マンションで雪対策をするときのポイント!必要な道具や注意点も解説

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降雪地域以外においても、雪かきが必要になるくらい雪が降るケースは少なくありません。一般的にマンションは戸建てに比べて降雪の影響を受けにくいとされていますが、それでも雪対策は欠かせないものです。この記事では、マンションにおける雪対策を解説しています。どのような道具が必要なのか、雪かきをする際に注意することなどを取り上げているため、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 降雪時に起こるトラブル

降雪が少ない地域のマンションだと、降雪時に様々なトラブルが起こると予想されます。例えば、マンションのエントランスに積もった雪に足を滑らせて転んでしまう、機械式の駐車場のセンサーが雪によって動かなくなる、屋上に雪が積もり漏水する、などです。どのようなトラブルが起こるのか事前に想定した上で、自身で対策できる部分は事前準備をしておきましょう。また、1人では対策できないことは、管理会社に相談しておくと良いでしょう。

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2. 地域によってマンションの設備は異なる

マンションと一言で言っても、地域によって設備に違いがあります。例えば、降雪地域のマンションは、ロードヒーティングと呼ばれる設備を備えているケースが多いのが特徴です。これは、道路の下に設置される電熱線や温水菅を活用して雪を溶かしたり、地面の凍結を防いだりしてくれるシステムのことです。この設備が備えられているマンションは雪かきの負担が軽減されます。

しかし、首都圏など雪があまり降らない地域のマンションには、降雪対策の設備は基本的にありません。そのため、自分自身で対策をする必要があります。

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3. 降雪前は事前準備を行っておく

いつ雪が降るか、どのくらいの雪が降りそうか、といったことは天気予報で事前に把握可能です。そのため、雪が降る前に事前準備を行うようにしてください。ここでは、具体的な準備内容を解説します。

3-1. 道具の用意

除雪に必要な道具を用意しましょう。除雪時に使用する主な道具としては、以下のようなものが挙げられます。

  • スノーショベル(スコップ)
  • 融雪剤
  • 長靴
  • 手袋・軍手
  • 防水加工が施された服

スノーショベルは除雪には欠かせないアイテムです。近年では、幅が広く一度にたくさんの雪を運べるもの、車輪がついているものなどもあります。また、スノーショベルと合わせてほうきも用意しておくと便利です。

融雪剤は、その名の通り雪を溶かしてくれる薬品のことです。非常に便利なものですが、様々な種類が販売されており商品によっては、金属を腐らせるもの、皮膚炎を引き起こす可能性のあるものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。

長靴や手袋、防水加工が施された服を前年に買い揃えている方もいらっしゃるかもしれませんが、事前に破損等がないか確認しておくようにしましょう。

これらの道具は、マンションで用意しているケースもありますが、数が十分でない可能性もあるため、自身で用意しておくことをおすすめします。

3-2. その他の事前対策

道具の準備以外にも、事前にできる対策があります。

例えば、車を所有していらっしゃる方は、ワイパーを立てておくようにしましょう。これはワイパーの凍結防止対策のためです。また、ワイパーを立てることでフロントガラスに雪が積もるため、除雪しやすくなるでしょう。

そのほかにも、降雪によりライフラインが停止する恐れがある場合は、水分や食料などの用意をしておくようにしましょう。電気やガスも使用できなくなる可能性もゼロではないため、パンやお菓子、缶詰など調理不要で食べられるものの購入をおすすめします。
そのほかにも、懐中電灯やラジオ、乾電池なども用意しておきましょう。

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4. 除雪のポイント

ここからは、除雪を行う際のポイントを解説します。

4-1. 共用部分の除雪

エントランスや廊下などは共用部分となるため、マンションによっては管理人が除雪を行ってくれるケースがあります。共用部分の除雪が必要かどうかは、管理会社に確認してみてください。

4-2. 駐車場の除雪

駐車場によっては屋根がないケースもあり、そのような駐車場だと車に雪が積もるおそれがあります。車に雪が積もったときは、積もった雪を地面に下ろしてから、雪を日当たりの良い場所に移動させ、雪が自然に溶けるのを待ちます。
なお、車に積もった雪は全てを取り除く必要はありません。車が動かせるくらいの除雪で構いません。また、フロントガラスに積もった雪を溶かすために、お湯をかけることはしないようにしましょう。場合によってはフロントガラスが割れる恐れもあります。

4-3. バルコニーの除雪

マンションのバルコニーは共用部分ではありますが、お部屋を使っている方に専用使用権が存在します。そのため、基本的には住民が自身で除雪するようにしてください。ベランダの除雪をする場合は、雪に水を掛け溶かすようにしてください。ただし、このとき流す水の量が多いと、隣の部屋のベランダに溶けた雪が流れてしまうため、ゆっくりと少量の水を掛けるようにしましょう。

4-4. 除雪は重労働

どの場所の除雪をするにしても、「除雪は重労働である」ということを覚えておきましょう。降雪量にもよりますが、除雪作業は運動並みに体力を消耗するケースもあります。そのため、除雪の際には、準備運動で体をほぐし、こまめに水分補給をするようにしましょう。また、作業をしていると汗をかくこともありますが、そのままにしていると体が冷え風邪を引いてしまいます。そのため、汗をかいたら着替えるなど、体温調節も忘れないようにしてください。

5. まとめ

今回は、マンションの雪対策を解説しました。雪が降りそうなときには、除雪道具の購入や食料品の購入など事前準備が欠かせません。また、除雪作業は重労働であるため、必要に応じてマンションの住民同士で協力し合いながら取り組むようにしてください。除雪が難しい場所、危険な場所などは、管理会社に相談したうえで、対応するようにしましょう。

FLIEmagazineでは、台風対策についても解説しています。是非あわせてご覧ください。
※ 参考記事: 「マンションの台風対策はこれで安心!備えあれば憂いなし!