寝室は日々の疲れを癒す場所です。そのため、インテリアに落ち着いた雰囲気を取り入れたいと考えている方も多いことでしょう。リラックスできる空間をつくるために空気清浄機や加湿器などを置いても良いですが、観葉植物なら見た目もスッキリとしていて、清潔感のある空間をつくることができます。
今回は寝室に観葉植物を置くメリットやデメリットをご紹介していきます。おすすめの植物もご紹介していくため、寝室のインテリアに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
1. 寝室に観葉植物を置くメリット
観葉植物が置いてある空間はなんだか落ち着きます。その理由は何でしょうか。観葉植物が空間に与える影響を5つご紹介します。自宅に観葉植物を取り入れたいと考えている方は知っておくと良いでしょう。
1-1. 空気清浄効果
まず、観葉植物には空気清浄の効果があります。植物は光合成をすると、二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。お部屋に置くことで、室内の空気も循環し、綺麗な空気を流すことが可能です。
観葉植物の種類によっては有害物質を吸収する働きもあります。カビやバクテリアの繁殖を抑制してくれるため、室内を清潔に保てるでしょう。
※ 空気清浄効果の高い植物については、「エコプラントの効果とは?初心者におすすめの種類をご紹介!」で詳しく解説しています。
1-2. 加湿効果
植物には根から吸った水分を葉から放出する「蒸散」という働きもあります。この働きにより、室内の加湿効果が期待できます。加湿器のように水垢やカビを気にする必要がないため、お手入れも簡単です。天然の加湿器でお部屋を綺麗にしていきましょう。
植物からの加湿で肌も潤うため、健康を意識した生活も実現できますよ。観葉植物は手頃な価格で販売されているため、加湿器など機械を導入するよりエコです。
1-3. リラックス効果
観葉植物にはリラックス効果も期待できます。これは植物の緑が脳内のα波を増幅させるためです。
また、植物のマイナスイオンは心拍数を安定させ、血圧を下げる働きもあります。日々の疲れを癒すための寝室にぴったりのインテリアです。お部屋の雰囲気に合わせて植物の種類を選んでみましょう。
1-4. デトックス効果
観葉植物はシックハウス症候群を予防することも可能です。室内に充満したホルムアルデヒドやトルエン、アセトンなどの有毒物質を除去してくれるため、閉め切ることの多い寝室も清潔に保てます。
寝室は特に乾燥しやすいため、乾燥に強い植物を選ぶことをおすすめします。
1-5. 風水的効果
寝室に観葉植物を置くことは風水的にも良いとされています。風水では観葉植物は寝室の悪い気を吸い取ってくれると言われており、置く植物によってそれぞれ意味が異なります。風水は陰陽五行説を基にしているため、植物にも「陰」のものと「陽」の物があります。
特に「陰」の植物は気持ちを鎮める効果があるとされているため、寝室におすすめです。
※ 参考記事: 「風水における適切な寝室の間取りとは?レイアウトの注意点を解説!」
2. 寝室に観葉植物を置くデメリット
観葉植物を寝室に置くメリットはさまざまなものがありますが、デメリット部分もよく考えておかないと後で大変なことになります。観葉植物を寝室に取り入れたことを後悔しないためにも、デメリットとその対策を知っておきましょう。
2-1. 土にカビが生える
植物は生き物であるため、定期的な水やりなどの管理が必要です。一人暮らしなどで留守が多い場合は、土にカビが生えたり枯れてしまったりと無駄になってしまう場合もあります。
特に湿気の多い梅雨や夏の時期は水のやり過ぎに注意しましょう。植物の土に生えたカビを放置しておくと、フローリングや壁などにカビがうつる可能性もあります。
※ 参考記事: 「観葉植物の土にカビはなぜ発生する?除去方法と予防策を解説!」
2-2. 虫が発生する
植物の種類によりますが、害虫が発生しやすいのもデメリットです。室内の印象が崩れる他、健康被害にも繋がりかねません。寝室に観葉植物を置く場合は、しっかりと防虫対策をするようにしましょう。
特に鉢の下は見落としがちです。定期的なお手入れで清潔な室内空間を保ちましょう。
※ 参考記事: 「観葉植物に虫が発生したら?虫がわく原因とその対処法を解説!」
2-3. 育ち過ぎる
観葉植物は南国生まれのものが多く、ほったらかしてしまうとすぐ育ってしまいます。ツルが伸びて天井や床についてしまうこともあるため、管理が大変です。これはお部屋の見た目にも関わるため、育ち過ぎる植物は寝室には置かないようにしましょう。
植物の種類を吟味するのもおしゃれなインテリをつくるコツです。
2-4. 二酸化炭素濃度が高くなる
植物は二酸化炭素を吸収し酸素を放出するため室内の空気が綺麗になりますが、夜はその逆です。人間と同じように酸素を吸い二酸化炭素を吐き出すため、室内の二酸化炭素濃度が高くなってしまうでしょう。
寝室に窓がある場合は換気をこまめに行い、窓がない場合はエアコンやサーキュレーターなどで空気を循環させることをおすすめします。
2-5. 有毒な植物もある
寝室に置く観葉植物として人気のポトスやアイビーは、犬や猫にとっては有害です。また、アロエの表皮にもガンを誘発する成分が含まれているため、ペットを飼っている方は事前に害がないか確認しておきましょう。
もし、ポトスやアイビーなどを寝室に置きたい場合はペットを室内に入れない工夫をすることが大切です。
3. 寝室におすすめの観葉植物
寝室に置くと良い観葉植物にはどんなものがあるでしょうか。おすすめの植物を4つご紹介します。好みやライフスタイルに合わせて、取り入れてみましょう。
3-1. モンステラ
丸みのある葉っぱが特徴的なモンステラは、日陰を好む植物で室内でも十分育ちます。寒さにも強く、室温が変化しがちな寝室でも育てやすいでしょう。
葉っぱが大きいため加湿効果も期待でき、乾燥しやすい寝室も快適な空間になるはずです。金運や恋愛運、結婚運などを上げたい場合にもおすすめです。
3-2. サンスベリア
サンスベリアも室内で育てやすい植物の一つです。生命力のある植物で室内の悪い気を吸い取ってくれます。お手入れも簡単にできるため、初心者にもおすすめです。
マイナスイオン効果や空気清浄効果も期待できるでしょう。さまざまな大きさがあるため、お部屋に合ったものを選ぶことをおすすめします。
3-3. ドラセナ
「幸福の木」としても有名なドラセナは半日陰でも元気に育ちますが、あまり日照時間が短いと葉っぱの色が悪くなってきます。適度に日のあたる窓際に置いてあげましょう。
ドラセナの風水効果には魔除けや厄除け、人間関係運アップなどがあります。東から南の方角に置くと良いとされていますよ。
3-4. ガジュマル
生命力が強い植物としてガジュマルも挙げられます。太い幹が印象的で、エネルギーを溜めることが可能です。休むことが目的の寝室にはぴったりの植物ですね。
丸みを帯びた葉っぱは金を連想させるため、金運アップにも効果的だと言われています。北から西の方角に置くと良いでしょう。サイズ感も程よく、見た目もスッキリとした印象です。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は寝室に観葉植物を置くメリットやデメリットをご紹介しました。寝室に植物を置くと、空気清浄効果・加湿効果・リラックス効果・デトックス効果・風水的効果が得られます。
ただ、管理を怠っていたり育て方を間違えてしまったりしてしまうと、インテリアだけでなく生活の邪魔になることもあります。
カビや虫が発生する恐れもあるため、植物は正しく扱いましょう。育て方に自信がない方は初心者におすすめの植物を寝室に置いてみることをおすすめします。