マンションの外観は重要?資産価値への影響と物件選びのポイント

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マンション選びの際、お部屋の中やマンション内の共用部分は十分にチェックされると思いますが、意外と見落としがちなのが外観ではないでしょうか。生活には直接影響はない部分ではありますが、実はマンション選びにおいて外観は非常に重視すべき要素です。

今回は、マンションの外観について、なぜ外観が重要なのか、そしてどういった点を重視してチェックすべきかを詳しくご紹介します。

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1. なぜ、マンションの外観を重視すべきなのか

マンションの外観は重視すべきであると冒頭でもお伝えしましたが、なぜ外観が重要なのかというと、マンションの資産価値に大きな影響を与えるためです。

マンションの資産価値に影響を与えるのは、エリア・駅からの距離といった立地、周辺環境、築年数、管理体制などの要素がありますが、中でも外観は重要な要素です。

初対面で第一印象が重要であるように、マンションであっても初めて物件を見た際の第一印象が重要であることに変わりはありません。人生で最も大きな買い物であるマンションですから、第一印象の悪い物件は選びたくないですよね。

特に、将来的に売却を考えている方であれば、マンションの外観は非常に重要な要素と言えます。

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2. 外観の良いマンションのメリット

外観の良いマンションの具体的なメリットとしては、買い手が見つかりやすく、且つ高値で売れる可能性が高いことが挙げられます。実際に、外観が良いマンションは築年数が古くても売れやすく、価値が下がりづらい傾向にあります。

例えば、有名ブランドのマンションは、どの物件も外観デザインや仕様にこだわって作られていますが、これらのブランドマンションは築年が経っても価格が落ちづらいと言われています。ブランドマンションの場合、選ばれる要素は外観の良さだけではありませんが、見た目の良さが人気に影響を与えているということは確かでしょう。

立地や価格等の条件が同じで、かっこいい綺麗な見た目の物件と、そうでない物件があったらどちらを選ぶかということをイメージしてみても、売却時に外観が与える影響がどのくらいあるのかということが理解できると思います。

※ 参考記事: 「資産価値にも影響!?マンションブランドの特徴やメリットデメリットについて

また、最新のブランドマンションだけでなく、築年が経過しても手入れが行き届いていて、外観をきれいに保っているマンションも資産価値が落ちづらく人気が高い傾向にあります。

そうした物件は「ヴィンテージマンション」と呼ばれており、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ワインのように年月の経過が味わいとなり、魅力的な建物として愛されている物件です。マンションにおける管理の大事さが改めてわかりますね。

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3. マンション選びにおける外観のチェックポイント

ここからは、マンションを選ぶ際に必ずチェックしておきたい外観のポイントを見ていきましょう。

3-1. 第一印象

細かいチェックポイントはこの後にご紹介していきますが、最初に見た時の印象が良いか、好きか嫌いか、清潔感があるかなど、第一印象でどう感じたかは重要なポイントです。
最初に感じた印象を覚えておくことは、物件購入を決断する際にも役立つためメモしておくとよいでしょう。

3-2. 外壁材の種類は何か

外壁の種類には、タイル、ALC、塗り壁、サイディングなどがありますが、それぞれ見た目だけでなく、メンテナンスや劣化しやすさなども異なります。

長期間にわたって劣化しづらくメンテナンスもしやすい素材であれば、外観は綺麗に保ちやすいと言えます。そのため、外壁に使われている素材の種類をチェックすることは非常に重要です。

素材の中でも特に人気のタイルは、30~40年の耐用年数があることに加えてメンテナンスも20年周期。品質や修繕と言った面でも優れており、見た目に高級感もあるため、人気の素材であると言えます。

また、素材と併せて外壁の色も重要なポイントです。あまり奇抜な色ではなく、ブラウンやベージュ、グレーといった落ち着いたトーンの外壁が人気となるため、選ぶ際にもチェックしておきましょう。

3-3. 外壁にひび割れや汚れはないか

マンションは管理が重要ということは先述した通りですが、外壁がきちんと定期的なメンテンスがされているかは必ず確認しましょう。修繕計画がきちんと立てられ、実施されていれば外壁の修繕も必ず行われているはずです。

外壁の補修のタイミングは種類によっても異なるため一概に言えませんが、物件見学の際には以下の点に気をつけて外観を確認してみてください。

  • 外壁やコンクリートにひび割れがないか
  • 埃や砂、汚れがそのままになっていないか
  • タイルの欠けはないか
  • 塗装の剥がれはないか
  • 外壁に白い粉がついていないか
  • タイルの間のコーキングが劣化していないか
  • 鉄部のさびや腐食はないか

3-4. 植栽の手入れが行き届いているか

マンションの外観を印象付ける要素として、外壁に加えて重要なのが植栽です。
植栽はマンションを魅力的に見せるだけでなく、きちんと手入れが行き届いているかを確認することで管理状況を把握することも可能です。

時間の経過や四季の移り変わりとともに、きちんと伐採や植え替えなどの維持管理が行われていなければ、せっかく良い植栽が植えられていても逆に外観の景観を損ねる要素になってしまう可能性があります。

植栽の手入れにはある程度のコストが掛かるため、長期修繕計画の予算として組み込まれているかということも確認が必要ですね。

3-5. 1階エントランス等の清掃状況

そして、外観を印象付ける要素として忘れてはいけないのが1階のエントランス部分です。エントランス部分のデザインや雰囲気も重要ですが、やはり清掃や手入れが行き届いているかを確認することが重要です。ここでも管理状況を確認することができますね。

また、外から見える部分として、駐車場や駐輪場などがどのように使われているかもチェックしておきましょう。管理状況に加えて住民のマナーもわかりやすい箇所です。

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4. まとめ

今回は、マンションの外観について詳しく解説してきました。

資産価値にも大きく影響する要素ですから、印象に加えて管理やメンテンナンスがきちんと行われているかといった点も十分にチェックしましょう。