リビングに畳があるとどんなメリットがある?注意点も解説!

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最近はフローリングの需要が高まっており、和室がない住宅も多く見受けられます。しかし、畳にしか出せない雰囲気や魅力があるため、少しのスペースでも和を感じたいと思っている方も多いでしょう。

そんな方におすすめしたいのがリビング畳です。畳スペースをリビングに設けることでさまざまなメリットが得られます。

今回は、そんな畳リビングの特徴や設置する際の注意点などをご紹介していきます。より快適な空間がつくれるようにポイントを押さえて、実際のコーディネートに役立ててみてください。

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1. リビング畳のメリット

まず、リビング畳には以下のようなメリットがあります。畳の魅力を最大限活かせるように、それぞれの特徴をしっかりと理解しておきましょう。

1-1. 防音性が高い

畳には音を吸収してくれる効果があります。足音なども響きにくいため、小さなお子さんやペットがいる家庭には重宝するでしょう。フローリングよりも生活音が気になりにくいため、より快適な暮らしが送れるはずです。

リビング全てを畳にすると、テーブルやソファなどの家具が置きにくいため、一部にするなど状況に合わせてサイズを検討しましょう。

1-2. 柔らかい素材

畳はフローリングより柔らかい素材であるため足腰にも優しく、転倒したときの衝撃も和らげてくれます。小さなお子さんが走り回って転んでしまったり高齢者がつまずいてしまったりした際も怪我をしにくくなるでしょう。

安全性を重視するなら、リビングに畳を設置することを検討してみても良いかもしれません。

1-3. 調湿効果がある

調湿効果や保温効果があるのも畳のメリットです。湿気の多い時期には吸湿し、乾燥している時期には放湿できるため、快適な湿度を保てるでしょう。

夏は涼しく、冬は暖かい環境をつくれるのは大きな利点です。特に冬場は底冷えしやすくなりますが、畳を設置することで、暖かさが持続します。

1-4. 多目的に使える

リビング畳は、くつろぐスペースとして活用するだけでなく収納や簡易ベッドとしても活用可能です。使い方の幅が広いこともメリットで、ライフスタイルに合わせて自由に使えます。

引き出しやカウンターなど必要に応じて設備を導入することで、より使い勝手の良い畳コーナーに仕上がります。リビングに畳を設置する際は、使用目的を考えて設計しましょう。

1-5. リビングで寝転べる

フローリングの場合はリビングで寝転ぶことはできませんが、畳ならリビングで寝転べます。

子どもと一緒にお昼寝をすることも可能なため、家族でのんびりくつろげる空間になることでしょう。家族との時間を大切にしたい方は、ぜひリビングに畳を設置してみてください。

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2. リビング畳のデメリット

多くのメリットがあるリビング畳ですが、実はデメリットも多いのです。ここでは、代表的な5つのデメリットをご紹介していきます。工夫次第では、気にならなくなるためその方法も知っておきましょう。

2-1. 傷が付きやすい

ペットを飼っている場合は、引っ掻かれてしまったり臭いがつきやすかったりするため畳の設置を控えた方が良いでしょう。

それでも、畳のある空間がほしいなら、メンテナンス方法や設置方法に気を付けて利用することをおすすめします。小上がりタイプの畳にすれば、リビングから高さが取れるため、ペットに悪戯をされて畳が傷付く心配もありません。

2-2. イニシャルコストが掛かる

リビングに畳コーナーを設置すると、まとまった費用が必要なのもデメリットです。

無垢材のフローリングを使用するときと比べて2倍弱程度の費用が発生するため、予算と照らし合わせて検討する必要があります。設置してからもメンテナンス費用が掛かるため、ある程度の資金は残しておかなければなりません。

2-3. 定期的なメンテナンスが必要

畳はヘリのあるものは3〜4年で裏返し、5~6年で表替え、10年を目安に畳替えをします。それぞれのタイミングで業者を呼ぶ必要が出てくるため、その都度まとまった資金を用意しなければなりません。

また、ダニやカビの発生を防ぐために毎日のお手入れも必要です。掃除機を掛けるなど手間が掛かりますが、お手入れをした分、長持ちするでしょう。

2-4. シミになりやすい

畳は吸水性が高い素材であるため、液体をこぼしたときにシミが残りやすくなります。そのまま放置しておくと、カビやダニの原因となるため、こまめなお手入れが必要です。

また、日差しの強い場所に畳があると紫外線の影響でシミが発生する場合もあります。畳を設置する際は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

2-5. リビングが窮屈になる

畳の設置場所によっては、リビングが窮屈になってしまう可能性もあります。

特に狭いリビングは圧迫感を感じやすいため、畳のサイズには注意しましょう。LDK全体のバランスを考慮しながら、目的に合った設計をすることをおすすめします。そのためにも、優先順位は明確にしておきましょう。

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3. リビングに畳を設置する際の注意点

最後にリビングに畳を設置する際に、押さえておきたい注意点をご紹介します。より快適な空間をつくるためにも、しっかりと頭に入れておきましょう。

3-1. 床との相性をチェックする

畳を設置する前にまずは既存の床と相性が良いかを確認しましょう。複合フローリングやデコボコしている床は相性が悪いため、設置を控えることをおすすめします。

また、無垢フローリングに置き畳を設置してしまうと角が擦れやすいため、傷が付く可能性があります。購入前に自宅の床材を調べ、畳との相性を把握することが大切です。

3-2. お手入れ方法を確認する

リビングに畳を設置する際は、掃除しやすいかも重要なポイントです。畳は掃除を怠っていると、ホコリが溜まり変色する可能性もあります。

こまめにお手入れするのが大切ですが、畳をフローリングの上に敷いている場合は段差に気を付けなければなりません。お掃除ロボットなどを導入している場合は細かい部分まで掃除できない可能性があります。

※ 参考記事: 「ロボット掃除機は段差で止まる?解消方法や商品の選び方を解説!

3-3. 定期的に換気を行う

畳を長持ちさせるには、定期的な換気が必要です。特にマンションは気密性が高いため、湿気が篭りやすくなり畳をすぐに傷めてしまいます。窓を閉め切ったままにしているとカビが繁殖してしまうため、天気の悪い日などは除湿器やエアコンの除湿機能を使っても良いでしょう。

3-4. 適切なサイズを設置する

畳の大きさによってリビングの印象は大きく変わります。どのような雰囲気にしたいか、畳を購入する前にイメージしておきましょう。リビングいっぱいに畳を敷く場合は、畳がはみ出ないように1辺だけでなく複数箇所で採寸しておくことをおすすめします。

その際に、長さが異なった場合は最も短い辺に合わせて購入しましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、リビングに畳を敷くメリットについてご紹介しました。畳はフローリングより柔らかい素材であるため、怪我をするリスクが軽減できます。また、調湿効果も期待できますが、吸水性があるためシミができやすいのがデメリットです。

畳の特徴をよく理解し、状況に合わせて設置を検討しましょう。畳を配置する際は床との相性やお手入れ方法を入念にチェックしておくことが大切です。

FLIE magazine 編集部

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