「忙しくて掃除する時間がない」「アレルギーで掃除ができない」など家の掃除で悩みを抱えている方も多いでしょう。そんなときに役立つのが「ハウスクリーニング」です。
ハウスクリーニングとは、業者に依頼して住宅を清掃してもらうサービスのことを指します。これまで利用したことがない方は、どのような特徴があるのか・料金は高いのか気になる部分も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ハウスクリーニングのメリットやデメリット・依頼相場をご紹介していきます。ハウスクリーニングを検討している方や興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. ハウスクリーニングのメリットとは
ハウスクリーニングは、単発でも定期的でも依頼したいときに利用可能です。特定の箇所だけ依頼することもできるため、あらゆる場面で役立つでしょう。
そんなハウスクリーニングのメリットは以下の通りです。それぞれの特徴を押さえて、実生活で活用してみましょう。
1-1. 掃除の手間が省ける
ハウスクリーニングを依頼する最大のメリットは、掃除の時間を節約できるところです。特に大掛かりな掃除を自分でやろうと思うと、労力や時間がかかります。
業者に依頼することで掃除のストレスから解放され、その時間も別のことに充てられるでしょう。趣味やお子さんとの時間をつくりたい方は、ぜひハウスクリーニングを活用してみてください。
1-2. 短時間で家が綺麗になる
自分でやると2,3日かかる掃除であっても、ハウスクリーニングなら半日や1日で完了します。短時間で家中が綺麗になるため、気持ち良く過ごせるでしょう。
掃除する時間がない方や仕事などで忙しい方は、ハウスクリーニングを依頼してみることをおすすめします。
1-3. エアコンや換気扇の掃除も可能
ハウスクリーニングで依頼できることは床や水回りの掃除だけではありません。エアコンや換気扇などの掃除も可能となっているため、家電の運転効率も上げられます。
光熱費の削減にも繋がるため、エアコンや換気扇の汚れが気になる場合は一度ハウスクリーニングを依頼してみると良いでしょう。
1-4. 掃除しにくい箇所も綺麗にできる
業者に依頼すると、自分では届かないような場所まで掃除してくれます。家の隅々まで綺麗になるため、住宅自体の寿命を長引かせることも可能です。
家事代行サービスとは異なりハウスクリーニングは清掃を専門とするため、専用の掃除器具や洗剤などを用いて掃除してくれます。仕上がりも良く、より快適な住まいに生まれ変わるでしょう。
1-5. 健康的に過ごせる
ハウスクリーニングを上手に活用できれば、健康的な毎日が過ごせます。特に浴室やエアコンの内部はカビが発生しやすく、そのまま放置しておくと、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こしてしまうでしょう。
特に小さなお子さんや肌の弱い方がいる場合は、こまめな清掃が必要です。
2. ハウスクリーニングのデメリットとは
さまざまな魅力があるハウスクリーニングですが、実はデメリットも多く、注意しないと依頼しても家の状態が改善されない可能性もあります。以下でハウスクリーニングのデメリットを5つ押さえておきましょう。
2-1. 費用がかかる
ハウスクリーニングのデメリットは、自分で掃除するよりお金がかかることです。特に手の届きにくい場所や専用の機材を使用する場合は、費用が高くなる傾向にあるため注意しましょう。
事前に予算を設定しておき、想定外の出費が起こらないように対策することが大切です。
2-2. 他人を家に入れなければならない
見ず知らずの他人を家に入れなければならないもの、ハウスクリーニングのデメリットでしょう。業者は家の中に入って作業をするため、室内を見られたくないという方には不向きです。
部屋を片付ける手間もかかってくるため、場合によっては自分で掃除した方が早い可能性もあります。
2-3. 業者によってクオリティが左右する
ハウスクリーニングを依頼できる業者はたくさんありますが、得意分野や実績をよく見ておかないと失敗する可能性もあるでしょう。「お金をかけて依頼しても、自分で掃除した方が良かった」というケースも多く、事前の下調べが重要です。
信頼できる業者に依頼できるように、ホームページなどで確認してみましょう。
2-4. 依頼する手間がかかる
ハウスクリーニングを依頼するには、問い合わせや見積もり・契約など多くの工程を踏まなければなりません。すぐに掃除してほしいと思っていても時間がかかってしまうため、スケジュールにゆとりを持たせておきましょう。
ハウスクリーニングの目的は各家庭によって異なるため、何を優先させたいのか明確にしておくことが大切です。
2-5. 事故や破損のリスクもある
ハウスクリーニング業者は掃除のプロですが、事故や破損のリスクがあることも覚えておきましょう。特に小さなお子さんがいる場合は、高い場所に割れやすいものがないかなど安全性をしっかり確保する必要があります。
場合によっては、業者に依頼せず自分で掃除した方が良いでしょう。
3. ハウスクリーニングの費用
ここからは、ハウスクリーニングの費用相場をご紹介していきます。場所や面積ごとに詳しい料金は異なるため、ある程度の目安を把握しておきましょう。
3-1. 家全体
同じ住宅のハウスクリーニングでも住んでいるかどうかで相場が異なります。1LDKで空室の場合は28,000円～31,000円、居住中の場合は40,000円～45,000円です。
空室の方が価格が安いのは、部屋に荷物がなくスムーズに作業できるからでしょう。そのため、居住中のハウスクリーニングは空室時と比べて20%～30%費用が高くなるのが一般的です。
3-2. リビング
リビングのハウスクリーニングも作業箇所や広さによって相場が異なりますが、床のクリーニングをする場合は6畳あたり8,400円～15,000円かかるとイメージしておきましょう。業者によっては、複数箇所を依頼するとセット割引が適用されるため、よりお得に家の掃除ができます。
3-3. 水回り
キッチンや浴室・トイレなどの水回りの相場は12,000円～20,000円です。換気扇や窓なども掃除してもらえるため、水回り全体を綺麗にできます。汚れ防止コートや除菌クリーニングなどのオプションを付けることで、より清潔感のある空間が保てるでしょう。
業者によっては清掃範囲が決まっている場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
3-4. エアコン
エアコンは本体の性能によって相場が異なります。一般的なモデルだと8,000円～9,000円で済みますが、クリーニング機能を搭載した高機能モデルだと13,000円～15,000円が相場です。
エアコンクリーニングは、一度分解する必要があるため、構造が複雑なものほど高価格になりやすいでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ハウスクリーニングのメリットやデメリット・場所別の費用相場についてご紹介してきました。ハウスクリーニングでは、手が届きにくい場所や見落としがちな箇所まで綺麗にしてくれるため、より清潔感のある室内が保てるでしょう。ただ、依頼した分だけ費用が発生するため、予算と照らし合わせながら計画していくことが重要です。
