マンションを購入しようか、今まさに悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。中には独身の女性の方で、マンションの購入を検討中の方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、独身の女性がマンションを購入する際に押さえておきたいポイントについて解説します。マンション自体を選ぶときのポイントやライフステージの変化まで幅広く解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
1. そもそもマンションを買うべきなのかどうか考える
独身の女性がマンションを購入しようか迷っていらっしゃる場合、そもそも買う必要があるのかどうか考えてみましょう。様々な要素を踏まえて考えてみるとマンションが必要か不要か明らかになるはずです。
※ 参考記事: 「一人暮らしのマンション購入、後悔しないために知っておきたいポイント」
1-1. 賃貸に住み続けたほうが良いケース
まずは、マンションを購入しない方が良いケースです。ここで紹介する内容が当てはまる方は、無理をして購入する必要はないでしょう。
1-1-1. 実家を相続する予定である
実家が一軒家やマンションを所有していて、将来的にそれを相続する場合は、特にマンションを購入する必要はないでしょう。購入しなくても将来手に入るためです。特別な事情があって購入する必要がある場合は別ですが、迷っている段階なら買わなくても問題ないはずです。
1-1-2. 結婚する予定がある
結婚する予定がある、もしくは可能性が高いという方は、近い将来にパートナーと暮らし始めることになるため、独身のうちにわざわざマンションを購入する必要はありません。
また、結婚後に子どもが生まれるとさらに広い部屋が必要になるため、マンションの購入はもう少し後になってから検討することになるでしょう。
1-1-3. 家賃補助がある
現在の勤務先から家賃補助が出ている場合は、そのまま賃貸に住み続ける方が良いでしょう。これは家賃補助によって浮いたお金を貯蓄に回せるためです。
マンションを購入すると、家賃補助が受けられなくなるため、貯蓄に回せるお金も減ってしまう恐れがあります。
1-1-4. 転勤の可能性がある
今の職場で、遠く離れた土地に転勤する可能性がある場合は、マンションの購入は避けた方が良いでしょう。もしマンション購入後に転勤となると、マンションのローンに加えて、転勤先の賃貸の家賃も支払うことになるため負担が大きくなってしまいます。
1-2. マンションを購入したほうが良いケース
では、逆にマンションを購入した方が良いのはどのようなケースなのでしょうか。これに関しては、先ほど紹介した賃貸に住み続けたほうが良いケースに当てはまらない場合です。
特に実家の相続の予定がない、結婚の予定がない、家賃補助も出ておらず転勤もない、となるとマンションを購入してからも長く住めると考えられるためです。
2. 独身の女性がマンションを購入するときに確認するポイント
ここからは、実際に独身の女性がマンションを購入する場合に確認しておきたいポイントについて解説します。
2-1. 建物に関して
2-1-1. 設備・サービス
マンションを購入するときにチェックしておきたいのが、設備やサービスです。例えばインターネットショッピングをよくする方は宅配ボックス付きのマンションの方が便利です。
また、独身の女性の1人暮らしとなるとセキュリティ面への配慮も必要となるため、オートロック付きのマンションの方が良いでしょう。
そのほかにも、仕事の時間が不規則な場合は、ゴミ出しが24時間可能かどうかも重要なポイントになるはずです。
2-1-2. 予算
1人暮らしをするためのマンションとは言っても、購入するとなると1,000万円以上のお金が必要です。そのため、予算計画をしっかりと立て、どのくらいまでなら購入できるのか判断基準を設けておくようにしましょう。
数千万円単位の買い物となると、100万円や10万円の金額の違いは非常に少額に見えてしまう恐れがあるため、事前に必ず予算を決めておくことをおすすめします。
2-1-3. 管理費や修繕積立金
マンションを購入する場合、必要になるのは購入費用だけではありません。マンションの管理費や修繕積立金も必要です。修繕積立金とは、一定の年数が経過したタイミングで行われるマンションの大規模修繕に向けて積み立てていくお金のことです。予算計画を考える場合、ローンの支払いに加えて、管理費や修繕積立金の支払いも含めておく必要があります。
2-2. ライフステージの変化に関して
独身の女性がマンションを購入する場合に考えておくべきなのは、建物のことだけではありません。これから先のライフステージの変化についても考えておく必要があります。ここでは、どういった変化が考えられるのか解説します。
2-2-1. 結婚
現時点は独身で、結婚の予定がないとしても100%結婚しないとは言い切れません。もしかしたら急に結婚相手が現れる可能性も十分にあるでしょう。独身の女性がマンションを購入するときは、結婚の可能性を考慮して、売却しやすいマンションを選ぶようにしましょう。
では、売却しやすいマンションとはどのようなマンションなのでしょうか。ポイントとしては以下のような点が挙げられます。
- 駅から近いこと
- 駅の使い勝手が良いこと
- マンション周辺の環境
など
上記は一例ですが、簡単にいうと住みやすいエリアのマンションの方が売却しやすいということです。駅から徒歩5分、長くても10分の近さで、始発や急行などが止まる駅だと購入希望者も多いはずです。
また、スーパーやドラッグストア、公園などの周辺環境もマンション選びのポイントだと言えます。
一方で、売却しにくいマンションの例としてあげられるのが、ワンルームマンションです。ワンルームマンションは、風呂・トイレ・洗面がユニットになっていることに加えて、収納も少なく、オートロックの建物が少ないなど設備面で物足りなさを感じる方が多いため、売りにくくなっています。
独身の方で、これからマンションを購入しようとしていらっしゃる場合は、ワンルームマンションではなく、コンパクトマンションを購入することをおすすめします。コンパクトマンションであればワンルームマンションよりも売却しやすいはずです。コンパクトマンションとは、少人数での生活を想定して作られたマンションのことで、1LDKや2LDKが主流です。
※ 参考記事: 「コンパクトマンションの魅力とは？今注目される理由と購入時の注意点」
2-2-2. 収入の変化
ローンや修繕積立金の支払いをしていくためにも、毎月一定の収入を得る必要がありますが、転職などによって収入が減ってしまう恐れがあります。
また、転職しなくても景気の影響を受けてボーナスが出なくなってしまうこともあるでしょう。
収入の変化はローンや修繕積立金の支払いにダイレクトに影響します。そのため、予算計画は現在の収入に対してギリギリの予算を設定するのではなく、収入が減ったとしても対応できるくらい余裕のある金額を設定するようにしましょう。
3. まとめ
今回は、独身の女性がマンションを購入する際のポイントについて解説しました。マンションを購入する場合、予算や設備など建物自体をチェックするのはもちろんですが、独身となると将来のライフステージの変化も考慮する必要があります。
現在独身の方でマンションの購入を検討していらっしゃる場合は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
