夫婦2人で住むのにはちょうど良い1LDKですが、子どもが生まれて子育てするときにはどうなのでしょうか。手狭に感じてしまわないか不安に思っている方も多いはずです。
そこで今回は、1LDKで子育てするメリットやデメリット、おすすめのレイアウト方法をご紹介します。過ごしやすい住宅環境を整えるためにもぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 1LDKで子育てするメリット
まず、1LDKで子育てするメリットから見ていきましょう。1LDKでの子育ては一見狭いと感じてしまいますが、実は魅力がたくさんあります。今回は主なメリットを5つご紹介します。
1-1. 家賃が抑えられる
1LDKのお部屋は他の2LDKや3LDKのお部屋と比べて、家賃が低く設定されている傾向にあります。毎月の出費を抑えられるため、家計への負担も軽減されるでしょう。
貯金があまりないという方や他のことにお金を使いたいという方は家賃が安い1LDKを選ぶと良いでしょう。2人暮らしのお部屋をそのまま使えば、引っ越し費用も浮きます。
1-2. 子どもを見守りやすい
部屋数が少ない1LDKは子どもを見守りやすい特徴もあります。特に目が離せない赤ちゃんは目の届く範囲で活動してほしいものです。
広いリビングの間取りなら、ベビーベッドや遊び道具も余裕を持っておけるため、生活の妨げになることもないでしょう。家具の置き方など工夫してみることをおすすめします。
1-3. 掃除の手間が減る
2LDKや3LDKなどの広いお部屋だとお手入れするのも大変です。その点、1LDKであれば個室が1ヶ所しかないため、掃除の手間も省けます。
掃除の手間が省けることで子どもとの時間も増え、より良い生活を送ることができるでしょう。子どもから目が離せない状態でも綺麗な空間を保ちたいという方は1LDKのお部屋がおすすめです。
1-4. 効率良く暮らせる
1LDKは空間を効率良く使えるところもメリットです。無駄になるスペースもなくなるため、メリハリの付いた綺麗な住宅を目指せるでしょう。
子どもがまだ小さいうちは1LDKのお部屋に住んで、大きくなってから買い換えるのもおすすめです。ニーズに合わせて暮らし方も変化させていきましょう。
1-5. 貯金を貯めやすい
先程も言ったように1LDKは家賃が安い物件が多く、貯金が貯まりやすいことがほとんどです。
生活費や教育資金など子育てをしていると何かとお金が掛かるため、子どもが小さいうちに積立をしていくのも良いでしょう。
それぞれの家庭でやり方が異なるため、家族で話し合い納得のいく形で暮らしていくことをおすすめします。
2. 1LDKで子育てするデメリット
続いて、1LDKで子育てするデメリットをご紹介します。デメリットは工夫次第で気にならなくなるため、その解決方法もあわせて見ていきましょう。
2-1. 子どもが大きくなると狭い
子どもが小さいうちはそこまで気にならなかったお部屋の広さですが、小学生くらいまでになるとお部屋が窮屈に感じてしまう場合もあるでしょう。
そのような場合は引っ越しを検討するか断捨離をして物を減らす努力をすることをおすすめします。家族構成に合わせてお部屋の広さを決めていきましょう。
2-2. 収納が限られる
1LDKは収納場所が少ないこともデメリットです。子育てにはベビー用品や学校関係のものなどさまざまなアイテムが必要で、それらをしまう場所がないとごちゃごちゃした空間になってしまいます。
収納付きの家具を設置したり棚を多めに置いたりと工夫して収納場所を確保しましょう。
2-3. 個室がつくれない
1LDKは個室は1つで、そこを寝室にしてしまうと仕事や勉強のための部屋がつくれません。
デッドスペースがある場合やリビング空間に余裕がある場合は一角にワークスペースを設けることをおすすめします。
また、風邪などを引いた際は隔離できないため、家族みんなが体調を崩す可能性があるでしょう。カーテンや板などを使い、パーテーションをつくるのもおすすめです。
2-4. 来客時に対応できない
1LDKのお部屋は来客時にスムーズな対応ができないこともデメリットです。泊まる場所はないため、宿泊する来客は気を遣うかもしれません。
また、訪問者はリビングに通すしかないため、いつ見られても良いように綺麗に片付けておく必要があります。そのためにも、収納場所の確保は大切です。
2-5. 遮音性が劣る
1LDKのお部屋はファミリー向けにつくられたものではないため、木造や鉄骨造の物件が多い傾向にあります。
そのため、遮音性に難がある場合も多く、夜泣きなどで近隣住宅に迷惑を掛ける可能性も考えられるでしょう。心配な場合は遮音性の高いカーテンやカーペットを敷いて対策することをおすすめします。
3. 1LDKで子育てする際におすすめのレイアウト
1LDKで子育てするメリットとデメリットが分かったところで、おすすめのレイアウトをご紹介していきます。同じ間取りであっても家具の置き方が違えば、空間の雰囲気も異なります。
より開放的で過ごしやすい空間にするためにも以下のレイアウトを真似してみてください。
3-1. リビング
生活の中心であるリビングは物が溢れやすいため、置く家具は厳選させることをおすすめします。
テーブルやテレビボード、おもちゃをしまう収納ケースなど取り入れる家具をピックアップしてみましょう。明るい色の家具でまとめると、同じ広さであっても広々とした空間に見えます。
色味や素材を統一し、おしゃれな空間をつくりましょう。
3-2. ダイニング
リビングと同様にダイニングもたくさんの物でごちゃつきます。圧迫感が出ないようにするためには大きめの家具をなるべく置かないようにしましょう。
ソファなどは置かずに赤ちゃん用のスペースとしてベビーベッドや遊び道具などを取り入れみるのもおすすめです。
赤ちゃんが広々とした空間でのびのび過ごせるように工夫してみましょう。
3-3. キッチン
物件を選ぶ際はキッチンの位置にも注目しましょう。赤ちゃんは目が離せないため、キッチンからリビングが見える位置にある間取りがおすすめです。
また、キッチンの他、おむつを替えたり体を洗ったりと洗面台に行くことも多いはずです。間取りを決める際は生活動線がスムーズかも確認しましょう。
3-4. 寝室
1LDKでも寝室には収納が付いていることがほとんどです。そのため、しまえるのも全てクローゼットの中にしまい、空間をスッキリさせましょう。
6帖ほどの寝室でも一般的なベッドとベビーベッドが入ります。布団にすれば、さらに広々とした空間をつくれるでしょう。
赤ちゃんが落下することを心配している方は布団にすることをおすすめします。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は1LDKで子育てするメリットやデメリット、おすすめのレイアウトをご紹介しました。
1LDKのお部屋は家賃が安いため、貯金をしやすい他、掃除の手間が省けます。しかし、個室がつくれないため、子どもが大きくなると窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。
収納を確保するのも大変で、家具のレイアウトや数を工夫する必要があります。より快適な環境で生活できるようにさまざまな工夫を凝らしてみましょう。
※ 併せて「2LDKのお部屋で子育てするなら!家具レイアウトのコツを解説!」もご覧ください。