湿気やカビとおさらば!リノベーションで快適に住める家に

リノベーション
この記事は約6分で読めます。

「中古マンションを買ったのに室内がじめじめしていてカビ臭い…」
「いつの間にか壁や床にカビができていた!」
そんなお悩みをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

日本に住んでいる限り、この「湿気」の悩みは尽きませんよね。そんなときは思い切ってリノベーションをしてみるのはいかがでしょう?
適切な湿度は健康にも良いですし、気持ちも明るくなります。何よりも湿気による部屋の老朽化を防ぐことが可能になり、結果的に長く住める家になります。
ぜひリノベーションをして、快適で長持ちする部屋を手に入れてみませんか?

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1. 塗り壁(漆喰・珪藻土)に塗り替える

マンションの壁を塗り壁(漆喰・珪藻土)にすることは、湿気対策に非常に効果的です。
ビニールクロスには無い、湿気を吐いたり吸ったりして調整をしてくれる機能があるため、湿気を減らしカビが生えにくい環境にしてくれます。
実はこの塗り壁は、マンションにこそ向いている点がいくつかあるのです。

1-1. 塗り壁がおすすめな理由

1-1-1. マンションで効果が最大限に発揮できる

一戸建てに比べ床面積が限られている、かつ隙間の少ないマンションでは塗り壁(漆喰・珪藻土)の湿度調整機能が大きく発揮されます。この塗り壁の持つ湿度調整機能は限界があるため、一戸建てのような大きすぎる空間や、隙間が多く外気が頻繁に入る環境では最大限の効果が発揮されません。

その反面、マンションは隙間や広い空間がそもそも一戸建てよりも少ないため、塗り壁に向いていると言われているのです。

※ 参考記事: 「漆喰壁のデメリットは?施工する際の注意点やおすすめの種類をご紹介!

※ 参考記事: 「珪藻土の壁でよくある後悔とは?失敗しない選び方をご紹介!

1-1-2. 生活臭にも効果的

中古マンションに住んでいると、中古マンション独特の臭いが感じられることが多いですよね。特にトイレや水回りはアンモニア臭やカビの臭いが染みついていることが多いものです。また、新築マンションの場合でも住んでいると、どうしても独特の生活臭が付いてしまうことは避けられません。

塗り壁には、こうした臭いを分解・吸収してくれる効果もあります。塗り壁に塗り替えると、きっと驚くほど臭いが解消されていることに気が付くはずです。

※ リノベーション済みマンションの詳細は「リノベーション済みマンションのメリット・デメリット、購入時の注意点を解説」をご覧ください。

1-2. こまめに珪藻土アイテムを取り入れる

昨今はたくさんの珪藻土アイテムがあります。メジャーなものですと浴槽や洗面台のマットなどに珪藻土を使っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
他にも、クローゼットに入れて吊るすタイプのものや、靴箱の中に入れて臭いや湿気を取ってくれるものなど様々です。
こまめに家の中で珪藻土アイテムを取り入れることで、湿気からお家や大切な衣類を守ってくれるため、ぜひ取り入れてみてください。

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2. 浴室乾燥機を取り付ける

みなさんのマンションに浴室乾燥機は設置されていますか?「換気扇はあるけど、浴室乾燥機は設置されていない…」というマンションに住まれている方も少なくないと思います。
浴室は特に湿気が溜まりやすく、放っておくとすぐにカビが生えてしまいますし、嫌な臭いもしてきますよね。
浴室乾燥機は性能の高い換気扇という捉え方をしてください。浴室で洗濯物を干さないという方も、湿気対策に浴室乾燥機はとても効果的ですから、取り付けることをおすすめします。

2-1. 浴室乾燥機がおすすめな理由

2-1-1. 費用が安く済む

お風呂場に浴室乾燥機を後付けで取り付けた場合の相場は、浴室乾燥機の本体代金を含めても6万~12万円ほどです。どうでしょう、予想していたよりも安いと思いませんか?
壁を塗り替えたり、間取りを大幅に変えたりすると数十万~数百万掛かるところですが、浴室乾燥機はかなり安価に取り付けることが可能です。

2-1-2. 工事がとても簡単

浴室乾燥機を取り付ける工事は、今ある換気扇を取り外し新しい浴室乾燥機に交換するだけ。換気扇がすでに設置されている場合は電気配線も施されていますし、室外への換気もされているため、大きな工事作業をすることなく簡単に設置することが可能です。
そのため、大掛かりなリノベーションをするほどではないけれど、湿気を少なくしたいという方にも非常におすすめの対策と言えます。

ただし、浴室の種類や仕様によっては、設置できないものもあります。
また、その部屋の電気容量も関係するため、工事をする際には事前に確認をしましょう。

2-2. 浴室乾燥機の効果的な使い方

浴室乾燥機は、使い方を少し工夫することで、しっかりと湿度を下げてくれる効果があります。
寝る前には、必ず浴室乾燥のボタンを押すようにしましょう。その際にお風呂の扉を少し開けるようにしてください。そうすることで、洗面台ゾーンの湿気や臭いまで一緒に換気・乾燥をしてくれます。

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3. ペアガラスで結露を防いで湿気対策!

ペアガラスは、二枚のガラスが合わさっていることから普通の窓よりも断熱性が高く、内側のガラスが外気の影響を受けにくくなっています。ガラスの室内側と室外側の気温差が生じにくいため、「結露しにくく」なるのです。

とはいえ、あくまでも「結露しにくく」なるだけのため、完全に結露を防ぎきれません。特に注意が必要なのはペアガラス内部の結露。ペアガラスの内部に結露が発生してしまうと、ガラスの曇りやカビが発生してしまいます。内部結露が発生した場合、根本的な解決方法はガラスを再度交換することしかありません。

また、ペアガラスに交換をしたとしてもサッシ枠の結露を防止できるわけではないため、樹脂サッシへの取り換えや、手ごろなものですとサッシ枠断熱テープなどで対策する必要があります。

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4. 風通しに配慮した間取りにする

空気の流れが悪いところには、湿気も溜まりやすいということは想像していただけるかと思います。
例えばクローゼットや押し入れの中、窓の無い水回り、部屋の隅や家具の裏などです。
このような湿気の滞りを防ぐには、なんといっても換気・空気の入れ替えが必要です。リノベーションで空気の通り道を作ってあげましょう。

壁を取り壊し、大幅な間取りを変更するというのがもちろん最も効果的ですが、小さなリノベーション工事でも空気の通り道を作ることは可能です。
ウォークインクローゼットの扉を思い切って取り除き、ウォークスルークローゼットに作り変えたり、クローゼット上や浴室などに小さな室内窓を取り付け、空気の通り道を作ることで湿気が籠ることを防げます。

※ 参考記事: 「室内窓は空間がおしゃれになる?魅力や選び方をご紹介!

5. まとめ

収納スペースや水回り、窓の周囲など、家の中には湿気が溜まりやすい場所がたくさん存在します。湿気をそのままにしておくと、カビや異臭が発生して、身体に影響を与えかねません。

リノベーションはとても効果的ですが、湿気を溜めないようにするためにも、日ごろからこまめに換気を心掛けることも大切です。家電や湿気対策アイテムを有効的に取り入れ、常に湿気取りを心掛けましょう。リノベーションと心掛け次第で、マンションの湿気は驚くほど改善されるはずですよ!