「部屋がなかなか片付かない」「一度片付けてもすぐに散らかってしまう」というお悩みを持つ方は多いと思います。片付けられない人、片付かない部屋には共通の特徴・理由があるため、それを理解し問題を解消すれば部屋の片付けが楽になります。
この記事では、部屋が片付かない原因、上手に部屋を片付けるためのコツをご紹介します。
1. 片付けられない人のよくある特徴は?
なぜ、部屋が片付かないのでしょうか。
部屋が片付かない人には、下記のような共通の特徴があります。
皆さんにも当てはまるかどうか一緒に考えてみてください。
- もったいなくて、物を捨てられない
- よく衝動買いをする
- ついストックを多めに買ってしまう
- 片付けを先送りにして、一気に片付けようとする
おそらく、多くの方が当てはまるのが「もったいなくて、物を捨てられない」の項目ではないでしょうか。
サイズが合わなくなって長い間着ていない洋服、人からいただいたが好みに合わず使っていないもの、キレイなおかしの箱や包装紙、紙袋等々、もったいなくて捨てられない、いつか使うかもしれないから取っておこうと考える方は多いと思います。結局いつまでたっても使わずに、ずっとクローゼットにしまってあるということがほとんどですよね。
衝動的に買い物をしてしまうというのも、部屋が片付かない方の良くある特徴です。買い物によるストレス発散を目的としているため、本当に必要かどうかをあまり考えずに購入してしまい、結局不要な物が増えることにつながります。
また、食べ物や日用品などを常に多めに買ってしまうという方も多くいらっしゃいます。必要以上のストックが収納スペースを圧迫してしまい、部屋が散らかってしまいますよね。
そして、常に片付けを後回しにして一気に片付けようとするというのも、片付けられない方の大きな特徴です。使ったものをその都度片付ければ、後で時間をかけて片付ける必要はありません。わかっていても片付け下手の方はとかく後回しにしがちです。
片付けが溜まれば溜まるほど、億劫になってしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
さて、皆さんはどのくらい当てはまったでしょうか。
2. 片付けられない原因は?
では、片付けられないのは何が原因なのでしょうか。
片付けられない人の特徴から見えてくるのは、計画的に考えられないこと、片付けのルールや場所が決まっていないこと。そして、片付けが日常になってないこと、の大きく3つの原因です。
物の必要性や使用頻度等をきちんと考え、計画的に購入すれば物が無駄に増えることがなくなりますし、無駄な収納スペースも必要ありません。
また、よく使うものを出しやすいところに置く、床には物を置かない、物の収納場所を決めるなど、片付けのルールを決めることで片付けが楽になります。
そして、出したら片付けるという意識づけをし、片付けを日常の中に落とし込めば一気に片付ける必要がなく、常に部屋をきれいに保つことができます。
3. 部屋が片付いていないことのデメリット
では、部屋が片付いてないとどういったデメリットがあるのでしょうか。
一番に思いつくのは、物がどこにあるのかわからず物をなくしやすいということです。
物を探している時間がもったいないですし、探す度にストレスも掛かります。なくしたものを再度買いなおすのに無駄なお金も掛かりますね。
また、床などに物が置いたままの状態では掃除もしづらく、カビやダニなどが発生して健康被害が生じるというデメリットにもつながります。
そして、引っ越しの際、普段片付けをしていないがために荷造りの時間や手間がかかってしまう、荷物が多くて引っ越し代がかさんでしまうというデメリットもありますね。
このように、部屋が片付いていないことで多くのデメリットがありますが、常に部屋をすっきりと綺麗に保ってさえいればこれらはすべて解消できます。
4. 部屋を片付けるコツ
4-1. 物を減らす
では、実際に部屋を片付ける方法・コツをご紹介していきます。
はじめに、必要なものとそうでないものを見極めて物を減らしていきます。
そもそも不要なものが収納スペースを圧迫して、収納場所がないというお部屋が多いです。収納場所の確保をするためにも、物を減らすことが重要なポイントです。
物が片付けられない人の特徴でもお伝えしましたが、多くの方がもったいない、いつか使うかもしれないという気持ちで不要なものまで取っておいてしまうという傾向があります。
「捨てる」と考えればもったいないですが、必要としている人に「譲る」「リサイクルする」と考えてみれば、前向きな気持ちで物を手放すことができませんか?
そして、物を手放すときは「今必要かどうか」を判断基準にすること。「いつか」使うかもしれないではなく、「今」を基準に考えることがポイントです。
では次に、物を仕分ける際の具体的な方法をご紹介しましょう。
3つの箱を用意し、①今必要なもの②今必要ではないもの③どちらか迷ったもの、の三種類に仕分けていきます。判断に迷ったものは一旦箱に入れてとっておき、ゆっくり判断するようにすれば無理なく仕分けられますよね。
必要なものとそうでないものを仕分けることができたら、次は手放す方法です。
まだまだ使えそうなものであれば、フリマアプリやオークションサイトを利用して出品してみましょう。
梱包の手間や手数料の負担はありますが、アプリで簡単に出品ができて、もし売却できればお小遣いにもなります。
量が多い場合は、リサイクルショップに持ち込むのもおすすめです。
また、海外の発展途上国への支援活動や子供たちのワクチン募金などへ寄付するという方法もあります。
物を減らすと一気に片付けが楽になります。ぜひはじめてみましょう。
4-2. 収納場所を決める
つぎに、物の収納場所と収納する量を決めましょう。
例えば、「洋服はクローゼットにハンガーが掛かる分しか持たない」と決めると、溢れたものは手放すということができて常にすっきりと収納できます。
自分の洋服の数や種類が把握でていれば、無駄に購入することもありません。
そして、物の収納場所を決めること。必ず使ったら戻す場所をつくれば、出しっぱなしになることがありません。毎回どこに収納するか考える必要もなく片付けることが億劫ではなくなります。物をなくすこともなくなり、一気にストレスが減りますね。
※ 併せて「マンションの収納はこれで解決!少ないスペースを有効活用しよう」もご覧ください。
4-3. 小さなところから、少しずつはじめてみる
一気にすべて片付けるとなると腰が重くなります。そのため、小さな場所から少しずつはじめてみましょう。
「今日はこの引き出しの中だけ」というように、少しずつ区切って片付けるというイメージです。
少しずつであれば気持ちの負担にもなりづらく、達成感もあって片付けに前向きに取り組めると思います。
また、一日5分だけというように時間を決めて取り組むのもおすすめです。
時間をかけて片付けをしなくても、意外とあっという間にきれいになることが実感できますし、片付けの習慣づけにもつながります。
5. まとめ
今回は、部屋が片付けられない方の特徴や片付けられない原因、片付けの具体的なコツをご紹介してきました。
片付けは決して難しいことではありません。
まず、物を減らすだけでも部屋も気持ちもすっきりとするはずです。
ぜひ、皆さんも実践してみてください。