フローリングにタイルカーペットを敷くか迷っている方も少なからずいることでしょう。タイルカーペットはフローリングと比べると、柔らかい質感で触り心地も気持ち良いと評判です。
しかし、汚れやすいなどお手入れが大変という声もよく耳にします。フローリングにタイルカーペットは本当に良いのでしょうか。タイルカーペットを敷くメリットやデメリットを解説します。
自宅のフローリングをタイルカーペットにしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
1. フローリングにタイルカーペットを敷くメリット
タイルカーペットは1枚ずつ取り外しが可能です。大きなカーペットよりさまざまな効果が期待できるため、近年人気を集めています。
以下でタイルカーペットをフローリングに敷くメリットをご紹介します。タイルカーペットの強みを活かし、暮らしの中で役立ててみてください。
1-1. クッション性がある
カーペットの表面には空気の層があり、クッション性に優れています。
足腰に掛かる負担を軽減できるため、歩くだけでなく、寝転ぶこともできるでしょう。たとえ、転んだとしても衝撃を和らげてくれます。子どもや高齢者の転倒リスクにも備えられます。
1-2. リラックスできる
カーペットは柔らかい踏み心地が特徴です。リビングや寝室などゆっくりとくつろぎたい場所に敷くことでリラックス効果も高められます。
また、カーペットは集中力を高める効果も期待できるため、書斎や勉強部屋にもおすすめです。保温効果もあり、寒い冬でも暖かさが持続します。
1-3. 防音効果を高められる
防音対策ができるのもフローリングにタイルカーペットを敷くメリットです。特にペットを飼っている方やマンションにお住まいの方などは近隣住民に迷惑をかけないかと不安に思われていることでしょう。そんなときに役立つのがカーペットの存在です。
最近では、防音機能が付いたタイルカーペットやパイルが長いタイルカーペットなどさまざまな商品があります。ライフスタイルに合わせて最適な商品を選んでいきましょう。
1-4. メンテナンスがしやすい
タイルカーペットは1枚ずつ剥がせるため、メンテナンスも比較的楽に行えます。汚れた部分だけを取り替えれば良いため、費用面でも安心です。
タイルカーペットの多くは耐久性に優れているため、摩擦や色褪せにも強く、綺麗な空間を保ちやすいでしょう。
1-5. 自由にアレンジできる
タイルカーペットは1枚の大きさが40cmから50cmです。床に敷き詰めるだけで簡単に施工できるため、自分でさまざまな形にアレンジできます。
色使いや向きを工夫して、おしゃれな空間をつくってみましょう。
2. フローリングにタイルカーペットを敷くデメリット
ここまでフローリングにタイルカーペットを敷くメリットをご紹介してきましたが、デメリットはあるのでしょうか。商品を選ぶ際はデメリット部分にも注意しておかないと、購入後に失敗したと後悔することになってしまいます。
お金や手間を無駄にしないためにも以下の注意点を押さえておきましょう。
2-1. シミが付きやすい
タイルカーペットは繊維素材であるため、食べこぼしや飲みこぼしなどには注意が必要です。
フローリングなら簡単に落とせるシミでもタイルカーペットはなかなか落ちません。使っているうちに汚れが目立ってきてしまうこともあるため、清潔感を保ちたい場合は定期的な買い替えをおすすめします。
最近では、防汚や撥水機能の付いた商品をたくさんありますよ。
2-2. ダニが発生しやすい
タイルカーペットは通気性が良くありません。換気をしてカビやダニが発生するため、注意しましょう。
また、タイルカーペットの上を歩く際に舞い上がるホコリもダニも原因となります。日頃からこまめな換気を徹底し、綺麗な室内環境をつくりましょう。
2-3. 夏は蒸し暑い
ナイロンやポリエステルなどのタイルカーペットは吸水性が悪く、夏は蒸し暑くなる可能性があります。カーペットの上で座ったり寝転んだりする時間が長い方はコットンやウールなど吸水性に優れたタイルカーペットを使用することをおすすめします。
天然素材の商品は調湿効果も兼ね備えているため、空気の循環もスムーズにできるでしょう。
2-4. 生地が硬い場合がある
タイルカーペットは素材によっては生地が硬い場合があります。購入後にイメージと違ったということがないように、実際の触り心地をサンプルで確かめてから購入するようにしましょう。
3. フローリングにタイルカーペットを敷く際の注意点
最後にフローリングにタイルカーペットを敷く際のポイントを解説します。これを押さえておけばタイルカーペットを導入して後悔することもなくなるでしょう。
3-1. 枚数は多めに用意する
タイルカーペットをお部屋に合わせる際、必要に応じてカットをしなければなりません。失敗したとき用にタイルカーペットは多めに用意しておくことをおすすめします。
余分にタイルカーペットを購入しておけば汚れた場合もすぐに取り替えることができますよ。施工する場所に合わせて枚数を検討してみましょう。
3-2. ドアの開閉部分に注意する
タイルカーペットを敷く際に気をつけなければならないのがドアの位置です。ドアにタイルカーペットが引っかかって、開閉できないということがないようにドアの開閉向きや隙間はあらかじめ確認しておくようにしましょう。
ドア付近にタイルカーペットを敷き詰めて、段差が気になるという場合は見切り材などを使用することで目立たなくなります。
3-3. お手入れはこまめにする
タイルカーペットは月に1度を目安に掃除することで綺麗な状態を保てます。
頑固な汚れは中性洗剤を水に溶かして拭きましょう。汚れは広げないように周囲から中央に向かって落とすと、効率良くお手入れできます。
3-4. 素材にこだわって選ぶ
タイルカーペットにはさまざまな種類があります。それぞれ種類によって、性質や金額も異なるため、用途に合ったものを選びましょう。タイルカーペットで代表的な素材はウール・ナイロン・ポリエステルです。
機能もあらゆる種類があり、消臭・防炎・防音・抗菌加工・防ダニ加工など必要に応じて取り入れましょう。
3-5. 定期的に換気をする
タイルカーペットをフローリングに敷く際は換気をこまめに行いましょう。1日の中で1回は窓を開けて、風を通すようにするとカーペットも清潔な状態を保てます。
定期的なメンテナンスで快適な暮らしを実現させましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はタイルカーペットのメリット・デメリットをご紹介しました。タイルカーペットをフローリングに敷く際は目的をはっきりさせ、それぞれの生活に合った商品を選ぶようにしましょう。
また、タイルカーペットは1枚1枚剥がせるため、余分に持っておくことで汚れたときにも早急に対策できます。資金に余裕のある方は余分に購入しておくと良いでしょう。
※ 併せて「タイルカーペットのメリット・デメリットは?購入時のコツも解説!」もご覧ください。