タワーマンションのデメリットとは?購入前に知っておきたい注意点

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眺望の良さ、優れた利便性や住むことによるステイタスで人気のタワーマンションですが、実際に住んだ後に購入を後悔する方も少なくありません。
今回はタワーマンション購入を検討する前に知っておきたいデメリットや注意点について詳しく解説していきます。

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1. 人気のタワーマンション、主なメリット

タワーマンションに住んでみたいと、憧れを持つ方は多くいらっしゃいますよね。
まず一番に思いつくメリットと言えば、やはり高層住居ならではの眺望の良さです。
そしてタワーマンションの多くは、駅近に建っているため立地の良さも挙げられます。

また、共用部の施設やサービスも充実しており、豪華なラウンジ、ジムやプール、ゲストルームやキッズルーム、展望室などなど、コンシェルジュサービスが駐在して宅配やクリーニング等のサービスを提供している物件も少なくありません。そして、建物構造も最新の機能・性能を持つ物件が多く、セキュリティや耐震性能にも優れています。

その他、地味にうれしいメリットとしては、上層階になると虫が出ないということ。虫が苦手な方には意外と大きなメリットと感じるのではないでしょうか。

こうした多くのメリットを持つタワーマンションは、所有することによってステイタスが得られることから多くの方から根強い人気があり、売却、住み替えの際に価格が落ちづらく、資産性が高いということも大きなメリットと言えます。

こんなに人気のタワーマンションですが、住んでみて後悔したという方が実際に多くいらっしゃるのも実情です。
次の段落で、タワーマンションのデメリットとなる点について詳しく解説します。

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2. 住んでから気づくことが多い、タワーマンションのデメリット

では、タワーマンションのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

2-1. 管理費、修繕積立金が高い

メリットでも挙げたように、タワーマンションには充実した共用施設やサービスがついています。そのため、どうしても管理費や修繕積立金といったランニングコストが、通常のマンションよりも高くなる傾向にあるのです。

住宅ローンの支払いとは別に、毎月コンスタントにかかる費用ですから、大きな負担になってしまうことも事実です。共用施設やサービスを常に利用するのであれば良いですが、使用頻度が中々ないのに費用だけ掛かってしまう場合は、より高いと感じてしまうかもしれません。ランニングコストとして、入居している間はずっと掛かり続けるものになるため、長い目で見て支払いが可能かどうか検討する必要があります。

2-2. 朝エレベーターが混雑してしまう

タワーマンションはエレベーターの台数も多く設置されていますが、それでも朝の出勤時などの利用者が集中する時間帯は、混雑によって中々エレベーターが来ないということもあるようです。新築の場合は事前に確認は難しいですが、中古でタワーマンションを購入する場合は、事前に朝の混雑状況を確認しておきましょう。

2-3. 地震の際の揺れ

耐震性能に優れた「免振」や「制震」構造が採用されていることが多いタワーマンション。地震の揺れや衝撃を抑える構造になりますが、やはり高層階になれば地震時の揺れがかなり大きく、長時間にわたる可能性があります。
入居の際は、家具等を固定するなどの地震対策は必ず行う必要があります。

2-4. 災害時、エレベーターが利用できない

地震や災害の際には、安全を確保するためエレベーターの利用はできません。また停電した場合も復旧までに時間が掛かることもあり、とくに高層階の方は不便な生活を強いられる可能性があります。階段で行き来することも想定し、水や食料等の災害時の蓄えや準備を十分に行っておく必要があります。

2-5. 洗濯物干せない、風強い

タワーマンションでは、高層階になればなるほど風が強く、洗濯物が外に干せないということもデメリットと言えるでしょう。物件によってはベランダもない物件も多いです。ベランダの利用をしたいという方には、タワーマンションは不向きと言えるかもしれません。

また、特に高層の場合は、安全上窓を開けられない場合もあるため、このあたりも踏まえて検討する必要がありますね。

2-6. 階層によって、物件価格の差が大きい

タワーマンションの場合、低層階と高層階では販売価格に差が大きくなりやすいということから、入居する階数によって格差が生じ、ストレスを感じるということもあるようです。
物件によっても個人の感じ方によっても異なり、必ず生じるデメリットではありませんが、こうしたことも起こる可能性があることも知っておきましょう。

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3. タワーマンションの固定資産税は階数によって異なる

タワーマンションの階数による価格差についても先ほど触れましたが、固定資産税の税制改正(平成29年4月以降)によって、税額が階層によって異なるよう変更されました。

改正前は、面積が同じであれば階数が異なっても税額は同じでした。しかし、改定後は階数が1階上がることに約0.26%税率が上がるように設定されています。つまり高層になればなるほど、固定資産税が増税されるということになります。

ちなみに、この改定がされた背景には、富裕層によるタワーマンションを利用した相続税対策が増えていたということが挙げられます。以前の税制であれば、販売価格が高い高層階の物件も、面積が同じであれば固定資産税は低層階と同じというものであったため、相続税の節税効果が高く、節税を目的としてタワーマンションを購入する富裕層が多い状況にあったためです。

こうした状況から、タワーマンションの充実した共有施設やサービスが利用でき、購入価格や費用も抑えられる低層階を狙って購入したいという方も増えているようです。
タワーマンションの購入を検討されている方は、税制面も踏まえて選ばれるほうが良いでしょう。

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4. まとめ

今回は、タワーマンションについて、購入検討する上で知っておきたいデメリットを中心に詳しくご説明してきました。タワーマンションには、派手でわかりやすいメリットが多いため、住んでから初めて気づくデメリットと感じるような点が意外にも多いのがお分かりいただけたかと思います。

タワーマンションの購入をお考えの方は、今回ご紹介したデメリットや注意点を踏まえて検討されることをおすすめします。