近年人気を集めている「BOHOインテリア」ですが、その意味や特徴を知っているでしょうか。どこかで耳にしたけれど、具体的な内容までは把握していないという方も多いはずです。
BOHOインテリアを上手にコーディネートできれば、自宅やオフィスをよりおしゃれな空間に仕上げられるため、ここで知っておくと良いでしょう。今回は、BOHOインテリアの主な特徴やインテリアコーディネートのコツ・おすすめの配色をご紹介していきます。
BOHOインテリアは活用の幅が広いため、お気に入りの場所に取り入れてみましょう。
1. BOHOインテリアの特徴
そもそもBOHOインテリアとは「Bohemian(ボヘミアン)」と「SOHO(ソーホー)」を掛け合わせた造語のことです。ボヘミアンとは、ジプシーやヒッピーのような社会規範に捉われない自由な思想を持つ人々の総称を指します。
それらとニューヨークのSOHO地区のスタイルを合わせたものがBOHOインテリアです。このようなインテリアには、どのような特徴があるのでしょうか。
以下で代表的な特徴を5つ解説していきます。
1-1. 都会的×民族的
BOHOインテリアは、SOHOの都会的な部分とボヘミアンの民族的な部分をミックスしたインテリアスタイルです。2つのスタイルをバランス良くコーディネートすることで、特別な空間が演出できます。
他とは違うオリジナルのインテリアをつくりたい場合は、BOHOインテリアを採用してみると良いでしょう。
1-2. 強い素材感
強い素材感があるのもBOHOインテリアの特徴です。自然を感じられるような麻や絹などのインテリアを積極的に取り入れるため、開放的な空間を楽しめるでしょう。
カーテンやクッションなど素材を統一するのもBOHOインテリアの特徴です。まとまりのある空間を目指していきましょう。
1-3. 非日常的な空間
BOHOインテリアは非日常的な空間がつくれるのも魅力の一つです。自宅にいながらも異国情緒が味わえるため、日々のストレスも癒やされることでしょう。
自宅のインテリアにこだわりたい方は、ぜひBOHOインテリアを取り入れてみてください。家具だけでなく小物にもこだわるとよりおしゃれな空間に仕上がります。
※ 参考記事: 「インテリア小物の選び方とは?おしゃれな飾り方もご紹介!」
1-4. 自分らしさ
BOHOインテリアは自分らしさが表現できるスタイルです。コーディネートのコツはありますが、コンセプトが自由な発想であるため、個性のあるインテリアが叶えられるでしょう。
雑貨やアートなどを飾って、オリジナル要素のある空間をコーディネートしていくことが大切です。
1-5. リラックスした空間
観葉植物を取り入れれば、リラックスした空間がつくりやすいのもBOHOインテリアの魅力です。質感を大切にするインテリアでもあるため、ナチュラルな雰囲気も感じられるでしょう。
モダン要素とのバランスも考えながら、心地の良い空間を目指してみてください。その際、全体の雰囲気を考慮することが重要です。
2. BOHOインテリアのコツ
続いて、BOHOインテリアを上手にコーディネートするコツをご紹介していきます。以下のポイントを押さえていれば、BOHOインテリアで失敗することも少なくなるでしょう。
家具やファブリックの購入が無駄にならないように、工夫してコーディネートすることが重要です。
2-1. ランダムに配置する
自由と芸術性を重視するBOHOインテリアでは、家具の配置にもこだわる必要があります。レイアウトの際は、整列を無視してランダムに家具を配置するのがポイントです。
好きなものを好きなだけ配置したり、大小大きさの違うものを組み合わせたりして乱雑さをつくり出してみましょう。
2-2. キリム柄を複数組み合わせる
BOHOインテリアの代表的な柄として「キリム柄」がありますが、それらは複数配置しても問題ありません。ランチョンマットの上にクロスやコースターを置いたり、異なる色・柄のクロスを二重三重と組み合わせたりして空間にインパクトを与えてみましょう。
全体の配色バランスを考えてコーディネートすると失敗を避けられます。
2-3. 温かみのある照明を取り入れる
BOHOインテリアで取り付ける照明は、温かみのあるオレンジ電球がおすすめです。照明はモダンな雰囲気が出やすいインテリアであるため、素材感やレトロ感を大切にすると良いでしょう。
適度に間接照明を取り入れると、空間のアクセントになります。スタンドライトなどを上手く活用してみましょう。
2-4. ファブリックにこだわる
BOHOインテリアを上手につくるためには、素材にこだわる必要があります。柔らかさを感じるウールやコットンなどを選んでみましょう。
異なる素材をいくつか取り入れてみると、自分らしさが出てくるはずです。ラタンやウッド・バンブーなどもBOHOインテリアと相性の良い素材となっているため、コーディネートに取り入れてみると良いでしょう。
2-5. グリーンを飾る
BOHOインテリアでは大きな葉っぱの観葉植物が向いています。モンステラやサンスベリア・ローレンチなどはBOHOインテリアに馴染む植物として人気です。
観葉植物は「自然」や「自由」のイメージも強いため、リビングやキッチンなどに取り入れてみると良いでしょう。
3. BOHOインテリアの配色
最後に、BOHOインテリアにおすすめの配色をご紹介していきます。以下のカラーをベースにすれば、落ち着いた雰囲気のBOHOインテリアがつくれるでしょう。
3-1. ホワイト
BOHOインテリアはホワイトをベースカラーにします。ホワイトは他の家具や雑貨の色を選ばないため、お好きなイメージの空間がコーディネートできるでしょう。
ホワイトをベースにどんな空間をつくっていきたいのか、全体のバランスを考えてコーディネートしていくことが重要です。参考画像などをたくさん集めておくと良いでしょう。
3-2. ベージュ
柔らかいベージュもBOHOインテリアにおすすめのカラーです。グリーンやアートなども組み合わせやすいため、自然で遊び心のある空間がつくれるでしょう。
どのような空間をつくりたいのか、空間の印象を言葉にして探してみるのもおすすめです。ボヘミアン寄りなのかSOHO寄りなのかでも選ぶインテリアは異なります。
※ 参考記事: 「ベージュインテリアの魅力とは?上手にコーディネートするコツを解説!」
3-3. ナチュラルブラウン
自然な印象が強いナチュラルブラウンもBOHOインテリアに適しています。ホワイトと合わせてバランス良くコーディネートしてみましょう。
テーブルやイスなどにナチュラルブラウンを取り入れると、素材感も出てきます。インテリアをコーディネートする際は「ホワイト×ナチュラルブラウン」を意識してレイアウトしてみましょう。
3-4. クリーム色
優しい色合いのクリーム色もBOHOインテリアによく取り入れられているカラーです。ホワイトやグレー・グリーンなどをアクセントにすると、メリハリの効いた空間になるでしょう。
クリーム色はカーテンやクッションなどのファブリックに取り入れられていることが多いため、インテリアを選ぶ際の参考にしてみてください。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、BOHOインテリアの特徴やコーディネートのコツ・おすすめの配色をご紹介してきました。BOHOインテリアはボヘミアンとSOHOを組み合わせた造語で、都会的な要素と民族的な要素がミックスされています。
自分らしさをテーマにしているため、好みの空間をつくりやすいのも特徴です。家具やファブリック・雑貨などの素材にこだわり、お気に入りの空間を目指していきましょう。