物件の内見におすすめの時間帯は?現地で確認すべきポイントも解説

不動産知識
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「内見」とは不動産用語で物件見学のことを指します。不動産購入を検討している場合、物件を見ないで契約を決めることはほぼありません。購入してから後悔しないためにも、事前の内見は非常に重要です。

今回は、内見に行く時間帯、所有時間や回数、内見時のチェックポイントも含めて解説していきます。

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1. 内見に行くベストな時間帯はいつ?

ご自身が住んでいるお部屋や周辺環境を思い浮かべた時、状況は時間帯によって異なりますよね。例えば、日の当たり方やマンション周辺の音、住人の生活音、駅周辺や施設などの人の込み具合など、時間帯によって違いがあると思います。

では、内見に行くベストなタイミングはいつなのか、詳しく見ていきましょう。

1-1. 時間帯ごとの確認事項

朝の時間帯であれば、方角の違いによる日の入り方が確認できます。東向きや南向きのお部屋であっても周辺の建物の関係で日当たりの状況も異なるため確認しておくと良いでしょう。高層マンションの場合、朝はエレベーターが混雑して中々来ないといったこともあるため、共用部の使用状況もあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

またマンションだけでなく、通勤時の駅や電車の混雑状況の確認も重要です。通勤時間に係る部分になるため、こちらも事前に確認できると良いですね。

昼の時間帯は、部屋の日当たりなどのお部屋の状況に加え、昼間の時間帯は人が少ないため、マンション共用部をゆっくりと確認することができる点はおすすめです。また、周辺の公園や学校などの状況も確認できるため、お子様がいらっしゃるご家庭にはおすすめの時間帯と言えます。より具体的に暮らしのイメージを持つことができるでしょう。

夕方から夜にかけても住環境を確認するには重要な時間帯です。内見は日当たりが確認できる日中にいくものと思われるかもしれませんが、街の治安の状況や、マンション住民の生活音などが確認できるため、実はチェックしておくべき時間帯です。

戸建てに比べマンションは騒音トラブルが多いため、事前のチェックはかかせないといえるでしょう。

1-2. 平日と週末でも環境は異なる

平日と土日でも環境は異なります。平日は仕事で外出されている方が多いですが、週末はお休みで家にいる方が多いため、マンション住民の生活音がどの程度なのかが最も確認しやすいと言えます。

また、公園やスーパー、商店街、その他周辺施設の利用状況なども確認しやすいため、街の雰囲気や入居後の生活をイメージしやすいでしょう。

1-3. 自分の気になるポイントが確認できる時間帯がベスト

時間帯や曜日によって、物件の環境は異なります。また、ご家族の構成によっても確認しておきたいポイントは違いますよね。あらかじめ、ご自身が気になるポイントを洗い出し、それらが確認しやすい時間帯に内見を設定するのがよいでしょう。

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2. 内見の所有時間、回数は?

内見の所要時間については、空室か居住中かによっても異なりますが、30分から60分程度の場合が多いです。内見には必ず不動産会社の担当者が立ち会いますし、一日に複数物件の内見を設定することもあるため、色々チェックしたいからと言って、あまり長く一つの物件に時間を掛けるのは難しいということは理解しておきましょう。

また、内見の回数は1~2回程度が一般的ですが、どうしても気になる点があって、状況に問題がなければ回数に決まりはありません。マンション購入は、人生で最も大きな買い物ですから、後悔しないようにしたいですよね。

ただ、お仕事をされている方であれば、何度も現地に足を運ぶことは難しいですよね。また、物件が居住中や内装工事中など、物件の状況によっては複数回お部屋の内見が難しい場合もあります。そのため、一度の内見時に漏れなくチェックできるように、あらかじめ確認すべきポイントを準備していくのが重要です。

また、街やマンション周辺環境のチェックであれば、不動産屋さんに頼まなくてもご自身だけで足を運ぶことができるため、お部屋の内見とは分けて時間を作るのもおすすめです。

※ 近年では、営業担当者の同行不要で内見できることをご存知でしたか?詳しくは、「セルフ内見とは?メリット・デメリットや注意点、内見までの流れ」をご覧ください。

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3. 内見時に確認すべきチェックポイント

では、内見の際に何を確認すべきか、室内、外観、周辺環境に分けて詳しく見ていきましょう。

※ FLIEでは、内見時に必要な持ち物も紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。「完全版!物件の内見に必要な持ち物リストと現地でのチェックポイント

3-1. 室内のチェックポイント

中古マンションの場合、内装が古いままで販売されている物件もあれば、リノベーション済みで販売されている物件もあります。もちろん、それぞれでチェックすべきポイントが異なる部分もありますが、共通して言えるのは、購入後に変えることのできない部分を重点的に確認することです。

キッチンやお風呂といった設備や内装の仕上げなどは、お金は掛かりますが、気に入らなければ購入後に自分で変更することができます。しかし、日当たりや風通しの良さ、建物の構造、周辺からの騒音や生活音などは、後で変更しようと思っても自分で変えることが難しい要素です。

特にマンションは共同住宅であるため、個人の意思だけでは変えることができない部分が多いもの。そのため、先ほど挙げたような居住性に係るベースとなる機能が十分かどうかを第一に確認することが最も重要なポイントです。

リノベーション前提であれば、水回りの移動がどのくらいできるか、間取り変更はできるか、床の構造や電気・給湯設備など、内装に係るより詳しい調査が必要になります。内見の際には、リノベーションのプロに立ち会ってもらい内見を行うことをおすすめします。

3-2. 外観・共用部のチェックポイント

マンションは管理状況のチェックが非常に重要です。管理がどのようにされているかがわかるのが外観や共用部の状況です。外壁の劣化が進んでいないか、廊下や共用部の清掃状況、集合ポスト、自転車置き場やゴミ置き場の使用状況などを、実際に自分の目で見て確かめてみてください。管理状況が分かると同時に、住民の方のマナーもわかります。

そして、意外と忘れがちですが、重要なのがマンションの掲示板です。実際に行われている管理に関する様々なお知らせが貼られているため、チェックしてみるのがおすすめです。古いものが貼られていないか、設備点検や修繕のお知らせの内容なども確認してみてください。

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4. まとめ

今回は、マンションの内見に関して詳しく解説してきました。不動産購入は人生で何度もあるものではありません。買ってから後悔しないよう、事前の内見は非常に重要です。

ぜひ、皆さんの不動産購入や検討にお役立てください。