間取りや内装、設備などを自分なりにカスタマイズできるリノベーションですが、よく考えて工事をしないと住んでいく中で後悔してしまうかもしれません。
今回はリノベーションで後悔するポイントをご紹介します。失敗を未然に防ぐためにもしっかりを頭に入れておきましょう。これからリノベーションをしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
1. リノベーションで後悔するポイント
1-1. 費用が高くなった
まず初めにリノベーションでよくある後悔ポイントを解説していきます。同じような失敗をすることがないようによく考えて工事内容を決めていきましょう。ここでは費用面・クオリティ面での後悔をご紹介していきます。
リノベーションをする理由はさまざまですが、暮らしを充実させることを目的としている方が多いのではないでしょうか。そのため、こだわりを詰め込み過ぎて、予算オーバーしてしまったという失敗もよく耳にします。
また、大規模なリノベーションでは借り住まいや引っ越し費用も掛かります。リノベーションをするにあたって、どのような費用が掛かるのかしっかりと把握しておきましょう。
1-2. 入居後に不満が出てきた
予算を気にして、クオリティを下げ過ぎてしまったという失敗も多く挙げられます。リノベーションでより良い生活を営むはずが、返って不便になってしまうケースもよくあります。
そのような後悔を避けるためには、現状から何を改善したいか明確にしておくことが大切です。迷った場合は専門家にアドバイスを求めましょう。
1-3. 希望通りの間取りにならなかった
マンションをリノベーションする際、規約の内容によっては希望通りにならないことがあります。大幅な間取り変更や水間取りの移動は許可されていない物件が多いため、設計の際には注意しましょう。どこまでできるのか、してはいけないことはあるのかなど事前に確認しておくことをおすすめします。
1-4. 補修工事が多く発生した
特に築年数が古い物件をリノベーションする際は追加工事が必要になるケースがほとんどです。工事内容は建物の劣化状態によって異なるため、事前に調査を行っておくのも良いでしょう。専門家による現地調査の内容を踏まえて、リノベーション内容を決めていくことをおすすめします。
2. リノベーションで後悔しないための対策
リノベーションは高額な費用が掛かり、やり直しも困難です。後悔しないためには以下のポイントを押さえておく必要があります。入念な計画をし、失敗することがないようにしましょう。
2-1. 優先順位を付ける
リノベーションで使える予算は決まっています。そのため、条件に優先順位を付けて、必要な箇所を明確にしておきましょう。やりたいことがたくさんあり、優先順位を決められないという方は劣化具合を一つの目安として考えても良いかもしれません。キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの状態を見て判断しましょう。
2-2. 予算は希望と上限を決めておく
予算を設定する際は希望と上限の2つを決めておきましょう。ここまでに収まったら良いという希望と これ以上は使えないという上限を決めておくことで予算オーバーをして、生活が破綻するということもなくなります。生活をより良くするためのリノベーションのはずが、生活を苦しくしてしまったら意味がありません。必要であれば、場所別に使える予算を設定しておいても良いでしょう。
2-3. 実際の暮らしをイメージする
実際の暮らしをイメージして設計することで、リノベーションで後悔するリスクも軽減されます。家族構成やライフスタイルによって、必要な間取りや設備は異なります。収納スペースや部屋数など生活を思い描きながら設計していきましょう。リノベーションをする予定がある方は日々の不満や不便さを書き出してみるのもおすすめです。
2-4. 将来を見据えて設計する
子どもが大きくなったときのことや親の介護が必要になったときのことなど将来を見据えてリノベーションをするのも成功の秘訣です。ショールームなどで実際の使い心地を確かめてみるのも良いでしょう。長い目線で住み続けられる住宅を考えてみてください。また、将来的に住宅を売る予定のある方は不動産市場の需要にも目を向けてみることをおすすめします。
2-5. 信頼できる業者を探す
後悔しないリノベーションをするには業者選びも重要です。希望を叶えてくれるか予算に適した料金設定かなど総合的に判断しましょう。信頼できる業者を選べば、リノベーションに関するさまざまな手間を省くことができるはずです。業者選びは慎重に行いしましょう。
3. 後悔しないリノベーション業者の選び方
リノベーション業者は以下の5つのポイントを基に判断していくと良いでしょう。それぞれどのような点に注意しておくべきか解説していきます。リノベーション業者を選ぶ際に役立ててみてください。
3-1. 希望を叶えてくれる会社か確認する
リノベーション業者は会社ごとに得意分野が異なります。デザインを重視するのか機能性を重視するのかでも選ぶ業者が変わってくるでしょう。各業者のホームページには施工事例が記載されていることが多いため、そちらで自分たちの希望と合っているか確認することをおすすめします。
3-2. 確かな実績があるかチェックする
各業者のホームページやパンフレットでは施工事例の他、受賞歴も確認するようにしましょう。デザインコンテストなどの賞を受賞している場合はデザイン面において確かな実績があると判断できます。実際に施工事例を見る際は築年数や工事費用、平米数、工事期間など総合的に見ていきましょう。
3-3. 問い合わせ時の印象も重要
実績だけでなく、スタッフの印象もチェックポイントです。問い合わせをしたときの印象はよく覚えておきましょう。丁寧なプランニングをしてくれた、相談の場を何度も設けてくれたなど親身になって考えてくれる業者を選ぶことをおすすめします。
3-4. 価格体系を把握する
リノベーションの価格体系にはフルオーダーとパッケージ型があります。フルオーダーでは設計費用や解体費用、管理費用などを合算して最終的な金額を出すため、打ち合わせ時には総額が判断できません。
一方、パッケージ型は工事内容に合わせて金額がある程度決まっているため、資金計画が立てやすいメリットがあります。それぞれのニーズに合わせて検討してみましょう。
3-5. アフターサービスの内容も見落とさない
リノベーションの業者選びで見落としがちなのがアフターサービスです。リノベーションをして永く住み続けたいと思っているのにアフターサービスがなければ、トラブルが起きたときに手間や費用が掛かります。保証期間や内容などもあわせて確認するようにしましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はリノベーションの後悔事例をご紹介しました。事前に失敗しやすいポイントを知っておくことで工事を始める前に対象ができます。予算を無駄にしないためにも計画はしっかりと行いましょう。
また、リノベーション業者を選ぶ際は希望や印象、サービス内容などを総合的に判断して信頼できる業者を選ぶことが大切です。
見積もりは1社だけでは判断できないため、複数社に依頼することをおすすめします。工事内容に合った金額を提示してくれる会社を選ぶようにしましょう。