルは壁紙より材料費が高く、施工手順も複雑です。
壁紙を採用するよりも初期費用が高くなる恐れがあるため、条件に優先順位を付けておきましょう。タイルには耐久性があるため、長い目で見ればリーズナブルです。
3-2. 冷たい印象が出やすい
コーディネート次第では、冷たい印象が出やすいことも注意点です。温かみのある空間をつくるには、タイルをどの程度採用するのか・どこに設置するのかが重要になってきます。
テーブルや収納棚など大きめの家具をナチュラルテイストにすると、冷たい印象も軽減できるでしょう。
3-3. 拭き掃除がしにくい
レンガ調タイルは表面がデコボコしているため、拭き掃除がしにくい特徴があります。設置場所や使い方によっては、汚れが溜まりやすくなるでしょう。
内装リフォームをする際は、メンテナンスがしやすいかどうかも検討しながら最適な壁材を選ぶことが大切です。
3-4. DIYは正しいプロセスで行う
レンガ調タイルの施工はDIYも可能です。業者に依頼せず自分で張る場合には、正しいプロセスを知っておきましょう。
間違った工程で作業してしまうと、タイルが剥がれてしまいます。タイルのDIYは接着剤が乾く時間を除くと1日〜2日で完了するため、気軽に挑戦できるでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、レンガ調タイルの魅力や内装リフォームポイント・注意点をご紹介してきました。レンガ調タイルはインダストリアルな雰囲気がつくれる他、本物のレンガよりコストが削減できます。
しかし、冷たい印象が出やすいことや拭き掃除がしにくいことはデメリットです。設置場所を工夫し、おしゃれな空間を演出してみましょう。
特に水回りに取り入れる際は、耐水性を高める必要があります。