ベランダとバルコニーは何が違う?メリットとデメリットを解説!

不動産知識
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物件情報を見ていると、間取り図にベランダやバルコニーと書かれていることがあります。ベランダとバルコニーの違いは一体どこにあるのでしょうか。両者の違いを知ることは物件を探す際にも役立つため、知っておいて損はないでしょう。

この記事では両者の違いの他にそれぞれのメリットやデメリットも解説していきます。それぞれの特徴を把握し、自分に合った物件を見つけていきましょう。

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1. ベランダとは

ベランダもバルコニーも似たような意味のため、混同されがちです。両者は微妙に意味が違うため、ここで正しい知識を得ておきましょう。まずはベランダから解説していきます。

1-1. ベランダの定義

ベランダとは屋根付きの屋外専用スペースです。屋根があるか否かが判断基準となります。マンションでは、1階でも屋根が付いていれば「ベランダ」として表記されます。日本伝統である縁側も屋根が付いているため、洋風に言えばベランダです。

1-2. ベランダのメリット

ベランダのメリットはなんと言っても雨を凌げる点でしょう。屋根が付いているため、急な雨でも洗濯物がびしょ濡れになるのを防いでくれます。雨の日でも窓を開けられるのは大きなメリットです。湿気が篭りがちな梅雨などに活躍してくれるでしょう。

また、屋根があることで直射日光が室内に入るのを防いでくれます。暑い夏場や天気の良いにも便利です。

1-3. ベランダのデメリット

ベランダのデメリットはメリットの裏返しでもありますが、採光面でバルコニーより劣ることでしょう。お部屋の向きによっては日差しがあまり入らず、暗い印象を与えてしまうかもしれません。物件を探す際はお部屋の向きや採光に注意して選ぶことをおすすめします。

1-4. ベランダのあるマンションに住む際の注意点

マンションのベランダは入居者が優先的に使用できますが、共用部として区分されます。火災や地震など災害時に避難経路として使われることもあるため、置いてはいけないものを把握しておきましょう。

通路を塞ぐようなものを置くことは禁止されているため、ご注意ください。詳細は契約書などに記載されているため、よく確認しておきましょう。

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2. バルコニーとは

続いて、バルコニーについて解説していきます。

2-1. バルコニーの定義

ベランダに対して屋根が付いてない屋外専用スペースのことを「バルコニー」と言います。バルコニーは2階以上のものを指すことが一般的です。マンションの1階で屋根が付いていない屋外専用スペースは「テラス」と区分されます。

多くの場合、ベランダよりバルコニーの方が外側にせり出されているため、広い造りが特徴です。下階の屋根を利用したバルコニーは「ルーフバルコニー」と呼び、ルーフは屋根を意味します。

2-2. バルコニーのメリット

バルコニーは屋根がないため、採光を十分に取ることが可能です。太陽の光をたくさん取り込みたいという方はバルコニーのある物件を探すことをおすすめします。植物も育ちやすいため、ガーデンニングにも適していますよ。特に冬の時期は暖かいため、バルコニーで良かったと実感するでしょう。

2-3. バルコニーのデメリット

バルコニーのデメリットは屋根がないことでしょう。屋根がないため、突然の雨に弱く、洗濯物がびしょ濡れになってしまうことも多々。また、日差しが直接室内に入ってくるため、夏場は暑くなりがちです。カーテンやエアコンで調節するなど対策を取りましょう。

2-4. バルコニーのあるマンションに住む際の注意点

特にルーフバルコニー付きのマンションは広々としているため、さまざまな使い方ができます。しかし、物件によってはバーベキューや手持ち花火などを禁止していることもあるため、契約する際に規約を把握しておきましょう。ルールを守っていないと、近隣トラブルになるだけでなく、強制退去の可能性もあります。

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3. ベランダーやバルコニーをおしゃれにする方法

ここからはベランダやベルコニーをよりおしゃれに活用するアイデアをご紹介していきます。ライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。

3-1. 植物を取り入れる

まず1つ目にご紹介するのが植物をベランダやバルコニーで育てるアイデアです。観葉植物なら初心者でも育てやすいため、気軽に取り入れることができます。植物は外からの視線を目隠しすることも可能です。ただ、避難経路は妨げないように置き方を工夫しましょう。

また、植物によっては虫が寄り付く場合があるため、近隣トラブルにならないように対策を徹底してください。

3-2. 照明を飾る

ベランダやバルコニーに小さな照明を飾って演出するのもおすすめです。日中だけでなく、夜も楽しめるため、近年人気を集めています。ちょっとした食事をしたり読書をしたりと使い方もそれぞれです。生活スタイルに合わせて、自分のお気に入りスペースをつくりましょう。

3-3. アウトドアグッズを置く

テーブルやチェア、テントなどアウトドアグッズをベランダやバルコニーに置いてみるのもおすすめです。最近流行りのベランピングも気軽に楽しめますよ。選ぶアイテムは一つ一つこだわると、自分だけのオリジナル空間がつくれるでしょう。

小物や雑貨はリサイクルショップやアンティークショップなどで安価に購入できますよ。

3-4. ウッドデッキを敷く

ウッドデッキはベランダやバルコニーの印象を大きく変えられるため、おしゃれな空間をつくりたい方におすすめのアイテムです。ホームセンターや100円ショップでも気軽に購入できます。ただ、ウッドデッキは耐久性が悪いと、木材が腐ったり割れたりするため、耐久性の良いものを選ぶようにしましょう。

3-5. 子どもの遊び場として活用する

ベランダやバルコニーにおもちゃを出して子どもの遊び場として活用する方もいます。シャボン玉や水遊びなどができ、おうち時間も退屈しません。近所迷惑とならないように騒音や排水には気をつけましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はベランダとバルコニーの違いについて解説してきました。ベランダとバルコニーの違いは屋根があるか否かです。それぞれメリットとデメリットがあるため、希望や条件に合った物件を選ぶようにしましょう。

また、マンションに住む場合はベランダやバルコニーは共用部として区分されるため、取り扱いには配慮が必要です。ルールを守って、楽しく活用していきましょう。

FLIE magazine 編集部

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