インテリアにはたくさんの種類がありますが、和風インテリアも人気のスタイルです。落ち着いた雰囲気を作りたい方は、ぜひ自宅に和風インテリアを取り入れてみると良いでしょう。
しかし、和風インテリアといっても、どのようなコーディネートをしたら良いのか分からない方も多いはずです。そこで今回は、和風インテリアの魅力やコーディネートの方法・合わせたいスタイルの種類をご紹介していきます。
和風インテリアに興味がある方はもちろん、自宅のインテリアで悩んでいる方もぜひ参考にしてみてください。
1. 和風インテリアの魅力
和風インテリアとは、日本の伝統的な文化や美学を取り入れたインテリアを指します。日本に古くから伝わる家具や装飾・色彩などの要素を組み合わせて、特有の雰囲気や趣を作り出すデザインの手法です。
そんな和風インテリアには、どのような魅力があるでしょうか。代表的な魅力を5つご紹介していきます。
1-1. シンプルなデザイン
和風インテリアは、シンプルなデザインが特徴です。和風を代表するものには「和室」がありますが、それらの空間を構成する建具は直線的なデザインが多く取り入れられています。
無駄を削ぎ落としたシンプルな空間が楽しめるため、ミニマムな暮らしをしたい方にピッタリです。
1-2. 開放感を感じられる
開放感を感じられるのも、和風インテリアのポイントです。畳がある和室では、座布団を敷いて座ったり寝転んだりと自由なスタイルでくつろげます。
和モダンな空間であっても、ローソファやローチェアを用いるため、広さを感じながら生活ができるでしょう。低座は自然と視線の位置が下がるため、一般的な椅子に座るよりも開放感を感じられるはずです。
1-3. 天然素材がふんだんに使用されている
和風インテリアでは、木や竹・珪藻土などの天然素材をふんだんに使用します。そのため、自然な雰囲気が楽しめるだけでなく、落ち着いた印象を作ることも可能です。
天然素材特有の温かみも感じられるため、自然の良さを存分に感じたい方は和風インテリアを取り入れてみましょう。
※ 参考記事: 「自然素材の家をつくるメリットは？デメリットや注意点もご紹介！」
1-4. 日本の風土や気候に合っている
日本家屋は、日本の気候風土に合わせてさまざまな工夫が施されています。例えば、直射日光を遮る深い庇や調湿性の高い住まいなどです。
湿気の多い梅雨や夏でも快適に暮らせるため、一年を通して過ごしやすいでしょう。住宅の機能性を重視したい方は、和の要素を取り入れてみることをおすすめします。
1-5. 重厚感を感じられる
和風インテリアは、重厚感を感じられるのも特徴です。使用する家具やファブリックは安定感のあるブラウンが一般的となっているため、落ち着いた印象を演出できます。
ダークトーンの色は高級感もしっかりと演出してくれるため、ワンランク上のインテリアが楽しめるでしょう。
2. 和風インテリアの作り方
続いて、和風インテリアの作り方をご紹介していきます。自宅のインテリアをコーディネートする際は、以下の5つのポイントに注意すると失敗することなくおしゃれなインテリアが作れるでしょう。
2-1. 大きな家具は厳選する
おしゃれな和風インテリアを作りたいなら、大きな家具は厳選することをおすすめします。大きな家具を1つに絞って、他の家具を小さくすると、まとまりのあるシンプルな空間に仕上がるでしょう。
大きな家具の代表例は、テーブルやベッド・棚などです。空間に余白を作り、スタイリッシュさを演出することが大切です。
2-2. アースカラーを選ぶ
和風インテリアのポイントとして、アースカラーを選ぶことも挙げられます。ベージュやブラウン・オリーブなどのアースカラーをコーディネートに入れると、日本らしさを演出できるでしょう。
また、朱色や藍色など明度の低い色を採用するのもおすすめです。これらの色は昔から親しまれてきた色であるため、自然とリラックスできます。
2-3. 家具の高さにも注目する
和風インテリアのコーディネートを成功させたいなら、家具の高さにも注目することが大切です。和風インテリアに置く家具は、70cm以下が適しています。
低い家具は視界を遮らないため、空間を広くするメリットも得られるでしょう。家具の配置や数にもこだわると、開放感のある空間が演出できます。
2-4. 照明にこだわる
和風インテリアは、癒しを感じられるスタイルでもあります。設置する照明は、和紙や木などの素材を使ったものがおすすめです。
暖色系の温かい照明を設置することで、リラックスした空間を演出できるでしょう。間接照明などにもこだわってみると、よりおしゃれな空間が作れます。
2-5. 置き畳もおすすめ
置き畳の活用も、和風インテリアに最適です。家具やインテリアではなく、空間全体を大胆に変えたい場合はリビングや寝室などに簡易的な畳を置いてみましょう。
ベッドの下やテーブルの下などポイントで畳を置くと、空間に和の要素がプラスされます。特にフチなしの畳はモダン要素が高く、部屋の一角にあるだけでおしゃれな雰囲気が演出できるでしょう。
※ 参考記事: 「置き畳はデメリットだらけ？自宅に設置する際の注意点をご紹介！」
3. 和風インテリアと合わせたいスタイル
最後に、和風インテリアと合わせたいインテリアスタイルを4つご紹介していきます。以下でご紹介するのは、モダンスタイル・ヴィンテージスタイル・ナチュラルスタイル・ブルックリンスタイルです。
それぞれ特徴を押さえて、コーディネートで役立ててみましょう。
3-1. モダンスタイル
和風インテリアと馴染みやすいスタイルとして、まず挙げられるのは「モダンスタイル」です。現代的なデザインを特徴としたインテリアスタイルで、直線的なデザインを多用します。
シンプルな雰囲気が魅力となっているため、家具やファブリックはなるべく装飾の少ないものを取り入れましょう。
※ 参考記事: 「モダンな部屋の魅力とは？インテリアの種類やコツをご紹介！」
3-2. ヴィンテージスタイル
ヴィンテージスタイルは、日本文化ともよく馴染みます。時代を感じさせるアイテムを自宅に取り入れることで、趣のある空間が演出できるでしょう。
ただ、あまりにも装飾が多過ぎると、ごちゃついた印象を与えてしまいます。全体の雰囲気を考慮しながら、落ち着いたインテリアを心掛けましょう。
3-3. ナチュラルスタイル
植物と和風のインテリアもよく馴染みます。ナチュラルな雰囲気を作れるため、自宅でも植物などの自然を感じたい方は、グリーンや花などを取り入れてみましょう。
テーブルやチェアなどを暗めの色にする場合は、植物を明るめにするなどメリハリのある空間を目指すことが大切です。
3-4. ブルックリンスタイル
アメリカンなブルックリンスタイルも和風インテリアと相性が良いスタイルです。レンガやコンクリートなど無機質な素材を使うため、和の雰囲気と合わせると、よりおしゃれな空間になります。
間接照明にもこだわれるため、温かみのある空間が楽しめるでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、和風インテリアの魅力やコーディネートのポイント・相性の良いインテリアスタイルをご紹介してきました。和風インテリアはシンプルなデザインであるにも関わらず、開放感を感じられるスタイルです。
大きな家具を厳選したりアースカラーを取り入れたりしておしゃれな空間を演出してみましょう。モダンスタイルの他、ヴィンテージスタイルやナチュラルスタイル・ブルックリンスタイルともよく馴染みます。
