除加湿空気清浄機は除湿機・加湿器・空気清浄機が一体になったものです。一年中使えるため、あらゆる場面で活躍してくれます。
しかし、メリットだけでなくデメリットに関しても多いのが除加湿空気清浄機の特徴です。注意点を押さえていないと、購入後に後悔してしまう可能性もあります。除加湿空気清浄機の魅力を最大限活かすためにも、主な特徴を理解しておきましょう。
今回は、除加湿空気清浄機のメリットやデメリット・製品の種類をご紹介していきます。除加湿空気清浄機を自宅やオフィスに取り入れようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 除加湿空気清浄機のメリット
除加湿空気清浄機のメリットは主に以下のようなものがあります。それぞれの特徴をしっかりと理解し、商品選びの際に役立ててみてください。
1-1. 快適な環境で過ごせる
まず、除加湿空気清浄機は1年中快適な室内環境が保てることがメリットです。室内の状態に合わせて加湿と除湿を切り替えてくれるため、過ごしやすい空間がつくれます。
衣類を部屋干しする際も除湿機能と空気清浄機能で生乾きを防ぐことが可能です。商品の中には花粉やアレルギー物質を除去できるものもあるため、肌が弱い方にも適しています。
1-2. 電気代が抑えられる
除加湿空気清浄機は除湿機・加湿器・空気清浄機を3台使うより電気代を抑えられることもメリットです。使用するモードによって金額は左右しますが、除加湿空気清浄機を使った方が毎月の電気代を節約できるでしょう。
除湿機・加湿器・空気清浄機を3台使用する予定がある方は、除加湿空気清浄機を導入することも検討してみてください。
1-3. 3台設置するより場所を取らない
一体型の除加湿空気清浄機は3台設置するよりスペースを取らないことも魅力です。リビングなど1つの空間に複数の家電があると、圧迫感が出てしまう可能性もあります。
より広々とした空間がつくれるため、インテリアのレイアウトもしやすくなるでしょう。一人暮らしにもおすすめです。
1-4. 片付けの手間が省ける
除加湿空気清浄機は1年中使えるため、出し入れの手間が省けます。収納するスペースを確保しなくて良いため、他のアイテムを仕舞うことができるでしょう。家電を増やしたくないという方に重宝します。
購入の際に機能で悩む心配もないため、スムーズに商品選びができるところもポイントです。
1-5. コンセントが1つあれば良い
電源が1つで済むこともメリットでしょう。
自宅やオフィスでは除加湿空気清浄機の他にもさまざまな家電を使用するため、除湿機・加湿器・空気清浄機を3台取り入れてしまうとコンセントが足りないという問題も起こってしまいます。一体型の除加湿空気清浄機であれば効率良く家電を使用できるでしょう。
2. 除加湿空気清浄機のデメリット
続いて、除加湿空気清浄機のデメリットをご紹介していきます。購入前に注意点を知っておけば、事前に対策できるため不便さを感じることも少ないでしょう。
2-1. 幅を取る
除加湿空気清浄機のデメリットはサイズが大きいことです。3台置くよりスペースは取りませんが、狭い空間に設置した場合は窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。
使用したい場所で使えないということがないように、事前に設置可能なサイズを測っておくことをおすすめします。また、キャスター付きの商品だと移動に便利です。
2-2. 重量が重い
多機能な除加湿空気清浄機は重量が重いこともデメリットです。
ただ、除加湿空気清浄機はあまり動かすことがないため、気にならない方も多いでしょう。床がクッションフロアだと跡が付いてしまう可能性があるため、傷防止対策をしておくことをおすすめします。
2-3. 性能が劣る可能性もある
加湿機能のみ・除湿機能のみに特化した製品に比べ、性能が劣る商品があるのも除加湿空気清浄機の注意点です。
どのような理由で除加湿空気清浄機を導入したいのかハッキリさせておくと良いでしょう。条件によっては、単体型を購入した方が良い場合もあります。
2-4. 初期費用がかかる
単体型より初期費用がかかることも除加湿空気清浄機を購入するデメリットです。
除加湿空気清浄機の相場は3万円〜10万円ほどであるため、商品選びは慎重に行う必要があります。使用目的によっては単体で購入した方が安く済む場合もあるため、なぜ購入するのか理由を明確にしておきましょう。
2-5. メンテナンスが大変
除加湿空気清浄機は除湿した際に水がタンクに溜まるため、水を捨てる手間がかかります。商品のサイズも大きいため、メンテナンスには時間がかかるでしょう。
お手入れを怠ると性能が劣化するため、定期的に掃除する必要があります。お手入れの時間が取れないという方は、コンパクトなサイズを購入しましょう。
3. 除加湿空気清浄機の種類
最後に、除加湿空気清浄機の種類をご紹介していきます。以下では、代表的な4種類の特徴を解説していくため、それぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
3-1. コンプレッサー式
エアコンにも使われているコンプレッサー式は、冷たい風で空気中の湿気を強制的に結露させて除湿します。
気温が高い夏場にはかなりの効果を発揮しますが、冬場は効率が落ちてしまうため使用時期には注意しましょう。室内全体を快適な空間にしてくれるため、カビに悩まされる心配もありません。
3-2. ゼオライト式
ゼオライトは乾燥剤を意味します。ゼオライトに水分を吸着させ、ヒーターで乾燥させた空気を放出するタイプです。
コンプレッサー式と比較して軽量かつ静音性に優れていますが、ヒーターを使うため室温の上昇が激しくなり電気代も高くなります。光熱費を削減したい方は、コンプレッサー式を選択しましょう。
3-3. 電気式
除加湿空気清浄機の中には電気式のものがあり、静電気の性質を応用しています。空気中の汚れを帯電させて、フィルターに付着させる仕組みです。
フィルターが目詰まりしにくいため、こまめなお手入れは必要ありません。静音性にも優れており、静かな部屋で過ごしたい方におすすめです。
3-4. ファン式
ファン式の除加湿空気清浄機は、ファンを回転させて吸い込んだ空気をフィルターでろ過して綺麗にします。製品の種類が豊富で、比較的安価なものが多いでしょう。
しかし、フィルターの目詰まりは起こりやすく、定期的にフィルターを掃除しないと性能が落ちます。ファンを回転させる騒音が気になる場合もあるでしょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、除加湿空気清浄機のメリットやデメリットについてご紹介してきました。除加湿空気清浄機は除湿機・加湿器・空気清浄機が一体となったもので、一年中快適な室内環境を整えられます。片付けの手間も省け、3台置くより少ないスペースで設置可能です。
しかし、重量が重くサイズが大きいため、移動に手間がかかります。商品の機能を工夫し、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
特にメンテナンス方法は重要で、簡単にお手入れできる仕様でないと掃除が甘く、性能が落ちてしまう可能性もあります。導入する目的をしっかりと考え、優先順位を決めた上で商品を決めるようにしましょう。