ペニンシュラキッチンの魅力とは?注意点や選び方を解説!

リノベーション
この記事は約6分で読めます。

キッチンにはさまざまな種類がありますが、近年ではペニンシュラキッチンの人気が高まっています。ペニンシュラキッチンは対面キッチンの一種で、使い勝手が良いのが特徴です。

しかし、メリットばかりではなくデメリットもあるため、取り入れる前にしっかり確認しておく必要があります。ペニンシュラキッチンを自宅に設置する際は、どのような部分に注意したら良いでしょうか。

今回は、ペニンシュラキッチンのメリットとデメリット・おすすめの選び方をご紹介していきます。

スポンサーリンク
任意売却なら「未来改善パートナーズ」

1. ペニンシュラキッチンのメリットとは

「ペニンシュラ」は英語で「半島」を意味します。つまり、ペニンシュラキッチンは半島のように片側だけ壁に付いているキッチンのことです。

このようなキッチンには、以下のようなメリットがあります。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

1-1. 開放感がある

まず、ペニンシュラキッチンは開放感があるのが特徴です。キッチンの前に壁がないため、リビングやダイニングとの繋がりも感じられます。

スッキリとした見た目のLDKをつくりたい場合は、ペニンシュラキッチンを検討してみると良いでしょう。開放的な空間の中で料理ができるため、気持ちも高まります。

1-2. コミュニケーションが取りやすい

開放感のあるペニンシュラキッチンは、コミュニケーションが取りやすいことも魅力の一つです。料理中に家族との会話もできるため、お子さんを見守りながら調理ができます。

テレビをキッチンから見える位置に設置すれば、テレビ鑑賞をしながら調理も可能です。より快適なキッチン空間が仕上がるでしょう。

1-3. 配膳や片付けがスムーズ

腰壁やカウンターを設置すれば、配膳や片付けもスムーズにできます。お子さんも手伝えるため、家族で家事を分担することも可能です。
※ 参考記事: 「キッチンに腰壁をつくるメリットは?注意点もご紹介!

家事を少しでも楽にしたい方は、ペニンシュラキッチンに変更してみるのも良いでしょう。その際は、間取りや予算とのバランスも考慮しながら検討していくことが重要です。

1-4. どんな間取りでも設置しやすい

ペニンシュラキッチンは比較的どんな間取りでも対応できるため、施工しやすい特徴があります。対面キッチンとして人気のあるアイランドキッチンは広いスペースが必要になりますが、ペニンシュラキッチンはLDKの幅が狭い住宅でも気軽に取り入れることが可能です。

また、ペニンシュラキッチンはレンジフードを壁側に設置できるため、選べるレンジフードの種類が多くなるでしょう。

1-5. 費用が安い

ペニンシュラキッチンは対面キッチンの中でも費用が安いのが特徴です。アイランドキッチンと比べても、5万円〜15万円ほど安くなるため、費用を抑えたい方に向いています。

少ない予算でキッチンをリフォームしたい方は、ぜひペニンシュラキッチンの設置を検討してみてください。

スポンサーリンク

2. ペニンシュラキッチンのデメリットとは

続いて、ペニンシュラキッチンのデメリットをご紹介していきます。メリットばかり見てしまうと、購入後に失敗したと後悔しかねないため、注意点もしっかりと確認しておきましょう。

2-1. 油や水ハネが気になる

ペニンシュラキッチンは前方が開放された造りになっているため、油や水ハネが気になります。きちんと対策しておかないと、キッチンが汚れて見えてしまい、印象が悪くなってしまうでしょう。

掃除をこまめに行ったりパネルを設置したりして対処することをおすすめします。キッチンを清潔に保てるよう、工夫して使いましょう。

2-2. 手元がリビングから見える

キッチンの手元がリビングから見えるのもペニンシュラキッチンのデメリットです。片付けを徹底していないと、生活感が丸見えになってしまう可能性もあります。

予算に余裕がある方は、立ち上がりやパーテーションなどの目隠しを設置すると良いでしょう。また、インテリアなどにこだわるとおしゃれなキッチンに仕上がります。

2-3. 収納が減る場合がある

ペニンシュラキッチンは上部の吊戸棚を設置しないレイアウトがほとんどです。そのため、収納スペースが減る傾向にあります。

キッチンに置く調理器具や食器を厳選すれば問題ありませんが、できない場合は別で収納を設置しましょう。壁面収納などを活用すれば、スペースを取らずに収納が確保できます。

2-4. ニオイが室内に残る

開放的な造りのペニンシュラキッチンは、室内にニオイが残りやすいのもデメリットです。特にキッチンに付いている換気扇が弱い場合は室内に悪臭が漂いやすいため、窓を開けるなど対策しましょう。

換気扇を替える場合は、吸い込みの強いものを選ぶことをおすすめします。

2-5. 追加工事の可能性もある

壁付けキッチンをペニンシュラキッチンなどの対面キッチンにリフォームする場合、シンク・ガスコンロ・換気扇などの位置を移動させなければなりません。場合によっては、追加工事が必要になる可能性もあるため、予算は余裕のある額を設定しておきましょう。

ここまで使えるという上限を決めておくと、失敗することも少なくなるはずです。

スポンサーリンク

3. ペニンシュラキッチンの選び方

最後に、ペニンシュラキッチンの選び方をご紹介していきます。施工後に後悔することがないように、以下の点に注意して設計しましょう。

3-1. 設置スペースを確認する

キッチンをリフォームする際は、天板のサイズだけでなく動線スペースも計測しておくことをおすすめします。特に使用頻度が高い冷蔵庫や食器棚への動線が長すぎると、使いにくいキッチンになってしまうため注意が必要です。

それぞれ2歩~3歩程度で行ける距離、120cm以上の距離を確保しなければなりません。

3-2. 予算を考慮する

キッチンはグレードやオプションによって、大きく金額が異なります。何も考えずに理想だけを追い求めてしまうと、高額な費用を支払わなければならないため、購入前にしっかりと使える予算を考えておきましょう。

予算を決める際は、目標金額と上限金額の2種類を決めておくと安心です。

3-3. コンセントの数を把握する

ペニンシュラキッチンを設置する際は、コンセントの数を把握しておきましょう。使用する家電の量によって必要なコンセントの数は変わってくるため、事前に必要な個数を確認しておくことが大切です。

また、数とあわせてコンセントの位置もチェックする必要があります。施工後に使いにくいと後悔しないためにも、入念な計画が必要です。

3-4. 手元隠しの必要性を考える

ペニンシュラキッチンは手元隠しが可能ですが、取り入れる前にそれらの必要性を考えましょう。手元隠しのメリット・デメリットを考慮して取り入れないと、設置後に失敗します。

設備の特徴をしっかりと理解し、後悔のないキッチン選びをしていきましょう。そのためにも、条件に優先順位を付けることが重要です。

スポンサーリンク

4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、ペニンシュラキッチンのメリットやデメリット・商品選びのポイントをご紹介してきました。ペニンシュラキッチンは開放感のあるキッチンで、比較的どんな間取りでも設置可能です。

しかし、油や水ハネなどが気になる場合もあるため、対策する必要があるでしょう。目隠しやパーテーションなどを活用し、快適なキッチンにしていくことをおすすめします。