やってはいけない家相とは?間取り設計時の注意点をご紹介!

リノベーション
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より快適な空間をつくるためには、動線や立地だけでなく家相も気にする必要があります。家相とは、家の配置や方角・間取りなどから「吉相」や「凶相」を判断するためのものです。

これによって、運気が良い間取りか運気が下がる間取りか判断します。自宅を設計する際には、家相を意識して間取りを決定すると良いでしょう。

今回は、やってはいけない家相とともに間取り設計する際の注意点をご紹介していきます。これから住宅を建築する方はもちろん、建て替えやリフォーム・リノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 家相の基本

住宅の設計でやってはいけない家相を説明する前に、まずは家相の基本を知っておきましょう。家相を意識する上で知っておきたい用語は「鬼門」「裏鬼門」「正中線」「四隅線」です。

それぞれどのようなものか、しっかりと把握しておきましょう。

1-1. 鬼門とは

鬼門とは、北東の方角を指します。その名の通り、邪気が出入りする場所です。

もともとは古代中国の考え方で、起源は古代中国の説話や歴史上の情勢・地形の問題など諸説あります。それが日本に伝来し、陰陽道や神道・怨霊信仰などの影響を受けた後、不吉な方角として認知されたのです。

1-2. 裏鬼門とは

裏鬼門とは、鬼門と反対の方角です。南西を指しますが、こちらも鬼門と同様に不吉な方角といわれています。

鬼門・裏鬼門の調べ方はいくつかありますが、鬼門は15度~75度、裏鬼門は195度~255度の場所を指すことがほとんどです。部屋のどこを中心にするかで変わってくるため、家相の流派や算定方法を確認しておくと良いでしょう。

1-3. 正中線とは

家の中心から南北・東西に引いた線を「正中線」と呼びます。正中線の4方向には玄武・青龍・朱雀・白虎の四神が存在すると伝えられており、神聖な場所として捉えるのが一般的です。

ただ、間取りや家具の配置によっては凶と出てしまう可能性があるため、やってはいけない家相をしっかりと把握しておきましょう。

1-4. 四隅線とは

四隅線は家の中心から南西から北東、南東から北西に引いた線のことです。四隅線の4方向には鬼門・風門・人門・天門の4つの門があり、こちらも正中線と同じように神聖な場所として知られています。

家具のレイアウトをする際は、四隅線の線上に注意することが重要です。

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2. やってはいけない家相とは

家相の基本が分かったところで、やってはいけない間取り設計について見ていきましょう。住宅の間取りを決めるときは、以下の注意点を押さえておくと、失敗する心配もありません。

やってはいけない家相をしっかりと把握しておき、快適な住宅づくりをしていきましょう。

2-1. 鬼門・裏鬼門に玄関を置く

鬼門・裏鬼門は邪気の通り道であるため、そこに玄関を置いてしまうと家の運気が悪くなります。特に玄関は引っ込んでいるケースが多く、家相ではこの状態を「欠け」と呼ぶのが一般的です。

「欠け」が鬼門にあると凶相が強まってしまうため、カビが生えやすくなったり体調を崩しやすくなったりします。

2-2. 鬼門・裏鬼門に水回りを設置する

鬼門・裏鬼門にキッチンやトイレ・洗面所・浴室などの水回りを設置するのもやってはいけない家相です。水回りは湿気が溜まりやすいため、気の流れが悪いとカビが発生したり悪臭が漂ったりします。

衛生的にも良くないため、間取りを考える際は鬼門・裏鬼門に水回りを配置しないようにしましょう。

2-3. 不浄物を正中線・四隅線に配置する

正中線・四隅線は神聖な場所といわれているため、そこにトイレや浴槽などの不浄物を配置するのはおすすめしません。ガスレンジやIHなども不浄物に該当するため、水回りの場所は慎重に決定しましょう。

子ども部屋や寝室などは正中線・四隅線に良いとされているため、間取りの設計で検討してみてください。

2-4. 玄関と勝手口が一直線

住宅づくりをしている方の中には、キッチンに勝手口を設けたいと考えている方もいるでしょう。そのようなときは、玄関と一直線にならないように設計することが大切です。

玄関と勝手口が一直線で繋がっていると、外部から入ってきた気がそのまま外へ出て行ってしまいます。特に玄関からはお金に関する運気が入ってくるとされているため、流れ出ない間取りにすることが大切です。

2-5. 玄関が2つ

玄関は人間でいう「口」に該当します。そのため、玄関を2つ設置すると言い争いが絶えません。

間取りを設計する際は、玄関を1つに限定することをおすすめします。現在の住宅に玄関が2つある場合は、片方からしか出入りはしないようにして、もう片方は閉じておくようにしましょう。

2-6. 欠けがある

家相では「欠け」が凶相を招くといわれています。そもそも欠けとは、一辺の長さの「3分の2以内」が引っ込んでいる状態のことです。

住宅の新築や建て替えでは、間取りに欠けがないか確認すると良いでしょう。また、吹き抜けも家相では「欠け」に該当するため、設計時には注意が必要です。

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3. 間取りを設計する際の注意点

最後に、間取りを設計する際の注意点をご紹介していきます。空間ごとのポイントを把握しておけば、設計後に失敗したと後悔する心配もありません。

注意点を事前に把握し、納得のいく間取りを検討しましょう。

3-1. トイレ

トイレは汚れ・湿気が溜まりやすいため、凶になりやすい場所です。トイレが吉相となる方位や方角はありませんが、鬼門と裏鬼門には配置しないようにしましょう。

また、中央付近も風水上良くありません。戸建ての場合は、窓が設置されていないと空気が滞留してしまいます。

常に空気が入れ替わる環境をつくりましょう。

3-2. 浴室

浴室も鬼門・裏鬼門を避ければ、どの方角に配置しても問題ありません。一般的な間取りでは、北側に配置するのがほとんどです。

トイレと同じように窓を配置すると、空気の流れが良くなるでしょう。こまめな掃除を心掛け、清潔な状態を保つことが大切です。

また、運気が上がるインテリアを置くのも良いでしょう。シャワーカーテンの色を工夫するなど対策してみてください。

3-3. キッチン

キッチンは水を扱う場所であるため、相性の悪い鬼門を避けましょう。風水ではキッチンに最適な方角を「東」や「南東」としているため、設計時に役立ててみることをおすすめします。

キッチンもその他の水回りと同様に汚れが付きやすいため、使用したら拭き取るなど対策が必要です。

3-4. 窓

風水では、窓周りに意識を向けることも重要です。南・南東・東など、太陽の光を取り込むべき方角の窓・サッシは大きく配置すると良いでしょう。

逆に、鬼門・裏鬼門の窓は小さく少なくすることをおすすめします。家相を考慮して最適な間取りを検討してみましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、やってはいけない家相や間取り設計の注意点をご紹介していきました。鬼門・裏鬼門に玄関や水回りを置いたり、玄関と勝手口が一直線だったりすると悪い運気が室内に入り込んでしまったり、良い運気が流れ出てしまいます。

玄関が2つあったり不浄物を正中線・四隅線に配置したりすることも避けられているため、間取りを設計する際は注意しましょう。特に玄関や水回り・窓は気が溜まりやすいため、慎重に間取りを考える必要があります。