中古マンションの購入は、多くの方にとって一生に一度の大きな買い物です。
購入した後で後悔しないためにも、マンションの状態についてしっかりと判断することが必要になってきます。
しかし、内見時に確認すべきポイントはたくさんあり、事前に知っておかないと見落としがちです。
今回は、見落としがちな内見時のポイントを室内と建物に分けて紹介します。
※ 近年では、営業担当者の同行不要で内見できることをご存知でしたか?詳しくは、「セルフ内見とは?メリット・デメリットや注意点、内見までの流れ」をご覧ください。
1. 中古マンションを内見する際のポイント
はじめに、内見時に注意しておくべき内容を確認しておきましょう。
1-1. 1回だけでなく、複数回の内見を
できれば朝・昼・夜・平日・休日と時間帯を分けて複数回内見をしましょう。
通勤時の様子や平日、休日で聞こえてくる音などに違いがあるため、しっかりと確認することが大切です。
※ 内見時間については、「物件の内見におすすめの時間帯は?現地で確認すべきポイントも解説」で詳しく解説しています。
1-2. 前の住人がまだ暮らしている場合はマナーを守る
中古マンションの内見は、まだ前の住人が暮らしている場合に実施するケースもあります。前の住人も良い人に買ってもらいたいと考えているため、印象を大切にしましょう。
仲良くなれれば、普段買い物に行く場所など地元ならではの情報を聞くこともできます。
2. 中古マンション内見時に気を付けるべきポイント【室内編】

次に中古マンションの室内を内見するときに気を付けるポイントをご紹介します。
一番大事なのは自分が帰りたくなるような部屋であるかどうかです。
細かいチェックポイントもたくさんありますから、リストを参考にしてみてください。
2-1. 生活導線がスムーズか
生活導線とは動作の際に歩くルートのことです。生活導線が悪いと洗濯物を干す際に遠回りをしなければならなくなったり、洗面所に一人しか入れないために使い勝手が悪いという状況になってしまいます。
内見時には家具が無い状態のことも多いため、家具を置いた時の導線をイメージしながら内見しましょう。
2-2. リフォームが必要かどうか
中古マンションは新築マンションに比べて費用が抑えられるのが魅力です。
しかし、経年劣化や希望の間取りにするためのリフォームが必要になってくる場合もあります。
予算内で希望の物件を見つけるためにも、リフォームが必要になりそうな箇所と大まかな費用について確認しながら内見を進めると安心です。
2-3. 内見時に気を付けるべきポイントリスト【室内編】
内見の際には、以下のチェックポイントに気を付けて部屋を見るようにしましょう。
3. 中古マンション内見時に気を付けるべきポイント【建物編】

マンションは建物そのものが大切な資産です。建物周辺の状況や、共用部分もしっかりとチェックをしておきましょう。
ポイントとしては、「リフォームで変えることが不可能な部分」に気を付けながらチェックをすれば大丈夫です。
3-1. マンションの周辺の状況はどうか
マンションの内見時には最寄駅からマンションまで歩いてみましょう。生活圏内の様子を把握でき、ネットや情報誌に載ってない周辺の公園や、カフェなどを知ることもできます。
道中にどんな人が歩いているかなども地域の治安を知る大事なポイントですから、ぜひ確認をしてみてください。
3-2. どのような人たちが暮らしているか
マンションの状況を確認する際には、駐輪場、駐車場、ゴミ捨て場のチェックをしてみてください。
子ども用自転車が多いか、整理整頓されているか、停車している車の種類でどのような層の人たちが暮らしているかを推測できます。
また、ゴミ捨て場に注意書き(〇〇をここに捨てないでくださいのような張り紙)がされているマンションは住民の美意識が低い可能性がありますから、注意しましょう。
3-3. 大規模修繕積立金について確認しておこう
マンションは一定の期間で建物を維持するための大規模修繕工事を実施しています。
中古マンションによっては経年劣化の進み具合も大きく、積立金が値上げされる場合もあります。
また、前の住人が積立金を滞納していた場合には、新しい住人に支払い義務が生じる場合があるため、しっかりと確認をしておきましょう。
3-4. 内見時に気を付けるべきポイントリスト【建物編】
マンションの建物に関しても壁のひび割れなど気にすべきポイントがたくさんあります。
リストを使って確認しておきましょう。
4. まとめ
中古マンションの内見において、確認すべきポイントは室内、建物それぞれたくさんありますが、共通して言えることは、自分が暮らした時に居心地が良いかどうかです。
自分のこだわりの条件を満たした物件に出会うためにも、ポイントを押さえて物件選びを進めましょう。
また、内見の際に質問リストを作っておくと、現場で何を見て質問するべきかなど、迷うことなく内見を進められます。ぜひお試しください。