中古マンションを購入する以上、安心して購入したい、ミスしたくないと考える方は多いのではないでしょうか。この記事では、マンションを安心して購入するためのポイントについて解説しています。
一生に一度の大きな買い物だからこそ、買ってよかったと思えるものにしたいものです。そのためにも、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
1. 安心して中古マンションを購入する際のポイント
ここでは、中古マンションを購入する際に押さえておきたいポイントについて解説します。基本的なものですが、絶対に押さえておいた方が良い部分であるため、ぜひチェックしてみてください。
1-1. 予算
中古マンションを購入する際に、最も大事なことと言っても過言ではないのが予算です。どのくらいの価格までなら出せるのか、自分の収入から費用をカバーするのか、それともパートナーの収入と合わせたものにするのか、場合によっては親のサポートを得る場合もあるでしょう。
さらに、中古マンションの場合は、購入後にリフォームやリノベーションをするケースも少なくありません。そのため、リフォーム・リノベーションをすることを想定している場合は、その費用も予算に組み込んでおいた方が良いでしょう。中古マンションとは言っても、決して安いものではないため、ファイナンシャルプランナーや不動産会社、金融機関などプロに相談しながら予算を考えることで、より安心感が高まるはずです。
1-2. エリア
予算が決まったら次はエリアを決める必要があります。中古マンションは各地にあるため、エリアをある程度絞らないとなかなか候補を見つけられません。
エリアを絞る時にポイントとなるのが「仕事」「子育て」「周辺の環境」の3つです。
仕事に関しては、職場へのアクセスのしやすさなどが挙げられます。電車で通勤する場合、通勤時間が短いのはもちろんですが、最寄り駅が始発駅かどうか、急行電車が止まる駅かどうか、と言った点も併せて確認する必要があります。
子育てについては、保育園や幼稚園、小学校など、必要になる施設が周囲にあるかどうか、という点が重要です。また両親が共働きの場合は、実家の近くであるかどうかも子育てにおいて重要です。これは、忙しいときに実家の両親に子育てのサポートを依頼するケースがあるためです。
周辺の環境とは、スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニなど、生活する上で欠かせないお店などが近くにあるかどうか、ということです。
マンション自体はリノベーションをすることで変えられますが、ここで挙げた3つの点に関してはいずれも自力で変えることはできません。そのため、エリアを決める際には、これらの点についてよく考えるようにしましょう。
1-3. 広さ
エリアを絞ったら、続いて部屋の広さや間取りを決めます。広さを決める際にポイントとなるのが、子どもの有無です。例えば結婚したての夫婦で、今は2人暮らしだけど将来的には子どもが欲しいと考えている場合は、子どものことを想定した広さ、間取りを選ぶようにしましょう。子ども部屋を確保できるくらいの間取りの方が良いかもしれません。
ただし、最初から特定の広さや間取りだけに絞ってしまうと物件が見つかりにくくなってしまうため、少し広めの物件や狭めの物件についても考えておくと良いでしょう。
※ 併せて「マンション間取り図のチェックポイントとは?購入前にしっかり確認」もご覧ください。
1-4. 災害のリスク
日本は地震や台風など、1年を通してさまざまな災害が発生する国です。中古マンションを購入するときは災害が発生した際に想定される被害についても考えなければいけません。これらを確認するのに役立つのがハザードマップです。
ハザードマップは国土交通省や各自治体が提供しているもので、自然災害が発生した際の被害軽減を目的としています。マップを見ると被災が想定される地域や各地域における避難場所および避難経路などが記載されています。
ハザードマップでは、洪水、内水、高潮、津波、土砂災害、火山などの種類があります。
中古マンションを購入する際は、事前にハザードマップをチェックし、危ないエリアの物件は購入を避けるようにしましょう。
※ ハザードマップの活用方法は、「マンション購入の際には「ハザードマップ」を確認しよう!」で詳しく解説しています。
1-5. 外せない条件
予算、エリア、広さ、災害について確認できたら、購入者それぞれの外せない条件についても決めていきます。例えば部屋の向きであれば、北向きは避けたい、西向きが良いと言ったイメージです。
また、部屋からの眺めや築年数、さらにはキッチンの設備へのこだわりなども考えられます。まずは、希望する条件を羅列していき、その中で優先順位をつけていくと良いでしょう。
2. 内見をする際のポイント
安心して家を買うには、やはり内見は欠かせません。いくら、インターネットで情報を集めたとしても、現地に足を運ばないと分からないこともあります。
例えば、マンション周辺の雰囲気は実際に歩いてみないことにはわかりません。マンションは綺麗でも周辺はゴミがたくさんといった可能性もゼロではありません。また、階段やエントランス、エレベーター、ゴミ捨て場、自転車置き場などの共用部分が綺麗でないと住民のモラルが低いと考えられるでしょう。
そのほかにも、マンションの外観を見れば修繕に対する姿勢が見て取れるかもしれません。例えば外壁にクラック(ひび割れ)が入っているマンションは、修繕への意識がどうなのか疑問が出てきます。現在の管理状況は?修繕予定があるのか?なども確認するようにしましょう。
なお、リフォームやリノベーションをしようと考えている場合は、それらが可能かどうかについても確認しておきましょう。購入後にリノベーションしようとしたときに、禁止されていることを知ってからでは遅いため注意してください。
特に、フローリングの制限やお風呂に追い焚き機能が付けられるかどうかは、見落としやすい項目ですから、しっかりと確認するようにしましょう。
※ 併せて「中古マンションを内見する際の注意点と、押さえるべきポイントとは?」をご覧ください。
3. まとめ
今回は、安心してマンションを購入するためのポイントについて解説しました。中古マンションは大きな買い物であるため、購入にあたっては今回紹介したポイントを入念に確認しておくようにしましょう。
なお、FLIE(フリエ)では、中古マンション購入の際には、不動産やローンだけでなく、内見時のことやリノベーションのことなど、幅広く相談できます。気になることはなんでも質問してください。お客様のニーズや予算に合った物件をご提案いたします。